J2第8節、ベガルタ仙台戦は0−2の敗戦。後半は過去最低の出来。

SH772005-04-23

いつもどおり結論から申し上げますと。
「今日の敷島名物『赤城颪』は一段と強風だったが、ザスパ草津は一段どころか過去最低と云える戦う姿勢の見えない試合。記録ではベガルタ仙台に負けたことになるが、それ以前にザスパ草津が自分達で先に負け試合と決めてしまう、深刻な自信喪失状態に陥っている」です。
今季、チームはJ加盟1年目であり、新監督の下で組織も戦術も構築中。負傷者も増える一方で、厳しいシーズンになることはサポーターの誰もが承知していると思います。それを承知の上で、それでもザポーターはザスパ草津を応援すべく、交通アクセスが飛躍的に不便になってもスタジアムに足を運び、またスタジアムに来られないサポーターもそれぞれの方法でザスパを応援していると思います。
その多くのサポーターに対して「ザスパ草津イズム」とも云える「あきらめずに戦う姿勢」すらチームが見せられないのでは、なにを以って応援に応え、「スタジアムに来てください」と訴えるつもりなのか。ザスパ草津運営組織と監督スタッフ、ザスパイレブンは、もう一度自身の胸に問い直して欲しいですね。こういう覇気も内容も見せられない試合をするために苦しい3年間を経て、Jリーグに加盟したのではないはずです。
J2のプレースピードには徐々に慣れ、攻め方や守り方のベースは見えてきたものの、それに対応してきた相手に勝つのは難しい。今はチームが大きな壁に突き当たっている時期だと思われます。チーム組織や戦術のレベルアップ、攻守に幅を持たせられないと、この壁は越えられないでしょう。一朝一夕に出来ることではありませんから、これからも耐える試合が続くと思われます。しかし戦う姿勢だけは試合中に無くして欲しくないですね。JFLまでの3年間、J1に2勝できた天皇杯、泥くさいながらも最後まで1点をもぎ取りにいった横浜FC戦、ゲーム開始からの気迫が違った徳島ヴォルティス戦などを演じたのと同じイレブンなのですからね。
試合や戦術以外では記すべきことは、スタジアムDJが交代? したものの、スターティング選手紹介でGK岩丸の名前を間違え、手塚監督をベガルタ仙台の監督と紹介するなど、信じがたいミスを連発。稚拙なアナウンス技術とボキャブラリーの無さから考えても、おそらくアマチュアDJの起用だったと思われます。ザスパに興味がなく、選手名すら把握していないDJはスタジアムの雰囲気を悪くするだけ。しかも2人連続でこの体たらくですから、ホームのサポにストレスを溜めさせるのは勘弁してもらいたいです。なんとか「さすらいのドリブラー」に戻ってもらうか、FMぐんまからザスパに愛情あるヒトに来てもらいましょうや。それかDJは止めて徹底的にアナウンスに徹してくれるヒトでも、もはや構いません。
ベガルタ仙台サポの方々は、J開幕以来で最大数のお越しをいただき、観客数4100人越えに大きく貢献していただいたのですが、いつも以上に繰り返された、観戦マナーアナウンスの甲斐も無く、芝生に紙ふぶきが撒かれ(せっかく夏芝が緑色になってきたところなのに・・・)、バックスタンドホーム側へのヤジでの挑発、警備員と延々と押し問答、ボールボーイ紹介時には、バックスタンド中央で、なぜかベガルタサポさん同士でのもみ合いの喧嘩も始まってしまいました。
自分はメインスタでの観戦者ですので、これらの詳細は判りませんが、その一体感と大音量を誇る素晴らしいコールとは別で、そういう部分は見習えないなあ、と感じました。第3クールに、今度はJ規格に改修された陸上競技場でベガルタ仙台戦がありますが、せっかくアミノバイタルフィールドから移してもらった大切な冬芝が、紙ふぶき(についたインクと雑菌)で傷められるのかと思うと、正直今から頭が痛いですね。
仙台のホームスタだろうが、どこのアウェイスタだろうが、ルールがあろうがなかろうが、毎度毎度紙ふぶきを撒いているのかは判りません。しかしザスパ草津ホーム戦で、ベガルタ仙台サポーターのルール違反と観戦マナーの低さが現実の出来事として起きたし、分かったわけですから、今後の予防処置として、今季第3クールのベガルタ仙台戦だけで構わないので、もう少し厳しく手荷物チェック、各エリアの仕切りの強化をする必要がありますね。駅や駐車場、スタジアムでは礼儀正しい仙台サポーターの方が多かっただけに、過去のホーム戦(山形・札幌・徳島)では無かった、あれこれの騒ぎが起こされたことが不思議かつ残念です。しかし、同日の柏レイソルホーム戦での暴行事件のような事に発展させるわけにはいきませんからね。
さて、試合を流れで追う観戦記は、目下思案中です。サイド攻撃に対する仙台の意図ある守備や、チーム全体が間延びして、中盤を仙台に使われ放題となってしまった、後半のチームバランスの問題点など、戦術的に注目すべき事柄はあるものの、選手に戦う姿勢がない以上、戦術や組織を論じても詮無きことですからね。
追記。「ザスパサポ全員が映像を見られるわけではなし。ネットでの情報を頼りにされている方もおられることだろう」と考えたので、少しづつになると思いますが観戦記を記していきます。まずはJ's GOALより結果を。
http://www.jsgoal.jp/result/20050200030220050423_detail.html

●J2第8節 4月23日(14:00/群馬サ/4,134人)
得点 4分:シュウェンク(仙台)47分:大柴克友(仙台)

ザスパ草津、第8節のメンバーは以下の通りです。

ザスパ草津 スターティングメンバー(J2第8節vsベガルタ仙台
GK:29岩丸史也
DF:2籾谷真弘・3小田島隆幸・16堺陽二・18寺田武史
MF:6鳥居塚伸人・8小久保純・9山口貴之
FW:11御給匠・15山崎渡・20吉本淳
●サブメンバー
GK:1北一真 DF:4依田光正
MF:5氏家英行・7佐田聡太郎 FW:14佐藤正美
ザスパ草津 キックオフ(4−4−2・中盤ダイヤモンド)
−−吉本−−御給−−:佐藤
−−−−山口−−−−:
−-山崎−−-小久保−:佐田
−−−-鳥居塚-−−−:氏家
寺田−−−−−−−堺:依田
−−籾谷−-小田島-−:
−−−−岩丸−−−−:北

控えGKに小島さんの姿が見えないのが気がかりですが、中盤は予想が外れて1ボランチで鳥居塚キャプテン、トップ下が山口貴之、SHは左が山崎渡、右が小久保純アニキの組み合わせも気がかり。また、新布陣で臨む際に自分が注目して見ているのが「プレスをかける位置と、ボールを奪った後の基本的な攻撃方法」です。まず守備ですが、2トップにした以上、FW吉本淳はあまり下がれなくなりますから、左SH山崎とSB寺田武史の間、右SH小久保とSB堺陽二の間のプレス人数とマークの受け渡し、そして鳥居塚キャプテン一人で受け持つバイタルエリアでは、誰とどの位置でプレスをかけるか、パスカットするのかが問題となります。
攻撃は、FW御給匠のポストからの展開と、両サイド攻撃になりますが、ザスパ草津のサイド攻撃がなかなか得点に結びつかないのは、サイドを抉った後のゴール前へ上げるクロス精度が足りないのが大きな原因です。精度あるクロスを上げられる選手はザスパでは山口・鳥居塚・寺田の3名ですが、鳥居塚キャプテンを中盤の底に置いた以上、寺田がオーバーラップできないと、サイドからクロスを上げる攻撃が機能するのは難しそうです。
山崎と寺田の左サイドはともかく、この日はじめての組み合わせになる小久保と堺の突破・侵入型の右サイド2名からどう攻撃の形をつくるのか。堺に上がるタイミングがあるのか。ボランチ氏家を外してしまった布陣では中盤が作れず、SBが上がれるのか。すでにバランス的に危ういのではないか、と思えました。
この日の敷島は、赤城颪が強烈に吹き荒れており、両GKのゴールキックハーフウェイラインを越えるのが厳しいほどの強さでした。敷島に向かう途中で見た、少し早く出されている鯉ノボリたちが、地面と水平に力強くたなびいてましたからね。こういう状況をJ加盟以前から味方に出来ないのがザスパ草津。さっそくエンドが変更されて、前半は風下スタートに。いいんです、もう慣れました。
キックオフからザスパ草津が左サイドから攻めの形をつくる展開。風下ながらDFラインから前線へフィード。ポストプレーで中盤の山口か山崎へ落とし、人数をかけた攻めを意図します。前半3分には、山口がハーフウェーラインを越えたSB寺田へ落とし、寺田が3人つめた揃ったゴール前に放り込みます。これが吉本に合いますが、ミートせずGKがキャッチ。前半には、今までポストとしてなかなか機能していなかったFW御給くんも高さを活かして競り勝つシーンが目立っていました。この点で2トップの恩恵も受けられたのだと思います。
一方の仙台は、風上を利用してロングボールをシュウェンクと大柴克友の2トップに大きく送る形を採ります。ゲーム開始から2度ほどゴールラインを割ってしまったのですが、3度目のSB森川拓巳からのロングパスもそうなるだろうとDF籾谷真弘が考えたのか周囲の確認を怠り、あきらめずにボールを追ったシュウェンクにキープされ、中央にクロスを送られます。これがFW大柴がシュートするもミートせず、DF堺の足元に。これをナゼかマタ抜きして、逆サイドのMF村上和弘に渡してしまい、小田島とともにボールを奪おうとしますが、2人とも村上の背中からプレスをかける形になり、攻めあがってきたSB磯崎敬太に落とされてしまいます。磯崎はゴール中央で待つ2トップにクロスをあげ、シュウェンクのヘディングで先制されてしまいます。寺田がカバーにいましたが、ボールとシュウェンクの間に入っておらず、体を当てて競れもしませんでした。DF陣4名がそれぞれミスを犯しており、4つのミスがあれば失点しないほうがおかしいでしょう。前半4分の最初のピンチで失点。DF陣の脆さが試合開始早々に見せしまったことが最後は試合全体に影響を与えてしまいました。先制点について、ベガルタ都並監督とシュウェンク選手のコメントは。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018509.html
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018505.html

都並敏史監督(仙台)
Q:シュ ウェンクのプレーについて?
「ゴールを決めただけではなく、動き出しも早かった。ヘッドでの競り合いもほとんど勝っていたはず。日本の環境に慣れず、コンデションが難しかった、先週からキレが戻っていた。今日は「満点」の出来でした」
●シュウェンク選手(仙台)
「今週の紅白戦でもゴールを決められていたので、この試合でもゴールを狙っていた。これまで活躍できなかったので不安とストレスがあった。1点取れたことで肩の力が抜けた」

草津は反撃に入り、6分にFKを得て山口のキックを、ゴール前の御給が競り勝ってヘディングをワクに飛ばしますが、これは仙台GK高桑大二朗の正面に。7分にFK、続けて8分にCKでDF小田島のヘディングがDFに当たり、吉本の足元にこぼれますが、シュートまでつながりませんでした。次は仙台のセットプレーで9分にFK、10分にCKとなります。いづれもキッカーは財前宣之。精度の高いキックをゴール前にあわせてきます。10分のCKは曲げて直接ゴールを狙うような軌道でした。これは岩丸がリフレクトしますが、もう一度ゴール前にクロスが上げられてしまいます。なんとかクリアーしましたが、ボールウォッチャーばかりでファーサイドに2枚どフリーの仙台の選手が。クロスの軌道如何では、失点必至の場面でした。
10分過ぎからは、右サイドでの攻防が続きます。このあたりで仙台の守備スキームが見えてきます。「ザスパのサイド攻撃はどこであれ、前後と側面から人数をかけてボール奪取。奪った後はこちらがサイド攻撃を即開始する」です。これは試合後のGK高桑選手のコメントで触れられています。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018505.html

高桑大二朗選手(仙台)
Q:守備で意識したことは?
「ラインコントロールと、DFの裏のスペースをカバーすること。サイドに流れた選手には必ず2人で潰しにいくということも、しっかりできたと思う」

この日の仙台DF陣はあまり試していないCBコンビだそうですが、富澤・木谷コンビはラインコントロールと互いのカバーがなかなかうまくいっていたように見えました。試合に戻ると、右サイドの攻防は仙台MF村上の突破とミドルシュートで終わります。これは岩丸が正面でとりましたが、村上を2人で挟んで、なんでフリーで撃たれるか。キャッチしたボールを岩丸が逆サイドへ。この攻撃は、フィードから前線の御給のポストプレーから落として山口に、山口から御給、ヘディングで横に流して、吉本のダイレクトシュートに繋げます。これがGK届かずも、惜しくもクロスバー直撃。試合を通じてザスパが最も得点に近づいたシーンでした。御給くんのポストプレーからの展開からフィニッシュまで。やはり2トップのほうがやり易そうですね。この15分のプレーから5分間は草津がやや押す展開、20分から5分は仙台がやや押す展開となり、かなり一進一退の時間が続きます。
陣容的にもう少し中盤を仙台優位に使われるかと思いましたが、仙台が1点リードのためか両ボランチも基本的には守備の姿勢であり、サイドでのプレスを意識しているためか、中央でのマークとプレスが甘く、バイタルエリアでは結構ボールをまわさせてもらえましたね。
また、11位と苦しんでいる事が端的に示されるような、パスミスと意思疎通のズレで攻撃が組み立てられない場面が散見していました。それでもシュウェンクのポストプレー、2トップの積極的なプレスはかなり効果的にやられましたね。そしてトップ下の財前ですが、この日の仙台全体では「早め早めの攻守の切り替え」で戦っている感じでしたから、簡単に2トップかサイドにはたいて攻撃を組み立てるべきだったのかもしれません。が、どちらかといえば財前のパスはボールポゼッション、チーム全体で押し上げていくイメージが強かったようで、周囲とテンポがかみあっていない印象を受けました。
草津では前半の中盤の攻防に両CBが鳥居塚キャプテンのフォローに入っていました。また小久保が走り回って攻撃の厚みを増し、守備では鳥居塚キャプテンのフォローとファーストプレスに走り回り、中盤を支えていました。ただ、小久保がかなり自由にポジションを移動するので、右SBの堺はサイドスペースのケアが主任務になってしまい、攻めあがりが前半1〜2回しか見せられませんでした。小久保が前の時は、後方のSBは動けませんから守備を重視して、DF依田かMF佐田の起用が正解のようです。堺はやはり、もう少し前でプレーできないと活きないですね。鳥居塚キャプテンもDF陣の押し上げを受けて攻撃に参加できた場面もかなりありました。
ひとつひとつを見てみると、この試合の前半は、開始早々に失点してしまったとはいえ、その後は落ち着いて試合が出来ていました。ここまでは最後にブーイングを受けるような試合ではなかったのですが。さて後半。仙台はMF村上に代えてMF清水康也を投入します。風上に立つ草津の攻撃に期待が持てましたが、後半47分に財前へのファールで与えてしまったFKを、FW大柴にヘディングで決められてしまいました。ここで事実上、試合が終わってしまいます。2点差がついたことで「今の草津に2点差を追いつくことは出来ない」と考えたのか、あきらかに運動量が落ち、積極性を欠いたプレーが続きます。前半開始直後の落ちつかない中での1点目、セットプレーでの2失点目と、圧倒されて奪われた得点ではなく、前半を互角に戦っていたことも忘れてしまったようです。冷静に考えればまだまだ下を向く時間ではありませんが、チームはかなりの自信喪失状態にあるようですね。とくにDF陣が意気消沈してしまったようで、ボールホルダーにアタックにいかずに、ただずるずると下がり、結果チームが完全に間延びしてしまいます。7分にザスパ手塚監督はMF山崎渡をFW佐藤正美に代えて、御給の1トップの従来の形に戻します。

ザスパ草津 後半8分(4−2−3−1)
−−−−御給−−−−:
−吉本−山口−佐藤−:佐田
−-鳥居塚−小久保-−:氏家
寺田−−−−−−−堺:依田
−−籾谷−-小田島-−:
−−−−岩丸−−−−:北

この布陣で、いよいよチームは間延びし、仙台に中盤を完全に制せられて一方的な攻撃を受け続けます。人数をかけてゴール前にいるものの、ボールウォッチャーになってしまうシーンが多発し、仙台のクロスやパスがうまくファーサイドにあえばもう2〜3失点を喫したのではないか、と思える不安定さを露見します。これでDF陣はますますゴール前に張りついてDF陣は押しあがらなくなり、中盤を鳥居塚キャプテンただ一人でケアするような状態に。
今季のザスパ草津は、選手を交代し布陣を変更してから一度も得点を挙げていません。後半に草津の得点機は65分の連続セットプレーくらいしか見られなかったことからも判ります。後半の攻撃は、風上から安易にロングボールを放り込んでゴールラインを割るか、サイドを繋いでいくだけの単調な攻撃で、サイド守備に重点を置くベガルタのボールを奪われることを繰り返します。つまり布陣の変更は、バランスを崩して草津の攻撃力を低下させる効果しかないことが判ります。まだバランスを攻撃に偏向させた後の工夫まで、戦術も組織も浸透していないのでしょう。68分に御給を佐田に代えますが、佐田くんと先に交代出場している佐藤は試合後にこうコメントしています。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018505.html

佐田聡太郎選手(草津
「途中から入ったけど、正直、チームから何も感じることができなかったし、自分も何もできなかった」
●佐藤正美選手(草津「ゲームの流れと風の影響もあって、ボールをただ蹴っているだけになってしまった部分があったので、FWとしてはキツかった。途中出場して、シュートが打てなかったのが残念です」

交代出場した選手が、攻撃の形が見えない・作れない。得点はセットプレーかミドルシュートくらいでしか期待できません。これではチームのバランスを崩し、中盤を仙台に明け渡している意味がないですよね。拠るべき戦術がなく、ただ前の選手の人数を増やしてもゴールにつながらない、つながったことがない、という事実がザスパイレブンの動きを重いものにしているように考えます。ただポジション的にイーブンなフリーボールを競らない、追わないの理由にはなりませんが。そして攻撃の形もつくれず、風上の自陣に押し込まれて攻められ、足の止まったザスパイレブンを見せた後半のロスタイムを入れれば丸々45分間が終わりました。試合後にはゴール裏からブーイングが浴びせられました。
ここで少し云わせてもらうと、JFLでは行っていたバックスタンドとメインスタンドへのアイサツの復活を希望します。J2では負けてばかりでツライのは判りますが、「次は頑張ります」くらいの顔を見せてもらえませんか。バックスタには早々に背中を向けて、メインスタでは顔を上げない選手たちを1年間応援しろ、てのもツライですよ。
さて、ザスパ手塚監督は試合後の記者会見で、ブーイングについてこうコメントしています。
http://www.jsgoal.jp/club/2005-04/00018510.html

手塚聡監督(草津
Q:サポーターからブーイングについては?
「ノーマルなことじゃないですか。4連敗して、初勝利を挙げたが、また3連敗したら、いつまでも、笑顔でまた頑張れよ、という気になれないのは、当たり前だと思います。」

監督が語られたような、単純に連敗云々・結果で騒いでいるサポーターは少ないと思います。後半丸々、佐藤の云うところの「ただボールを蹴っているだけ」の11人でした。それを45分も見せられたサポーターからのブーイングと思っていただきたいですね。
勝利を、勝ち点を、ゴールを目指すのがサッカーならば、この日ザスパイレブンは後半サッカーをしていませんでした。
次節ホーム戦でザスパサポ1000人割れも止む無し、くらいの失望を与えた試合でした。ザスパ草津はチーム史上最大の壁に当たりました。ここを越えるのは至難であり、時間もかかるでしょう。しかし越えなければなりません。観客に希望を与え増やさねばなりません。さて、どうしますか。イレブンが「サッカー」見せるしかないでしょ。