スタジアム命名権問題。千葉市蘇我球技場の契約交渉期限が迫る。

ニッカン5月9日付より。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-050509-0028.html

千葉市命名権販売に必死、千葉の本拠地
Jリーグのホームグラウンドの名付け親になりませんか−。10月オープン予定のサッカーJ1ジェフ千葉」が本拠地使用する「千葉市蘇我球技場」で、千葉市が募集する球技場の命名権ネーミングライツ)販売が難航している。
市は「開業から命名権が付くのは全国初」としているが、販売成立に至っていない。開業時に“名無し球技場”にしないためには6月末がタイムリミットで、大手広告代理店の協力を得てPRに必死だ。

当初、広告代理店の力などは借りず、市行政が担当して交渉を進めるはずだったのですが。

球技場は1万8500人収容で、年間約20試合を開催予定。昨年4月に命名権募集を開始、約10社から問い合わせがあったが合意に達していない。6月末までに合意すれば開業から、7月以降の場合は2006年度のJリーグ開幕戦から命名権を使用できる。

問い合わせ自体は複数あったわけですからね。お役所的に固定条件を掲示するだけ、相手の意向や要望を聞くだけの交渉の余地がなかったのでしょうか。もうすこしスポーツナビでは詳しく。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20050509-00000009-kyodo_sp-spo.html

千葉市命名権販売に必死 ジェフ千葉の本拠地球技場
千葉市は難航の原因を「役所仕事で営業活動に不慣れだった」と分析。大手広告代理店・電通の協力を得て営業用PR冊子を作ったほか、マスコミへの露出度を増やす。
さらに、買い手のリスクを考慮し購入条件を「5年契約・6億円以上」から「3年契約・上限4億5000万円」と緩和。契約メリットが明確でなかったとして、年3日以内の無償使用や広告看板の常設などの特典も打ち出した。

広告代理店の協力を得て、ある程度購入条件を緩和、PRも積極的に、と今まではどんな活動をしていたのか、と思わされますね。やはり「餅は餅屋」なのか、行政がこういうことに向いていないのか。その両方かもしれませんね。