ヴォルカ鹿児島はホーム開幕戦を7−0の勝利で飾る。

南日本新聞4月24日付より。http://373news.com/sports/volca/cgi-bin/crux.cgi

●九州リーグ第3日 ヴォルカ爆発、初勝利
ヴォルカ鹿児島 7−0サン宮崎
ホーム初戦のヴォルカは序盤から押し気味にゲームを進め、前半11分にFW廣濱がヘディングで先制。さらにサイドを生かして攻め続け、20分にDF柏野、25分にFW藤田、31分にMF宇都が加点、前半で試合を決めた。後半も攻撃の手を緩めず、9分に藤田、16分に内間、40分に西が得点した。DF陣も安定感のあるプレーで、サン宮崎をシュート6本の無失点に抑えた。
●地元で個々の力発揮
シュート22本で7得点。開幕連敗のもやもやした雰囲気を吹き飛ばすかのように、ヴォルカが地元ファンの前で大爆発した。GK恒松、FW西がけがなどで先発を外れ、若手中心で臨んだヴォルカは前半から中盤を支配。藤田、盛田、久野らが俊足を生かし再三サイドを突破、得点に結びつけた。さらに柏野加入で安定感を増したDFラインがゆったりと球を回し、MFの動きに合わせて前線へ速い球を通す緩急をつけた攻撃も、守備的なサン宮崎に対し効果的だった。
「選手が地元開催で奮起していた。個々の力が発揮できるシステムにした」とチームディレクターの恒松。今季初出場初得点の廣濱は「ホームで気持ちよくできた。いい時間帯に得点でき、無失点で勝てたことが大きい」と喜ぶ。
レーニングキャプテンの児玉は「連敗で誰もが持っていた『勝てないのでは』という不安を断ち切れた。これで波に乗りたい」とホッとした様子。ホームでの圧勝の真価は、次の試合で問われる。

第1節はロスタイムで逆転され、第2節はPK戦で敗北。競りながらも勝ち点1しかとれなかったヴォルカイレブンには、やはり不安があったようですね。ホーム開幕戦の相手が、こちらも体制再構築中のサン宮崎相手とはいえ、快勝でまた気持ちを切れかえられたようですから、次節の海邦銀行SCにも良い試合を見せてもらいたいですね。またホーム開幕戦のこの日の観客は1000人も集まったそうです。ヴォルカへの地元に期待も充分に集まっていてなにより。