これはこれでプラハの春!?

チェコに勝っちゃいました。A代表を支える人材たちのガンバリと逞しさ、現体制の延命と、悲喜こもごもな感じが本音でしょうか。初心者監督と過去最高の人材が織りなす悲劇と喜劇。最悪にも最高にも振り切れない、なんとも微妙な代表の戦闘力です。

●とりあえず、試合雑感。
・いやー、正直現体制下でのベストゲームじゃないでしょうか。
・GK楢崎の神がかりセーブ、新造DF陣と小野・稲本のボランチの大健闘。久保と玉田のスピードある動き出しと前線からのプレス。三都主も無理ドリブルが見られるけれど、攻守に渡って走り回り大奮戦。
・一方、チェコは前半最初のオフサイドでの得点のくずしのあとは動きがにぶく、雑な印象。後半は押し込む形になるが、逆にゴール前の密集で打つ手が減り苦しくなる展開。チェコに敗因、日本にも改善点があるにせよ、世界ランク9位の相手にはこれ以上ない成果。
・アジア予選までの体たらくとは大違いのこのゲーム。遠征合宿レポートにもあるように、今回特別ジーコ監督の「神指導」があったわけでもなく、合同練習も相変わらず時間がとれなかったと思う。各自が自らの役割を心得たあの動きはいつ誕生したのか。時差ぼけや移動疲れからくるコンデイション最悪状態を脱した、藤田&田中誠を柱にした磐田勢? プラハで代表に春をもたらしたか?*1
・代表初参加の田中と茶野、ほとんど新参の西、玉田らで構成されるチームがここまでのパフォーマンスを見せたのだから、今までの2年間って一体・・・。相変わらず問題は問題のまま。
・これは、またもや「総入替」の季節か。

●ネタ的ポイント。
チェコシンガポール<日本??? やめてくれー、そんなの期待してないよ、チェコ代表!
ジュビロ磐田の中心メンバーが健在のうちに、「ジュビロ磐田、欧州五番勝負」とか見たい。このクラブはやっぱ、なにか違う。
・河村アナ「田中誠は、どちらかと云えばおとなしい選手」
・幻の2点目のヤナギ。モモにあててコースをずらす高等テクながら、副審の遅ーい。フラッグで帳消し。そんな星回りかもしれないが、今日は少ない出場時間ながらポストプレーなんかもがんばったよ! みんなが輝いているときに、うれしいけれどちょっとシンミリ・・・。そんなヤナギをみんなは応援しているぞ!

*1:ということは、その後鎮圧&弾圧されるのだが。