「高崎競馬場跡地をサッカースタジアムに」署名運動が始まる。

SH772004-12-23

関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040328#p1http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040403#p1に。
ザスパ草津天皇杯準々決勝は19日の13時からでしたが、そのころ高崎市ではこんな活動が。上毛新聞12月20日付より。

●「競馬場跡地にサッカー場を」 高崎で署名活動
高崎市サッカー協会(井上雅行会長)は十九日、同市中心街で「高崎競馬場跡地にサッカー場建設を求める署名」の活動を開始した。
同日の署名活動には、協会に所属する少年サッカー関係者ら百五十人が参加。高崎駅の東西口や中心部の百貨店前、繁華街などで、通行する買い物客や家族連れなどに「サッカー場建設に協力を」などと呼びかけ、署名を求めた。
同協会によると、街頭での署名活動のほか、サッカー関係団体などに署名用紙を発送済みで、今後は商工業関係などにも署名を呼びかけていく予定と説明。十万人を目標に署名を集め、県や県議会にサッカー専用グラウンドの建設を求めていくとしている。

高崎市サッカー協会公式はこちらから。署名趣旨と署名用紙も。http://www.fatakasaki.com/
高崎競馬関係者の方々がライブドア絡みもあって存続運動している最中に、こういう活動は出来ないから、廃止が正式に決まった後から動き始めるのは判る。しかし、本格的な活動・アピールはせめて最終レースが終わってから、年を越してからでも良かったんじゃないかな。署名活動は来年2月くらまでを予定されているそうで。ちなみに高崎市行政はこのテーマに関しては、公式HPの「市民の声・高崎競馬場跡地をサッカースタジアムに」に答えて。

●回答担当:市長公室 企画調整課
9月28日、小寺群馬県知事が県議会一般質問(県議会議員からの質問)の答弁で高崎競馬の廃止を決断しました。
ご指摘のように、高崎競馬場は、群馬県の玄関口であるJR高崎駅東口近くに位置し、この恵まれた環境を活かした開発が必要であると考え、高崎市では、すでに庁内ワーキングチームによる跡地利用の検討を開始しています。
競馬場の土地は、群馬県高崎市、競馬組合及び民間所有者の4つの形態に分かれて点在しているため、今後は、地権者の意向を把握しながら群馬県と協議していく予定です。
ご提案の「サッカースタジアムの建設」は、利用計画の一つとして検討していきたいと思います。

検討する、とのことでいまだ調整中。跡地をそのままの広さで使用できるかどうかも不明だからなあ。加えて高崎競馬の累積赤字は50億円以上もある。このあたりの処理(もちろん税金)で県も市も頭が痛いところで、その状況下で経済効果も不透明な、数十億円はかかると思われるサッカースタジアムの建設は現実的な案だろうか。競馬事業廃止の理由を「赤字が莫大な金額まで累積したから」は確かに県民税を納めている身からすれば、とりあえずうなづける話だけど、再開発事業はぜひ、県財政の圧迫を最小限度に抑えていただきたいところ。
また、外野の人間なので詳しい内側は判らないのだけど、群馬FCホリコシもこの署名活動に加わっても良いと思うが。せっかく高崎市を事実上ホームタウンとして活動していて、06年からJ加盟を目指し、天皇杯でJ1クラブを破る立派なチームを保有するというアピール材料も得たのだし。もう少し踏み込んで云ってしまえば「こんなに良いチーム*1を作って、J加盟を目指すと公に発表しているのだから、もうちょっと高崎市とか周辺にアピールして欲しい」なのよ。

*1:選手個々とチーム組織はさすがJを目指す、という名に値すると思う。