アテネ五輪、オーバーエイジ枠の調整開始。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2004/05/20/02.html

アテネのOAは高原、小野濃厚
五輪本大会でハンブルガーSVのFW高原、フェイエノールトMF小野がオーバーエージ(OA)枠で代表入りする可能性が高くなった。田嶋技術委員長は25日からのA代表のイングランド遠征に帯同し、27日にハンブルクでハンブルガーSVの首脳と会談することを明かした上で、フェイエノールトとは現在会談の日時を調整しているとした。

「(A代表が出場する)アジア杯も含めた話し合いだが、ジャブを打つつもり」と田嶋技術委員長。OAでの招集が可能かどうかクラブ側に打診する予定だ。特にフェイエノールトは小野の五輪出場に難色を示しており、本格的な交渉を行うものとみられる。「欧州組はクラブとの話し合いになる。呼べる方向にしていただきたい」と山本監督も期待しており、交渉次第ではアジア杯の最終エントリーとなる6月15日に高原、小野のOA枠入りが決まる。

これでGK曽ヶ端も連れて行けば「OAは坊主頭で選んだ」疑惑浮上か?(浮かばねえよ)

クラブでの立場がこれまた微妙な高原はともかく、実現できるのならば小野は良いピックアップだと思う。ピッチでのプレー、チームつくりの観点ではさらに良いセレクトもあると思うけれど、「六月の勝利の歌を忘れない」でも見えた稲本や小笠原へのケアやフォロー、トルシエも評価していた同世代のリーダーとしての振る舞い。アテネ世代にも頼もしく明るい先輩格になれそうな気がする。

闘莉王が引き締めを担当し、小野がフォロー役でも。厳しい物言いをする人間は煙たがられることもあるが、小野のフォローで闘莉王が孤立するようなことにはならないだろう。2004年以降を見据えても、小野とアテネ組との交流や同一チームでのコミュニケーションは良いことだと思う。