J2第5節、徳島ヴォルティス戦。ザスパ草津Jリーグ初勝利。

SH772005-04-04

敷島公園の桜より先に、ザスパ草津サクラサク。J's GOALより。
http://www.jsgoal.jp/result/20050200030320050402_detail.html

●2005 J2リーグ戦第5節 4月2日(14:04/群馬サ/2,561人)
ザスパ草津 2−0 徳島ヴォルティス
得点者 48分:吉本淳草津)49分:吉本淳草津

ザスパ草津、この日のメンバーとフォーメーションは以下の通り。前節からの変更点は山崎渡が外れて吉本淳が復帰したことと、ボランチのスタメンが小久保から氏家に代わったところ。CBの控えは誰もおりまへん。オダジーとモミーニョの反則ゼロと負傷ナシを祈るばかり。
控えウォーミングアップの小島さんがいよいよ元気そうでなにより。前節はアウェイでの控えGK復帰でしたが、この日はホームでの復帰お披露目だったので歓声もひときわ大きいものでした。前日のスポーツニュースで「これ以上、下には落ちないからねー」と開き直り貫禄の発言。良く判らないがヒトを安心させるオーラが出てました。

ザスパ草津 スターティングメンバー(J2第5節vs徳島ヴォルティス
GK:29岩丸史也
DF:2籾谷真弘・3小田島隆幸・4依田光正・18寺田武史
MF:5氏家英行・6鳥居塚伸人・9山口貴之
FW:13宮川大輔・20吉本淳・24酒井良
●サブメンバー
GK:22小島伸幸 DF:16堺陽二
MF:小久保純 FW:7佐田聡太郎・11御給匠
ザスパ草津 キックオフ(4−2−3−1)
−−−−宮川−−−−:御給
−吉本−山口−酒井−:佐田
−−鳥居塚−氏家−−:小久保
寺田−−−−−−依田:堺
−−籾谷−小田島−−:
−−−−岩丸−−−−:小島

対する徳島ヴォルティスは。

徳島ヴォルティス スターティングメンバー(J2第5節vsザスパ草津
GK:21山口篤史
DF:2谷奥優作・3石川裕司・25谷池洋平
MF:5筒井紀章・6大場啓・8伊藤彰・11片岡功二・17秋葉忠宏
FW:10大島康明・13小林康剛
●サブメンバー
GK:30高橋範夫 DF:19小峯隆幸
MF:4鎌田祥平・14田中大輔 FW:18羽地登志晃
徳島ヴォルティス キックオフ(3−5−2)
−−小林−−大島−−:羽地
片岡−−伊藤−−大場:田中
−−筒井−−秋葉−−:鎌田
−谷奥−石川−谷池−:小峯
−−−−山口−−−−:高橋

おなじみの3−5−2。右SHの大場啓は体調不良の報道もありましたが、この日スタメン。J's GOALで前節にJ2のMVPに選出されていた左SHの片岡功二と併せて「ヴォルティスの両翼」が揃い、現状でのベストメンバーで臨んできました。
キックオフからの展開を追う前に、ここで試合以外の運営面での不満などをアレコレ書かかせてもらいますと。

●相変わらず公園駐車場がガラガラなのは、もはや仕様としても、この日午前中から野球大会が行なわれていた敷島野球場を囲むように、違法駐車が道路脇にびっしり。ちょうどザスパのレプリカユニで運転されていたクルマがその道に入ってくると、警備員が遮って遠方駐車場へ行くように指示していました。道路脇に並んでいるクルマの持ち主が野球観戦かサッカー観戦かお花見なのかは知る由もありませんけど、どうなのでしょう。またスタジアム入場口では「敷島周辺にぎわいマップ」を県行政の地域振興課のヒトたち? が配布。いったいなにをどうしたいのかと。ここに書かれたお店に行く足(自動車)がない観客がほとんどなのに。なにか悪い冗談につきあわされている気にもなります。
●この日は観客2,561人と開幕戦から半減。成績も振るわないけど、ここまでアクセスが不便なうえ、余分な交通費負担を強いていては今後も観客増加は厳しいでしょう。J規格の陸上競技場で試合が出来るようになり、収容座席が増えても交通不便が解消されるわけではありませんから、観客は2000〜4000人を上下するだけだと思われます。自分はともかく、ザスパ草津のこれからを思うと非常に頭の痛い問題になりましたね。
●スタジアムDJはこの日ザスパの選手名間違えず。FW吉本の名も活躍してくれたので覚えたことでしょう。なんとか無難にこなしました。でも、東北楽天の話とかはどうでもいいです。あとゴール裏のサポーターチームとの連繋を考えてほしいです。
●アシスタントDJは試合前、せっかくゴール裏に足を運んだのに、ゴール裏のまったり観戦さんにインタビュー。それじゃあメインスタでのインタビューと変わらないですね。サポーターチーム・コールチームリーダーさんとか湯もみ娘さんとかのメッセージで、ゴール裏の熱気を伝えていったほうが、スタジアムが盛り上がると思われます。あらゆる面の勉強不足も相変わらずで、そのうち「今日は勝ち点が3点しか取れなくて残念でしたね」と云い出しかねないイキオイなので、もう少しと云うよりは、猛ダッシュで頑張ってほしいところです。

さて、試合前に戻りまして。昨季13,000人以上の観客の前で戦った相手が敷島に再見参ということで、さすがにヴォルティスイレブンを印象深く覚えているヒトが多いらしく、ホーム側メインスタでも「大島だ、片岡だ、田中だ」などの名前が聞こえました。しかし、メンバー発表のアナウンスでは控えメンバー「GK、高橋ノリヲ」だけ拍手があちらこちらから発生。不思議そうに見ているヒトも多かったけど。(笑)
全国どこでもこういう歓待を受けるなら、ノリヲ選手はJでは希少な所属クラブに関わらず全国区で愛されている選手なのかも。「小島vsノリヲ」というマニア垂涎のベテランGK対決はこの日の敷島では実現しませんでしたが、ノーリガンもコジマニアも、みんながとりあえず(;´Д`)ハァハァできて、なによりの一日でした(笑)。ウォーミングアップの動きのキレていて、さすがベテランの集中力は違うと思わせてくれましたね。戦力的にもナイス補強。
14時4分にキックオフ。開始からダイレクトパスの応酬でビルドアップ、左サイドから崩していくザスパ草津。最後はゴール前へ走るFW宮川大輔にあわせるもシュートに到らず。この時ヴォルティスGK山口篤史と交錯し、その後山口は右ヒザをテーピング固定してプレー続行に。その後もややザスパ押し気味の展開ながら、ファーストシュートはDFラインをオフサイドすれすれで飛び出した相変わらず危険なFW大島康明。しかし、これは枠を捉えられませんでした。
相変わらず、と云えばヴォルティスカバーリングシステム。昨季の大塚製薬戦でもそうでしたが、早いパス回しでサイドにボールを運ばれると、3バックのニアサイドがチェック。ボールサイドのサイドハーフがフォローに下がり、逆サイドのサイドハーフもDFラインまで下がって絞りこみを行ってきます。DMF2名はあまりサイドへ寄せてきません。昨季と同じカバーリングがピッチで展開しているとき、思わずガッツポーズが出ました。ザスパの早いサイドへの展開に、このシステムで対応してくれれば、昨季と同様にヴォルティスの両翼は機能しづらくなります。
6分にFK、8分にCK、12分にゴール前の宮川めがけてオーバーラップしてきた依田からのクロスとザスパ押し気味の時間が続きます。ヴォルティスザスパの攻撃をリフレクトし、つなぐサッカーで攻撃を構築しようと試みますが、両翼が下がり気味のため、トップ下の伊藤彰が孤立する形となり、ここには守備の意識を強く持ったボランチ氏家英行が応対、ヴォルティスの攻撃の基点を無効化します。
守備の意識を強く持ちながらも、DFラインに吸収されるのではなく、中盤で相手攻撃をつぶし、味方パス回しの底として精度高いボールを配り、攻撃のアクセントをつけるなど、攻守両面を支えた氏家は、裏MVPの働きでした。開幕戦では動きが鈍く、その後は体調不良で出場していませんでしたが、復帰1戦目で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。また、この氏家の働きによって鳥居塚キャプテンが攻撃に積極的に絡むことが出来たことも、この日主導権を握って長く敵陣での攻撃を続けることが出来た要因になりました。
攻撃が続けられることによってDFラインも押し上げられ、DFラインが押しあがることによってコンパクトな中盤を作ることができ、セカンドボールを拾って攻撃を続けられる。攻守の良い相乗効果がこのゲームのザスパ草津には見られました。まだところどころに安易なミスもありますが、どうやら手塚監督のやりたいサッカーが少しづつ形になって気がします。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00017766.html
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00017770.html

Q:MF氏家の動きについては?
手塚聡監督(草津
「これまで鳥居塚と氏家は明確な役割分担を出していなかったが、今日は氏家をディフェンスに集中させ、相手のトップ下をケアさせた」
氏家英行選手(草津
「相手のトップ下を機能させないように、センターバックサイドバックと連携をとった。今日は、(守備的な)役割をハッキリといわれていたのでプレーしやすかった。今後も、鳥さん(鳥居塚)と話し合って、ボランチ二人でゲームをコントロールしていきたい。」

ザスパの攻撃を3バックの集中で凌ぎ、ヴォルティスもダイレクトパスで前線にボールを運びますが、ビルドアップにまで繋げることが出来ません。それでも13分にサイドから中央に切れ込んで片岡がロングシュートを放ち、CKに持ち込みます。ここから数分間はヴォルティスの攻撃をザスパが耐えることになりますが、ここも対応しきって16分にCKからのこぼれ球からカウンター攻撃を発動し酒井がサイドからペナルティエリアに進入してシュートまで持ち込みますがゴールならず。その後試合はザスパやや押し気味のまま推移していきますが、得点無く前半終了に。30分過ぎくらいから、両チームのDF陣がやや低い位置どりをしたことで、中盤に広いスペースが出来たので、カウンター合戦の様相もありましたね。
後半は両チームメンバー変わらず開始に。ヴォルティスはサイド攻撃がほとんど機能せず、2トップにもボールが渡らなかったところをどう修正してくるか、などと考えていた50分、前掛かりになったヴォルティスを下がらせるのはサイドへのロングボール、とばかり鳥居塚キャプテンから駆け上がる吉本淳にフィード。吉本はサイドを上がり、SH大場のマークを受けながらも、ゴール前に早く低いクロスを撃ち、これに反応したヴォルティスDF谷奥優作、ザスパMF山口貴之、FW宮川の3人がゴール正面に飛び込みます。3人がGK山口の視界を遮り、誰も触れなかったボールはGKの脇を抜けてゴール。意外な形での先制点でザスパが1−0のリードを得ます。もちろん攻勢を強めるヴォルティスに対してザスパは中盤からプレス、MF山口が前方に弾いたボールが吉本に渡ります。DF2人にはさまれる形になりましたが、吉本は2人が当たりにこないことからロングシュートを選択、シュートは美しい軌道を描いて、ゴールネットに突き刺さりました。2−0。ノッてる吉本は全てが積極的でかつウマくいきますね。スポニチによると練習中に左ふくらはぎを傷めて、まだ痛みがあるなかでの出場だそうなので、気をつけてプレーを続けてもらいたいですね。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00017766.html

手塚聡監督(草津
「京都戦(第2節)で退場(レッドカード)後、今日が初めての起用だった。1点目はクロスだと思うが、ゴールに向かっていったことがゴールにつながった。2点目もゴールに向かう姿勢が良かった。シュートを狙っていくというプレーが、すべての選手に必要だと思う」
吉本淳選手(草津
「1点目は、早いクロスを上げたつもりがゴールに入り、「ラッキー」と思った。2点目は思い通りのイメージのシュート。キーパーが前に出ているのは、試合中に確認していたので思い切って狙った。」
小林康剛選手(徳島)「前半までは、そこそこやれたという印象だったが、後半の早い時間に点を取られて、チームの勢いが止まってしまった。2点取られてから、うちもリスクを負って攻めたがうまくいかなかった。自分のプレーに関しては、すこし思い切りがなかったと思う。」
●伊藤彰選手(徳島)
「前半は0に抑えていたが、ちょっとした気の緩みから失点してしまった。攻撃の場面で、自分を含めた前の3人がキープできなかったのがリズムを作れなかった原因。セカンドボールも拾えなかった。」

試合はこの後、2点差を追うヴォルティスが攻勢、DFラインを低くとったザスパがカウンターで追加点を狙う展開で推移します。トップ下の伊藤にボールが収まらない徳島はボランチ秋葉の攻撃参加も見せますが、2トップへのパス供給が単調になりすぎ、ザスパDF籾谷真弘が再三の好判断でカット、大きくクリアーして攻撃の芽をつぶしました。自慢のサイド攻撃もザスパのサイドへのロングボールへのケアでどうにも有効に展開できません。それでも58分に片岡のクロスに、ファーサイドでノーマークで大場がゴール前に折り返す、両翼が連動した攻撃がありましたが、肝心のフィニッシャーがおらず、得点できず。直後にFW大島のボールの空中コントロールからボレーシュートもありましたが、これが岩丸が正面でキャッチしました。ヴォルティスのゴール前得点機はこの2つが最大で、決定的なシュートシーンまでは試合終了までありませんでした。
ザスパも66分にカウンター、ロングボールをゴール正面で受けた吉本が飛び出たGK山口の脇を抜いてボールを流し込みますが、力なく、ゴールに入る前に片岡にクリアーされてハットトリックならず。それにしても片岡功二は運動量、スピード、クロス精度が高しと良い選手ですな。
72分にヴォルティスはMF伊藤彰に代えて田中大輔、FW小林康剛に代えて羽地登志晃を投入します。田中はやや低い位置でボールをキープすることを心がけているようで、サイドの上がりをまって攻撃を組み立てます。また羽地はフェイスガードをつけた状態でプレー。前節に頬骨骨折で手術を医師に勧められているそうですが「FWが不足している。顔の形が少しくらい変わっても構わない」とコメントする気迫あふれるフォワードだけに、なんとかシュートまで持っていこう、と云うがむしゃらさが伝わりました。詳しくは徳島新聞4月2日付より。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0402.html

●FW羽地が左ほお骨折 2日草津戦、手術せず先発へ意欲  
前節の鳥栖戦で今季初得点を決めたFW羽地は、試合中に左ほお骨を3カ所骨折していた。しかし「けがには負けていられない」と、先発出場へ意欲をのぞかせている。
羽地は鳥栖戦後半27分に途中出場。ピッチに立った直後、浮き球を競り合った相手DFの額が顔に直撃し、ほお骨を折った。医師には「完全に治すには手術が必要で全治2−3カ月」と診断された。
しかし、徳島のFWは林を故障で欠き、3人しかいない。「自分が戦列から離れると2人になる。少しくらい顔の形が変わっても構わない」と、手術を受けないことを決めた。
今週の練習は衝撃を和らげるため、フェイスガードを着けて参加。ヘディングや競り合いも普通にこなした。「痛みがないわけではない。でも、今は得点と勝利を求める気持ちが勝っている」。

疲れていない二人が入り、DF陣が押しあがったヴォルティスの波状攻撃と、ザスパのカウンターの応酬で時間は84分、ザスパ手塚監督は吉本に変わってFW御給匠を投入します。この投入は御給くんに少し可哀想な形になってしまいました。監督は前線でのポストとボールの収まりどころを期待したのでしょうが、カウンターで追加点を狙いたいザスパの攻撃のリズムとスピードに合わず、前線からのファーストプレスくらいしか出番がありませんでした。結果的には運動量のある堺陽二か佐田聡太郎の投入のほうが効果があったかもしれませんね。*1
ともあれ、ヴォルティスの攻撃を受けながらも決定的なチャンスを与えず、致命的なパスミスもほとんどなく試合終了の時をザスパ草津はむかえ、まるで優勝したかのような騒ぎでしたが、記念すべきJリーグ初勝利にふさわしい歓喜だったとも思えます。
また、この90分はあっという間に過ぎた印象があります。双方がダイレクトでパスをまわすスピーディーな展開をしていたこと、ザスパゴール裏のメリハリの効いた過去最高のコール、徳島ヴォルティスの数少ないながらも今までのアウェイサポーターに負けぬ大きなコール*2がゲームと会場を沸かせていたことが大きいのですが、この日の今村主審が「スパイクの裏を見せたらファール」「ボールに仕掛けたタックルは選手が倒れてもファールにしない」「流れを優先し、アドバンテージを重視する」と明確な線引きが前半早々に示されていたこともあり、笛の繰り返しで試合が止まりまくることがありませんでした。前半のヴォルティスのハンドの反則はとって欲しかったですけど(笑)。とにかく主審が原因で勝敗が分かれなくて良かったと思います。
ヴォルティスとは今季まだ3度対決を残しています。「サイドへロングボール」でザスパに2連敗した以上、この対処も行なわれることでしょう。ヴォルティスとはダービーまでの繋がりは感じませんが(やはりダービー意識ではFCホリコシでしょ)、延々と勝ったり負けたり得点したり失点したりする間柄になりました。これからも白熱の好勝負を期待したいと思います。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00017763.html

田中真二監督(徳島)
「今日のゲームはすべて草津のペースで終わってしまった。我々がやろうとしたことが全くできなかった。このような結果がすべてです」
Q:DF崩せなかったが?
「我々の力がなかった。それにつきる。相手の守備陣が、うちのFWより勝っていたということでしょう」
Q:今日のプランは?
「全体でつなぐサッカーをやろうとしたが、全くできなかった。原因はいろいろあるが、この場では言えない。技術的なレベルが足りないということだろう」
手塚聡監督(草津
「過去4戦なかなか勝てなかったが、キャンプでやってきたことを思い出そうと選手に伝えていた。取り組んできたことが少しずつできるようになった。前半は狙い通り進んだが、後半もこのまま続けようと話した。後半の早い時間帯に2点取ることができたことが大きい。最後はもう少しバタバタすると思っていたので、2−0のまま終わるとは思っていなかった。0で抑えられたことに対して、選手は自信を持っていいと思う」
Q:J初勝利の感想は?
「素直にうれしいです。後半は向こうの時間がかなりあったので、このままは終わらないだろうと思っていた。終了の笛の瞬間は『やっと勝てたか』という感じでした。選手ががんばってくれました」

手塚聡監督もJリーグ監督初勝利おめでとうございます。過去最高の出来、とも云えるザスパ草津の勝利を見せてもらいました。素晴らしいゲームでした。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00017770.html

岩丸史也選手(草津
「嬉しい、の一言です。0で抑えられたことは次に繋がる。試合を重ねるにつれ、守備の意識が高くなってきた。これまでは失点が多かったので、GKとして責任を感じていた。」
Q:小島伸幸選手がベンチで控えていますが?
「気にはしていませんが、今、小島さんの名前を言われてドキっとしました(笑)。特に意識はしていません。自分のプレーをするだけです」
山口貴之選手(草津
「立ち上がりから、うちのチームの方が気持ちで上回っていた。キャンプから取り組んだ新しいシステムに選手がだんだん慣れてきて、スムーズにボールが回るようになった。1勝したことでホッとするのではなく、これからが大切だと思う。」
鳥居塚伸人選手(草津
「Jリーグでは、一人一人の選手が必死なってやれるかどうか重要。一人でも手を抜いたら勝てない。今日は、選手の頑張りが結果に結びついた。群馬県にJクラブができて、初勝利だったので記念すべき日になったと思う。喜びだけで終わらせるのではなく、課題点を修正して、次の準備をしたい。」

岩丸くんは、無失点試合オメ。山口さんも縦横に走り回っての攻撃展開、お疲れ様でした。鳥居塚キャプテンは試合後のインタビューでも同様のコメントを。帰宅後に録画中継を確認したら、目に光るものが。「群馬県にJリーグクラブを」という夢を叶えるためにこの日まで頑張ってきた鳥居塚キャプテンだけに、万感の想いがあるのでしょうね。こっちの目頭も熱くなりましたよ。
日曜日に水戸ホーリーホックコンサドーレ札幌相手にあちらも2−0で勝利したので、ザスパ草津の最下位脱出は成りませんでしたが、次節以降も、この日のようなサッカーをしてくれればと思います。

*1:ゴール裏に選手と監督がアイサツしにいった時、泣いていた御給くんの胸中にあったのは勝利のうれしさなのか、自分のプレーへの悔しさなのか。どちらだとしても、次は御給くんが得点を決めてくれ。ガンバレ御給匠

*2:あの鐘の金属音が響く響く。あの「チン、チン」という音とリズムに乗ってヴォルティスの攻撃が活性化しているようなイキオイでしたよ。