JFL前期第2節、FCホリコシ初勝利。しかし監督交代報道も。

関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20050315#1110850413に。
地元紙上毛新聞4月4日付より。

JFLホリコシ3得点快勝
JFLは3日、全国各地で前期第2節残り7試合を行った。FCホリコシは、京都府太陽が丘陸上競技場佐川印刷SC(京都)と対戦し、3−0で完勝。今季初の勝ち点3を挙げ、順位を7位とした。第3節は10日、前橋・県営サッカーラグビー場で佐川急便大阪SC(大阪)と対戦する。
評:ホリコシが前半に3点を奪い、佐川印刷を突き放した。ホリコシは試合開始直後の5分、ゴール前からMF斉藤が今季初得点。10分後にはMF平間が決め、主導権を握った。前半終了間際にもMF蔵川が相手GKのクリアしたボールを押し込んで3点目を挙げた。
佐川印刷は前半、ホリコシの堅い守りを崩せずシュートはゼロ。後半は積極的に攻め込んだが、得点に結びつかなかった。

FCホリコシ、今季初勝利オメ。また三輪監督としてもJFL初勝利(昨季監督代行6試合は2分4敗)だったのですが。ニッカン4月5日付より。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-050405-0007.html

●元東京V監督小見氏がFCホリコシ指揮
JFLFCホリコシの監督に、元東京V監督の小見幸隆氏(52)が就任することが4日、分かった。監督就任を前提に、3月にテクニカルディレクターとして加入していた。三輪監督の下、初戦の横河武蔵野戦に敗れ、現在1勝1敗で勝ち点3の7位。「代わるなら早いうちの方がいい」とクラブが決断した。
小見氏は東京Vで15年間にわたって下部組織を統括。01年からはトップチームも指揮した。石川GMも「難しい戦術を、あたかも簡単なことのように伝える」と評価する。

テクニカルディレクターに就任したばかりの小見氏が、早々に監督に就任との報道が。記事によると、監督就任を前提にTDとして加入していたようですが。1勝1敗の2試合での監督交代は吉とでますか凶とでますか。

FCホリコシは昨年、J昇格を目指すことを宣言した。しかし原則JFL2位以内が昇格条件の中、8位と低迷。群馬県の支援を得た草津などに比べると、環境面でも条件が整わず、加盟申請を断念した。今季は、高崎競馬場跡地にホームスタジアムを建設する活動を開始。ピッチ内でもJを知る男を指揮官に据えた。悲願達成へ向け、着々と準備は進んでいる。

JFL昇格1年目で8位を「低迷」というのはどうかと思いますが、とにかくS級監督が就任したことは大きいですね。
追記。4月6日付上毛新聞より。

JFLFCホリコシ 新監督に小見氏
今季、Jリーグ昇格を目指すJFLFCホリコシは5日、Jリーグ1部・東京ヴェルディ1969元監督、小見幸隆氏(52)の監督就任を発表した。小見氏の契約は1年間。既に3月には監督就任を視野に同チームのテクニカルディレクターとして加入。今後は練習に全面参加し、J入りの実現に向け手腕を発揮する。
ホリコシは初戦、横河武蔵野FC(東京)に敗れ、続く第2節は佐川印刷SC(京都)に勝ち、現在1勝1敗、勝ち点3で7位。三輪和幸前監督は、開幕戦敗戦の責任を取る形で、7月末までの任期を残し辞任した。

三輪監督の任期は元々半年、JFL前期までだったようです。池田前監督の退任後、内部昇格の形で監督に就任された三輪氏ですが「新監督までの代行」という意味合いもあったのかもしれませんね。いくらなんでも「開幕戦敗戦の責任をとる」なんてのは性急すぎますしね。大惨敗だったわけでもないですし。
続いて朝日新聞群馬県版4月6日付より。
http://mytown.asahi.com/gunma/news01.asp?c=22&kiji=62

●新監督に小見氏
FCホリコシは5日、三輪和幸監督(44)が辞任し、後任に小見幸隆テクニカルディレクター(52)が就任すると発表した。
ホリコシは現在1勝1敗の勝ち点3で7位。2試合を終えての監督交代にホリコシは、優勝を目指すうえで、チームづくりをより強化したいとしている。
ホリコシは、開幕の横河武蔵野FC戦に敗れた。三輪氏は昨年もヘッドコーチとして池田司信前監督の休養中、指揮をとったが、4敗2分けと結果を出せなかった。今季初戦の後、三輪氏が辞意を申し入れていたという。
勝った3日の佐川印刷SC戦は実質、小見氏が指揮をとっていた。今年3月、ホリコシのテクニカルディレクターに就任していた。

内部事情はまったく判らないのですが、そういう公式発表があるならそうなのだろう、としか。2ヶ月のキャンプの成果もろくに発揮できず、1試合で辞意を申し出る心中はいかばかりか。
ともあれ、小見新監督は、今後三輪監督が池田前監督から引き継いだ「4−4−2、攻守に切り替えの早いサッカー」は継続するのか、新たな形が作るのかも注目です。