グルージャ盛岡、Jリーグへの船出。

http://www.iwate-np.co.jp/2004kikaku/grulla/grulla.htm
岩手日報の連載記事で、このクラブの成立から現在に到るまでが判ります。で、気になったのが「第5回、昇格の条件」。

強いだけではJリーグに上がれない。▽プロ選手5人以上▽1万5000人収容のホームスタジアム確保▽下部組織の結成−などの条件がある。東北社会人2部からのスタートとはいえ、昇格するには、これらのハードルを一つ一つクリアしていかねばならない。
「来る日に向け、着々と準備は進めています」と「Jリーグチームを盛岡に作る会」の川上清一理事(57)は語る。繋温泉の旧旅館を改装した5階建てのクラブハウス兼選手宿舎。盛岡市内のビルからここに事務局を移した。広報、事業、育成などで編成されたスタッフは総勢20人余り。実働の手足がそろい、裏方の動きも本格化してきた。

温泉旅館をクラブハウス?( ゜Д゜)
草津、愛媛、鳥取*1につづき「目指せJ、温泉同盟」に新たな参画者が!

ジュニア、ユースといった下部組織も年内にスタートさせる。J2なら年間3億円とも言われる運営費の増大を見通し、サポーターは今年中に500人、スポンサーは100社到達を目標に募集活動を展開中だ。

草津はユース部門はまだ計画中だから、素早いなあ。スポンサーはもう52社集めているから、このご時世では、これまた素早いのではないかな。チームは劇的な勝利で船出したけれど、運営に関してはなかなか堅実な良いスタッフに恵まれていそうな感じ。

最大の難関となりそうなのがスタジアムの建設問題。既存施設はJリーグの条件を満たさない。「作る会」は「盛岡新ふるさとスポーツ都市構想」と題した新施設建設の青写真を、盛岡市に提案する。

日本サッカー協会の助成制度を導入し、市有地にクラブハウス、温泉、道の駅を備えたドーム付き多目的スタジアムをPFI(民間資本導入)方式で整備する。谷藤裕明盛岡市長は「行政が最初からかかわるのはどうか」と慎重な姿勢で見守る。まだ先行きは見えない。

いづこも同じですか。( ´Д`)
しかし、日本サッカー協会には「スタジアム関連の助成金制度」があるのか、初めて知りました。行政が慎重なのも当然のリアクション。県民世論の盛り上げがないと難しいのも、いづこも同じか。なんでもかんでもノリで作っちゃう行政よりもマシ、と考えないといけないのかも。

*1:愛媛は道後温泉鳥取皆生温泉がスポンサー様なのです。