J2第8節、徳島ヴォルティスは3試合連続ドローも勝ち点積み上げ5位にアップ。

徳島新聞4月24日付より。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0424-1.html
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0424-2.html

ヴォルティス3戦連続ドロー 横浜C戦、決定的な好機逸す  
J2第8節は二十三日、各地で6試合を行った。徳島ヴォルティスは、横浜市三ツ沢公園球技場で横浜Cと対戦。前半41分、羽地のゴールで先制したものの、1−1で引き分けた。
評:パスをリズムよく回して先取点を奪った徳島だが、その後はゴール前の詰めを欠いて引き分けた。前半41分、伊藤からのパスを受けた羽地が、左足でゴール左隅に決めて先制。素早いサイドチェンジで相手守備陣をほんろうし、主導権を握った。
後半に入っても優位に立ち、何度か好機をつくったもののシュートをミス。逆に21分、相手MFにロングシュートを決められて同点とされた。次第に運動量が落ちてパス回しに精彩を欠き、最後まで追加点は奪えなかった。
●相手の守備崩すが詰め欠く  
3月19日以降、5試合勝ち星がない徳島。ここ3試合は先制しながら、1点しか挙げられずに追いつかれて引き分けた。田中監督は「決め切れない、勝ち切れない。決定力を上げないと上位にはいけない」と、悔しさをにじませた。
中盤でのつなぎと大胆なサイドチェンジのコンビネーション。速い中央突破もみせて、相手守備陣を崩す形を何度もみせるなど、意図する攻撃はできた。しかし、詰めが甘い。羽地は前半39分と後半14分、GKとの1対1を2度外した。決定的な好機をつぶし、先制した喜びも吹き飛んだ様子で「練習するしかない」。
羽地とツートップを組む大島も「ラストパスを受けるタイミングがずれている。個々の力と連係の両方をレベルアップしなければ勝てない」と反省点を挙げた。
同点に追いつかれてからは運動量が落ち、パスがつながらずに得点機すらつくれなかった。ここ2試合の反省から「最後まで攻撃的に」が合言葉だったはずの徳島。自らのボールコントロールにも精彩を欠いた秋葉は「フィニッシュの精度、90分間の集中力、そしてあきらめないハート。3つそろわないと勝てないのがJ。甘くない」と繰り返した。

昇格1年目ながらここまでで5位という成績を見ると、ザスパサポ的には「なんでこんなに深刻な雰囲気か」と思えますが、やはり勝ちきれない、結果が出せない悔しさがあるのでしょうね。試合自体は優位に進めていたそうですので、徳島の今季のテーマは「JFL連覇のチームをJ仕様にレベルアップ」であることはマチガイないようですし、運営と田中監督の方針も正しく進まれていると思います。
羽地と大島の2トップはそれぞれ得点をあげる活躍をここまで見せていますが、連繋部分でまだまだ足らないところを感じているようです。昨季JFLの得点王コンビだった林&大島のコンビも最初から絶妙の連繋だったわけではないでしょうから、この部分もこれからですよね。それにてもJ's GOALでも読めますが「こんなことでは上位には行けない」と監督、選手が口を揃えて語っているところが( ´・д・`) イイナー。