柳沢敦よ、本当にどこへ行く。

http://www.asahi.com/sports/update/0508/065.html

●サンプ監督、柳沢残留「ない、ない」「やる気欠ける」
イタリア1部リーグ(セリエA)、サンプドリアのノベリーノ監督は7日、FW柳沢敦(26)の今季限りでの退団を明言した。

同監督は柳沢が来季も続けてプレーするのかと問われると「ない、ない」と強調。「問題は言葉だった。(指示を出しても)分かっていなかった。私は通訳なしで話をしたい」と、コミュニケーション不足が障害になったことを明かした。

柳沢くん移籍問題、続報。
言葉のコミュニケーション不足ねえ。そういう苦情は、柳沢がイタリア語でのコミュニケーションが難しいことを承知していながらも獲得した、お宅のフロントにでも云ってください。柳沢自身もそういう部分での努力が、監督から見れば足らなかったのかもしれないが。「指示を分かっていなかった」とかまであるとなると、どうもこの辺りは言葉よりも以前のコミュニケーションの問題だと思うけれど。

また、日本代表に何度も招集され、チームを離れたことも問題点として挙げ、「最初は情熱があったが、やる気が感じられなくなった。彼に欠けているのは言葉とやる気だ」と語った。ただ、「クオリティーが高く、スピードもあり、いい選手だ。あと1年ぐらいイタリアに残った方がいいと思う」とも話した。

残り2試合となった柳沢は「自分のためにも、チームのためにも頑張っていきたい。後のことは何とでもなりますから」と語った。


柳沢は代表でチームを離れるたびに、自分の居場所が無くなっていくことと、チーム構想から外れていくことを感じたのかな。そう考えればいつぞやのファン向けのメッセージも判る部分もある。

ただねぇ。柳沢のスタッフ&代理人ペトリッカさんとやら。移籍市場にこれからで出るであろう選手に対して、今の監督から(フォローが入っているとは云え)「やる気がない、なくなっていく」「彼は指示を理解できない」なんて選手の価値を落とすような批判をさせるんじゃない。USAのプロリーグだったら代理人が新聞片手にオフィスに怒鳴り込むところですよ、ここは。鹿島に帰るのかもしれないが、周りは柳沢のキャリアというものを、もう少し考えてくれよ。このノベリーノ監督の評価が、柳沢の欧州での評価に繋がるのだからさ。

あと、本人も「後のことは何とでもなりますから」なんて「いよいよダメだったら鹿島に帰ればいいや」と解釈されかねない発言(本当に云ったかどうかは判らないけど)は控えてください。