「熊本から目指せJ」新監督は、柏レイソル前監督池谷友良氏に。

熊本、KKウイングスタジアム。

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熊本もいよいよ本格的に動き始めてきましたよ。熊本日日新聞より。
http://kumanichi.com/news/local/main/200411/20041120000030.htm

●「熊本にJリーグを」 設立チーム監督に池谷・柏レイソル前監督
「熊本にJリーグチームを」県民運動推進本部(永野光哉本部長)が来季に設立するサッカーチームの監督に、J1柏レイソル前監督の池谷友良いけや・ともよし)氏(42)が就任することが十九日、分かった。
池谷氏は静岡県出身。浜名高〜中央大〜日立製作所(現柏レイソル)でMFとして活躍。一九九二年に現役引退した後、柏のヘッドコーチやU―15日本代表コーチなど務め、日本代表の玉田圭司、元日本代表の明神智和などを育てた。今年二月には柏レイソル監督に就任。第1ステージ15位で、七月に成績不振を理由に辞任した。
池谷氏は「指導者としてもう一度Jリーグを目指したい。真っさらなチームというのも魅力だった。熊本は知らないところだが、ジュニアの基盤もしっかりしているし、J入りを目指す熱意がある。選手が一人もいないので分からないが、プロとしての技術に加え、戦う姿勢を全面に出すチームをつくりたい」と話している。

長きに渡ったコーチキャリアを基に初監督に挑んだけれど、思うような成績が残せなかった池谷氏。しかし、その半年間で味わった悔しさと学んだ知識と経験を活かす挑戦権を、早々に得たことになった。

同推進本部は八月から(1)確実に3年でJ入りできる指導力(2)県民にPRできる知名度(3)日本協会公認のS級コーチライセンスを持つなどを基準に、監督候補をリストアップし、同氏と交渉を重ねていた。十二月中に設立予定の運営会社発足後に正式契約する。監督が決まり選手獲得のセレクションの実施など、来季へ向けたチームづくりが急ピッチで進みそうだ。

九州リーグ所属のアルエット熊本を母体にするとはいえ、一からチームを作り上げて3年でJリーグ入りを目指す重責を負う形。試合ごとの結果も、チームの伸びしろも要求される大変なミッションであるけど、監督冥利につきる仕事であるのも間違いない。まだまだこれから経験を積んでいく若い監督でもあるし、「第2の反町」「クマモト現象」の実現を。池谷氏に関して、同じく熊本日日新聞は好意的な記事を載せていますよ。
http://kumanichi.com/lsports/20041120/kiji2.html

●池谷氏 若手指導力に定評
19日、「熊本にJリーグチームを」県民運動推進本部が進めるサッカーチームの監督就任が明らかになった池谷友良氏(42)。日本協会の田嶋幸三技術委員長は「若手を育てる指導力は日本でも数本の指に入る」と評価する。
29歳で現役引退。その後、柏レイソルのコーチとしてジュニア育成などに力を注いだ。1997(平成9)年に日本協会公認のS級コーチライセンスを取得。そのテストを見た田嶋技術委員長は「実技で一番難しいテストと言われる『修正』のテーマをほぼパーフェクトにこなした。ドイツのコーチも驚いたほど」と振り返る。
2002年、柏レイソルの監督代行に就いた2試合で、「ジュニアのころから見て力は分かっていた」と、それまでベンチを温めていた玉田圭司を先発に抜てきし、日本代表への足掛かりをつくった。田嶋技術委員長は「与えられた戦力をうまく伸ばす指導が持ち味。コーチとして国籍の違う7人の監督を支えた経験もある。ジュニアの人脈も持っているし、これからのチームにはふさわしい指導者」と見る。
選手時代はMF。サッカーどころ静岡の浜名高で頭角を現した。日本代表経験こそないが、中央大、日立製作所と名門で活躍した。中央大の1つ先輩の大久保孝祐さんは「小さな体でよく走るファイターだった。性格はまじめで几帳面」と話す。池谷氏から電話で「熊本に懸けたい」との決意を聞いた大久保さんは「何とかJに上げたいという気持ちのようだ。彼がチームづくりに集中できる環境をつくってほしい」と話している。

先輩のエールはともかく、お褒めいただいているのが「田嶋いいんちょ」であるところがちょっと不安だけど(笑)、ガンバレ池谷新監督。