鈴木亜美、3年ぶりにテレビ復帰。

SH772004-04-27

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200404/gt2004042604.html

亜美が歌手活動再開に続き、ブラウン管復帰も果たした。この日、東京・赤坂のTBSから生放送された「サンデー・ジャポン」(日曜前10・0)と「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)にハシゴ出演。21日の復帰会見報道を除けば、BSフジ「鈴木あみのアイドルダウンロードショー」以来、3年ぶりのテレビ出演となった。

「サンデー−」ではドライアイスの白い霧の中から、白のノースリーブ姿で手をふって登場。司会の爆笑問題から「復帰おめでとうございます」と声を掛けられ、「ありがとうございます」と笑顔でまずは第一声。自ら作詞した新曲「強いキズナ」を力強く感情豊かに歌い上げた。本人は「すごく緊張しました。声が震えちゃいました」と振り返ったが、以前よりも確実に歌唱力がつき、3年間のボイストレーニングの成果が表れたようにも見えた。

確かに歌唱力の向上は見られましたね。3年間のブランクは無駄ではなかったようで、良かった良かった。

「アッコ−」では、裁判がなかったら今でもトップアイドルでいられたか?の質問に対し、「思いません。自分が納得できる活動ができていなかったので、遅かれ同じ結果になっていたと思う」と冷静に分析。さらに、復帰できなくても、インディーズ盤で新曲を発売して音楽活動を続ける意向だったことや、「年をとったら、ピアノを弾きながらジャズを歌いたい」など、生涯一歌手で居続けたいという強い思いも吐露した。ただ、今後のテレビ出演については「まだ決まってない」。前途多難な状況は相変わらずだ。

先日書いた、
http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040425#p2
を補完してくれるようなコメント。「同じ結果になったと思う」と聞いたときは「やはり当時に、本人も思うところがあったのだろう」と妙な感慨。

その一方で「強い−」(税別1600円)の売れ行きは、出荷で10万部を突破するなど絶好調。「書籍扱いのため印税は10%」(出版関係者)と言い、この数字から見積もると、ざっと1600万円が亜美側に入る。仮にレコード会社から発売した場合、「作詞印税と歌唱印税を合わせても5%前後」(音楽業界関係者)と見られ、収入は約半分に落ち込む計算になる。

小売側からの視点だと、書籍とCDの原価率はどこの販売店でもそう変わらないから、両方扱っているなら、売れればどっちでも。シングルCDで1,600円はキビシイシし、返品の容易さから考えれば「書籍」であってくれたほうがありがたいか。とにかく新たな道を模索しなければならない鈴木亜美サイドが切り開いた「新たな流通形態」となるだろうか。この新曲、カラオケ方面やレンタル方面はどうなるか。さっそく導入されればそこからの収入もあるだろうけど。

あとは国立競技場以降の復活ライブ次第か。ファンに「やっぱり鈴木あみだ」と感じさせながらも、今は22歳になった「鈴木亜美」の新たな魅力をどう見せていくか。これは別段彼女に限らず、幾多のアイドルに訪れた分岐点なのだけれど。