新春ドリームマッチ群馬2005。

SH772005-01-06

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今季からJ2に参戦するザスパ草津群馬県出身Jリーガーチームとの親善試合「新春ドリームマッチ群馬2005」が、1月4日に群馬県サッカー協会の主催で行われた。まずはその前夜祭の記事から。1月4日の地元紙上毛新聞より。

●きょう サッカードリームマッチ
きょう4日に前橋・県営サッカーラグビー場で行われるサッカーの新春ドリームマッチ群馬2005の前夜祭が3日夜、前橋市内のホテルで開かれた。対戦するザスパ草津(J2)のメンバーと本県出身Jリーガーら約100人が出席し、試合での健闘を誓い合った。

試合に参加した全選手が出席していたとすると、J加入が内定している細貝萌後藤涼など5選手も合わせれば、群馬県出身のJリーガーが24名集まっていた計算になる。療養中のザスパ草津の大谷圭志や、アルビレックス新潟山口素弘など参加していない選手もいるので、現役全選手では30名以上はいるだろう。これだけ才能を輩出しているのだから、やはり地元にJクラブが出来て良かったと思える。この現場はかなりの同窓会風味だったろうし、高校サッカー選手権で勝ち進んでいた前橋商業のことも話題にあがったのだろうか。

主催者を代表して県サッカー協会の谷津義男会長が「県民に感動を与えられるゲームを期待します」とあいさつ。両チームの出場予定選手が一人ひとり紹介された。
ザスパで最後の指揮を執る植木繁晴総監督は「勝って締めくくりたい」と述べ、本県出身Jリーガーチームの奈良知彦総監督(藤岡工高教頭)と山田耕介監督(前橋育英高)は「ザスパ相手にいいプレーを見せたい」と夢の対決にかける意気込みを語った。ドリームマッチは午後1時キックオフ(午前11時半開場)。

ザスパ草津のJ加盟記念試合であり、同時に植木繁晴監督の最後の指揮試合でもある。またJリーガーチームを率いるのは長らく前商を率いてこられた奈良監督と、前育の山田監督が指揮することに。幾多の選手を育て、指導するチームを何度も全国の舞台に立たせてきている名将二人。Jリーガーを戦力とした本気采配を見てみたくもあるけれど、まあそれは正月の夢ということで。
さて自分は、試合当日は午前10時半ごろ会場着でスタンド席当日券(\2500円也)を購入。開場は11時半だけど、スタンド席入口には100人程度、芝生席入口には300人近い行列が出来ていた。(入場者数は4587人と後に発表)行列はどんどん長くなっていくので開場時刻は早まって11時10分に。またこの試合は県サッカー協会主催試合のためか、飲食物販売店がひとつも出店していない。これを予想して昼食はコンビニで購入しておいて良かった良かった。ザスパホーム側に陣取ると、バックスタンド(芝生席)側に、お馴染みのザスパ草津の横断幕に加えて、アビスパ福岡所属(広島からレンタル移籍)の松下裕樹鹿島アントラーズ所属の青木剛の横断幕も掲げられた。
試合開始1時間前になってもどちらのチームもアップすら始めないので、どうなっているのかと思い始めた12時10分くらいから両チームの選手がバラバラと出てきて、アップ、1対1のパス交換、数名でのパス回しの練習を順次行う。ザスパイレブンも普段と違う順序も決まっていない試合直前の練習風景に、親善試合の空気を感じる。会場全体の雰囲気も、JFLリーグ戦のピリピリした緊張感はなく、正月気分&相手も群馬Jチームという身内気分もあって、とてもマターリ。
アナウンスで出場を予定していた横浜Fマリノス松田直樹清水範久の欠場がアナウンス。Fマリノス岡田監督からの完全休養指令もあり、事前からウワサになっていたのだけど、やはり残念。
試合開始前に、今季からJリーグクラブ加入が内定しているDF青山直晃(前育→清水)MF細貝萌(前育→浦和)FW吉澤正悟(前育→新潟)MF後藤涼(前育→草津)DF柳沢宏太(前商→東海大草津)の5名の紹介と花束贈呈が行われた。Jへ旅立つ若きJリーガー1年生たちの壮行試合としても、この試合は意義深いものになったと思う。
さてキックオフ時の両チームメンバーとフォーメーションを。まずはザスパ草津から。

ザスパ草津 スターティングメンバー
GK:22小島伸幸
DF:2籾谷真弘・3小田島隆幸・17小川雅己
MF:6鳥居塚伸人・7佐田聡太郎・8小久保純・18寺田武史・28山口貴之
FW:14佐藤正美・27吉本淳
サブメンバー
GK:1北一真 DF:4依田光正・25柳沢宏太
MF:10高須洋平・15山崎渡・24後藤涼
FW:13宮川大輔・16堺陽二・34酒井良
●前半フォーメーション(3−5−2)
−−−佐藤−−吉本−−−:宮川・堺・酒井
−寺田−−山口−−佐田−:高須・山崎・依田・後藤
−−鳥居塚−−小久保−−
−小川−小田島−−籾谷−:柳沢
−−−−−小島−−−−−:北

シーズン中でも度々見られた3−5−2。群馬県出身選手の5名は揃って先発した。しかしザスパは本当にボランチ成分が不足しているクラブだなあ。大谷くん、早く帰ってきてくれ〜。

群馬県出身Jリーガーチーム スターティングメンバー
GK:12常澤聡(前育/東京V)
DF:4坪内秀介(前育/神戸)24青木剛(前育/鹿島)26小暮直樹(前育/G大阪)
MF:14佐藤一樹(前商/広島)15大野敏隆(前商/柏)22松下直樹(前育/福岡)27茂原岳人(前育/柏) 
FW:10樹森大介(前商/水戸)11相川進也(前育/札幌)19石原直樹(高経附/湘南)
サブメンバー
DF:17松本大樹(前商/大宮)23青山直晃(前育/清水)29石亀晃(前育/大宮)
MF:9細貝萌(前育/浦和)28中町公祐(高崎/湘南) 
FW:18吉澤正悟(前育/新潟)
●前半フォーメーション(3−5−2)
−−−樹森−−相川−−−:
−佐藤−−大野−−石原−:吉澤
−−−松下−−茂原−−−:細貝・中町
−坪内−−小暮−−青木−:松本・青山・石亀
−−−−−常澤−−−−−:
●上記の出身高校変換モード
−−−前商−−前育−−−:
−前商−−前商−高経附−:前育
−−−前育−−前育−−−:前育・高崎
−前育−−前育−−前育−:前商・前育・前育
−−−−−前育−−−−−:
●上記の04年所属クラブ変換モード(新人は来季より所属のクラブ)
−−−水戸−−札幌−−−:
−広島−−柏−−−湘南−:新潟
−−−福岡−−柏−−−−:浦和・湘南
−神戸−−G大阪−鹿島−:大宮・清水・大宮
−−−−−東京V−−−−:

キックオフ時には大野敏隆がFWの位置に。全体の兼ね合いで青木剛がDFに。「DF中央に入ってリベロ」を要求しなかったのは、さすが恩師の山田監督といったところか(笑)。ボランチより後ろの6人は、何気に全員が前橋育英だったり。プロレベルで前育サッカー? 午後1時キックオフ。

オフ中の群馬Jチームをこの日まで練習していたザスパ草津が押す展開かと思ったが、イキナリ群馬Jチームに押されっぱなしの展開。
_| ̄|○ 樹森、お正月からやるチェイシングじゃないぞ。(上の画像参照)
群馬Jチームのツートップは前線から激しいプレス、MF大野を軸とした中盤はボールを支配し、DFはキッチリ体を寄せてくる。「前橋商業に大野あり」と謳われた大野敏隆のテクニシャンぶりは相変わらず。大野がボールを持つとFWトリオの樹森大介相川進也石原直樹ザスパDFラインの裏をとるべく一斉に動き出し、また彼らが生んだスペースに大野自身が切り込んでパス&ゴー、ダイレクトパスの応酬であっと云う間にゴール前に迫ってくる。ザスパDF陣が親善試合モードの寄せだとはいえ、現役Jリーガーは即興でこんなにパスがまわせるものなんですかね。会場からは驚嘆のどよめきも。このあたりを上毛新聞記事では。

●レベルの高さ随所に披露
ドリームマッチのために“特別編成”された県出身Jリーガーチーム。地元へ戻っての凱旋試合で随所に質の高いパフォーマンスを見せた。指揮を執った山田耕介監督(前橋育英高)が「要所要所でおもしろいプレーがあった」と語ったように、現役Jリーガーらしい動きで観衆を沸かせた。
MF大野敏隆(柏)が個人技で相手守備を翻ろうし、相川進也(札幌)、石原直樹(湘南)の両FWはスピードを生かした突破を見せた。即席チームとは思えないパスワークも披露するなど、レベルの高さを感じさせた。
出場を楽しみにしていたという大野が「見ている人も点が入ったのでよかったのでは」と語れば、MF青木剛(鹿島)は「こういうゲームに呼んでもらい、たくさん応援されてうれしかった」と思い思いのプレーに満足そう。
現在はシーズンオフだが、もうすぐ今季に向け始動する。入団1年目の昨季から出場機会を得たMF中町公祐(湘南)は「J2でやれるという自信は持てた。でも2年目が大事」と飛躍を誓っていた。

開始3分でMF大野がシュート、6分にはDF坪内秀介のオーバーラップとMF松下直樹がキッカーを務めたCKなどの猛攻が続き、12分にはFW石原のサイド突破からのクロスをFW樹森が絶妙にコースを変えて、ゴール前のFW相川に渡す大きなチャンスも。これはシュートが逸れて得点ならず。このプレーの後、前半13分でGK小島伸幸北一真と交代する。さすがにまだ右ヒザは痛い模様。スタジアム全体に手を振って挨拶する小島に大きな拍手が。ゆっくり治して下さい。北が入った直後にも大野のパスから攻め上がってきたMF佐藤一樹がシュート。まったく攻め圧力が弱まらない。
ザスパも11分にMF小久保純のシュート、14分にはMF山口貴之とのパス交換でMF寺田武史が左サイドを突破してFW吉本淳にクロスをあげるなどがあったが、群馬Jチーム優位の展開が続く。
前半17分、ザスパDF陣が、大野にサイドのドリブル突破からのペナルティエリア侵入を許してしまい、判断良くゴール前につめた樹森へマイナスのクロスをあげられる。DF籾谷がコースに入るが、体に当たったボールはゴールへ。樹森が押し込んで群馬Jチームが先制点。記録はモミーニョのオウンゴールになったけど、樹森の得点でも良かったんじゃないかな。モミーニョも新年最初のゲームでオウンゴールとアレでナニな感じだけど、気を取り直して合宿に向かうべし。
マターリな親善試合とはいえ、先制点を許したザスパ草津はようやく反撃開始。24分にMF寺田のクロスにFW佐藤正美のヘッド(本日のトップ画像参照)、27分にMF山口のミドルシュートは枠を捉えるコースも、つめていた佐藤正美に当たって枠外へ。30分の山口のFKもクロスバーの上へ。
前半30分を過ぎると、さすがオフシーズン中の群馬Jチームの運動量も落ちてくる。そこでザスパの植木監督はFW吉本を下げてFW宮川大輔を投入する。宮川はピッチに立つとすぐに積極的な動きを見せる。このあたりはニッカン1月6日付より。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-050105-0006.html

プロ意識がほとばしった。0−1の前半30分、ザスパ草津のFW宮川は交代出場すると、いきなり最前線で猛然とスライディングタックルを仕掛けた。「空気を変えたかった」と群馬出身JリーガーチームのDFラインにシーズン中さながらのプレスをかけ、ピッチ上に漂っていた「お正月気分」を吹き飛ばした。

「お正月気分」は、よりどちらかと云えば、ザスパ草津側にあったと思われますが。_| ̄|○

激しいプレーには理由があった。宮川は試合後「プロですから。これだけのお客さんが来てくれているのに、全力のプレーを見せないのは申し訳ないことだと思う」と話した。実はザスパ草津にとってこれが記念すべきプロ初戦だった。選手たちは旅館などで働きながらプレーしていたが、年末年始の集客ピーク期が終わる前日の3日を仕事納めにしていた。宮川は「3年間サービス業に携わって、お客さんのありがたみをしみじみと感じることができた」と兼業の日々を振り返った。草津ナウリゾートホテルで接客に従事していた3年間が、宮川にプロ以上の「プロ意識」を芽生えさせていた。

ウエイトを絞った宮川は主にJFL後期に活躍した選手。この試合でのコメントも立派だし、3年間の兼業という環境は、人間的な部分のさらなる成長を促したのかな。試合では記事どおり、積極的な前線からの守備と、投入直後の3分間で2本のシュートを放つなど、流れをさらに引き寄せるプレー。また、この頃から敷島名物の赤城颪が強くなり、風下の群馬Jチームのパスやロングボールが風に押し戻される。36分、前に蹴ったはずのクリアボールが、ほぼ垂直に落ちてきたところをMF山口がダイレクトミドルシュートを放って同点に。さらに37分、DF小川からのパスを山口と宮川のパス交換でゴール前に迫り、宮川が逆転弾を放って2−1、41分には右サイドを崩した小久保からのクロスを宮川が頭で合わせて3−1とする。
GK常澤は約10分間で3失点と気の毒なことになったけど、彼の責は少なめ。どれか1本でも止められたら良かったなあ、くらいフリーかつ強風の風下で撃たれつづけていたし。その後もザスパ優勢で試合を進めて前半は終了、直前の前半43分にMF山口にかわって山粼渡が出場する。山口さんもお疲れさまでした。
ハーフタイムには、先着4000名に配られた出場メンバーリストに記載されたナンバーで豪華景品があたるプレゼント抽選会が実施。当選ナンバーを決める(箱の中に入れられた番号付のピンポン?ボールで決定)係は鹿島の青木剛が担当した。強風と段取りの悪さの中でも笑顔でこなしてくれた青木はエライ。慣れないDFを務め、フィード以外では前半あまり目立てなかったけど、気持ちを切り替えて笑顔を見せられるは、さすがプロだ。
後半開始。ザスパ草津と群馬Jチームともにメンバーをかなり変更してくる。後半は「新人Jリーガー壮行試合」モードに。まずはザスパ草津のフォーメーションから。

ザスパ草津 2ndハーフメンバー
GK:1北一真
DF:2籾谷真弘・6鳥居塚伸人・25柳沢宏太
MF:7佐田聡太郎・8小久保純・15山崎渡・18寺田武史・24後藤涼
FW:13宮川大輔・14佐藤正美
サブメンバー
DF:4依田光正 
MF:10高須洋平 
FW:16堺陽二・34酒井良
●後半フォーメーション(3−5−2)
−−−佐藤−−宮川−−−:堺・酒井
−寺田−−後藤−−佐田−:高須・依田
−−−山崎−−小久保−−
−籾谷−鳥居塚−−柳沢−:
−−−−−北−−−−−−:

山崎がボランチに下がって、ルーキーのMF後藤涼がトップ下に。DFルーキーの柳沢宏太が右CBに入り、鳥居塚キャプテンが3バックの中央に。親善試合でもなければ見られない布陣の出来あがり。後藤と柳沢のパフォーマンスに注目が集まる。つづいて群馬県出身Jリーガーチームは。

群馬県出身Jリーガーチーム スターティングメンバー
GK:12常澤聡(前育/東京V)
DF:4坪内秀介(前育/神戸)23青山直晃(前育/清水)27茂原岳人(前育/柏)29石亀晃(前育/大宮)
MF:9細貝萌(前育/浦和)18吉澤正悟(前育/新潟)24青木剛(前育/鹿島)28中町公祐(高崎/湘南)
FW:11相川進也(前育/札幌)15大野敏隆(前商/柏)
サブメンバー
DF:17松本大樹(前商/大宮)
●後半フォーメーション(3−5−2)
−−−大野−−相川−−−:
−吉澤−−中町−−茂原−:
−−−細貝−−青木−−−:
−石亀−−坪内−−青山−:松本
−−−−−常澤−−−−−:
●上記の出身高校変換モード
−−−前商−−前育−−−:
−前育−−高崎−−前商−:
−−−前育−−前育−−−:
−前育−−前育−−前育−:前商
−−−−−前育−−−−−:
●上記の04年所属クラブ変換モード(新人は来季より所属のクラブ)
−−−柏−−−札幌−−−:
−新潟−−湘南−−柏−−:
−−−浦和−−鹿島−−−:
−大宮−−神戸−−清水−:大宮
−−−−−東京V−−−−:

J1クラブ入りの3新人が揃って登場する。新人DF青山直晃と、大宮のDF石亀晃がピッチに入ったことで、青木が本職ボランチの位置に上がれることに。青木&細貝の前橋育英が生んだ良ボランチ、夢の競演なのもこのゲームならでは。
後半早々にザスパが宮川の崩しから、攻めあがった寺田のゴールで4−1、後半14分にFW佐藤正美と宮川、MF寺田に替えて、FW堺陽二と酒井良、MF依田光正が投入された。群馬Jチームはともかくザスパ草津も、新人投入と普段にない布陣のため組織的な攻守は減ってしまい、後半20分くらいまでは、一進一退というかバラバラの展開に。
群馬Jチームは3−5−2が基本ながら、相川のワントップ気味で大野、中町、吉澤がポジションをコロコロ入れ替えてプレーしていた。大野は後半は運動量節約モードに切り替わり。さすがにオフでのエンジン全開プレーは90分ツライか。それでも後半19分、群馬Jチームは相川からのパスで大野がゴール前に迫る好機をつくるが、GK北がキャッチ。パントキックを蹴ると同時にGK北が「あ”!」の声。風下とはいえ、あまりに力なくボールはセンターサークル付近の大野の前に。大野はそのまま送り返すようにループシュート、ボールはクロスバー直撃で観客がどよめく。大野は横にきた鳥居塚と互いに苦笑しながら顔を見合わせていた。北くんガンバレ。今季はJ2だぞ。
この頃からは無理に組織的な展開を求めず、新人が伸び伸びと目立つプレーを始めた感じ。細貝くんのミドルシュートや身体能力の高い守備力*1を見せると、FW吉澤も高速ドリブルで25分、ザスパの選手を3人抜いてシュート、33分にもドリブル突破からシュートまでプレーを繋げた。まだまだ荒削りだけど、ゆくゆくはスゴイ選手になりそうな期待を持たせてくれた。負けじとザスパに加入する後藤涼もスピードあるドリブルで果敢に仕掛け、持ち味を出すプレーをみせた。今季のザスパでのプレーが楽しみだ。
後半33分、大野に替えて、大宮アルデイージャの松本大樹がピッチに入る。松本は今季限りで引退、大宮の育成コーチ就任がすでに公式発表されている。*2交替時に大野が松本にソックスを脱いでヒザ当てを渡していた。大野流の手向けなのかな。大野も柏の入れ替え戦で貴重な先制点を挙げたことだし、今季もそのテクニックで柏でガンバレ。この日も絶対に大野ファンが増えたこと間違いなしのパフォーマンスだった。お正月からアリガトウ。
疲れはあるものの、群馬Jチームも最後の頑張りで後半35分、柏のMF茂原のスルーパスに相川がゴール前に飛び出しGKと1対1に。止めきれなかった鳥居塚キャプテンがPKを献上、相川自身がキッチリ決めて4−2とする。直後も茂原から攻めあがった松本へ展開、サイドからクロスを上げる。これを上背もある吉澤がヘディングを枠に飛ばすもGK北が正面でキャッチ。41分にも吉澤が北と1対1の場面を作るもここもセーブした。やれば出来るのよ、北くんは。最後に相川がループシュートを狙うも外れてゲーム終了となった。相川も90分フル出場でお疲れ様。県内サッカーファンもその頑張りには充分満足させてもらった。・・・まてよ。今季を見越しての威力強行偵察か!( ̄□ ̄;)ザスパコンサドーレは4度も対戦するし!( ̄□ ̄;)
相川進也は知能犯!知能犯FW!( ̄□ ̄;)(←犯罪ではないし)*3
試合終了後に植木監督を先頭にグラウンドを選手がまわり、ザスパ草津サポとの別れを惜しんだ。引き上げる群馬Jチームの選手たちも植木監督に挨拶をしていったところは、さすが体育会系かな?
このあたりの模様はサンスポの1月5日付に詳しく。http://www.sanspo.com/soccer/top/st200501/st2005010505.html

草津・植木監督、ドリームマッチ飾り涙のラスト采配

ザスパ草津は4日、群馬・敷島公園グラウンドで行われた新春ドリームマッチで群馬県出身Jリーガーと対戦。昨季限りで退任した植木繁晴前監督(サンケイスポーツ専属評論家)が指揮する最終試合をFW宮川の2得点などで、4−2と白星で飾った。試合後は『植木コール』の中、グラウンドを一周。選手やスタッフから胴上げされ、感謝の意を込めた生卵が浴びせられた。植木監督は涙を浮かべ「気持ちよく現場を離れられる。今後は(別の立場で)面倒をみていきたい」。今後は草津のアドバイザーに就く予定だ。
▼ドリームマッチ(群馬県敷島公園
ザスパ草津 4−2 群馬県出身Jリーガー
得点者
▼ザ=山口、宮川2、寺田 ▼群=O・G、相川

植木監督、お疲れ様でした。このゲームは運営面での手際の悪さもあったけれど、お正月から楽しいイベントでありました。今後も定例化をお願いしたいですね。ザスパも今季J2での厳しい戦いが待っているけれど、この日参加してくれた群馬県出身Jリーガーもそれぞれのステージで戦いがある。みんなガンバレ。

*1:売りとさせる攻撃の展開力より高い能力があるんじゃないかな。日本代表でルックスも良好な細貝萌くんの活躍で黄色い声援も増量増量。「はじめ〜」とか「はじめく〜ん」とか。やっぱり格好良い選手だからなあ。

*2:また樹森大介佐藤一樹、松下直樹も契約満了で、移籍先はまだ発表されていない。松下はレンタル移籍先の福岡が契約してくれそうだが。この日の樹森と佐藤はさすがJリーガーレベルのプレーを見せてくれたし、ザスパに加わってもらえれば有り難いのだけれどなあ。

*3:相川は佐田とセットプレーの時、カウンター要員、カウンター警戒要員としてセンターサークルで並んでいた。その時何事か話し込んでいた。同期だけに積もる話もあるのかな。試合中だけど。