「長崎から目指せJ」V・ファーレン長崎の新体制詳細が発表。

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3月13日に長崎県からJリーグを目指す新チーム「V・ファーレン長崎」の体制が発表されましたが、長崎新聞にセレクション合格選手を含めた選手一覧も発表されました。
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/team/index.html

●九州リーグ突破へ V・ファーレン長崎の新体制発表
監督は有明SCの選手兼コーチとして九州リーグ昇格に貢献した岩本文昭氏(長崎銀行)。有明SCの植木総司監督(タツエイ)がコーチ、元Jリーガーの原田武男(元アビスパ福岡)と内田利広(元セレッソ大阪国見町役場)も選手兼コーチに就任した。原田はチーム唯一のプロ契約選手。主将は有明SCの宮崎真吾主将が引き続き務める。

アビスパ福岡原田武男はコーチ兼任で唯一のプロ契約選手であることが判りました。JFL時代のザスパ草津でもGK小島さんや鳥居塚キャプテンがコーチ兼任でサッカー専念していたことを思い出します。原田・内田両コーチも自身のプレーと経験を伝えることで、チームの力と意識を高めていって欲しいですね。

選手は33人。有明SCのメンバー16人に、2000年度に国見高で3冠を達成したMF田上渉(大商大)MF小嶺(日体大)DF堀川(鹿屋体大)ら新メンバー17人が加わった。3人は各大学の主将。堀川は本年度の九州大学リーグで最優秀選手に輝いている。

母体である有明SCからの16名+セレクション合格者など17名が加わって33名での出発となりました。国見高校3冠メンバーで、その後大学サッカーと主将を経験してきた新人3選手は期待ですし、これこそがV・ファーレンの強みであり財産ですよね。

V・ファーレン長崎 2005年メンバー(年齢・前所属チーム、有明SCは省略)
GK:田上豊(36歳)堤喬也(22歳・第一経大)三宅勝也(27歳)
DF:石本孝規(24歳)大濱誉(29歳・アルエット熊本)大村健太郎(21歳・ドランカーズ)
  税所義博(23歳・大商大)中村浩晃(22歳・A.CAZALEA)福田和弘(29歳)
  堀川純一(22歳・鹿屋体大)前田直俊(26歳)山口智博(19歳・ドランカーズ)
  吉田隆洋(23歳)

GK3名にDF陣は10名。新加入DFが6名と、かなりメンバーが変わったので守備戦術や連携の確認が必要そうですね。記事によると第一経大から加わったGK堤くんはアビスパ福岡ユース出身で、大学2年時に日本大学選抜候補に選ばれた逸材だそうで。

MF:小嶺栄二(22歳・日体大)田上渉(22歳・大商大)田上紘平(18歳・長崎南山高)
  田尻秀一(29歳・アルエット熊本)中村祐之(28歳)橋本憲具(22歳)
  前田修(27歳)宮崎真吾/主将(28歳)八戸寿憲(24歳)
  山形秀宙(25歳・熊本教員蹴友団)
FW:井石三郎(18歳・長崎南山高)宇土秀孝(26歳)島田健太郎(27歳)
  平井隆一郎(18歳・瓊浦高)松浦史典(22歳・アルエット熊本松本英正(33歳)
  森本晃一郎(28歳)綿谷昭宏(26歳・東芝イーグルス

MFとFWも新加入選手が約半分を占めることに。長崎県の国見高以外の高校を卒業した選手も多く見受けられますが、今季国見高を卒業して加入した選手はいないのですね。チョット意外。

熊本に誕生したプロチーム・ロッソ熊本の母体となったアルエット熊本からは、九州リーグを経験しているDF大濱、MF田尻、FW松浦の国見高OB3人。井石(長崎南山高)ら2月27日の選手選考会で選ばれた7人もメンバー入りした。

アルエット熊本に所属していた国見高校OB三名の加入は、九州リーグの経験者であることからしても大きな戦力ですよね。またセレクションで合格したのが7名と報じられていますので、ほか10名の新加入選手は長崎県サッカー協会や小嶺会長のスカウトということでしょうか。

チームカラーは青が基調で、練習は週4回を予定。初年度の予算は約6000万円を見込んでおり、国見町の(有)タツエイ内に事務局を置く。4月以降に法人の設立準備に入り、2005年度内の法人化を目指す。

チームカラーは青基調とのことですが、記者会見写真だと黒も使用されていますので、青と黒ともう一色くらいでユニやエンブレムがデザインされるのかもしれませんね。また初年度予算が6000万円と、すでにJFL並みの運営費が用意されています。今後さらに運営体制が強化されていくのでしょうし、V・ファーレン長崎は、今後のニュースも注目ですね。