決戦、群馬ダービー。今までの歴史。

SH772004-05-22

いよいよ明日に迫った群馬FCホリコシザスパ草津の群馬ダービー。
両チームとも現在の体制になってからまだ数年しか経っていないクラブながら、JFL、そしてJを目指して高いレベルでのチームつくりを手掛けてきた。そして群馬県のサッカー界をリードするクラブに成長するうちに過去3度公式戦での対戦が記録されている。

第1回は、2002年9月8日。第82回天皇杯群馬県予選決勝戦。当時の群馬FCホリコシは関東リーグ所属、2年連続群馬県代表として天皇杯に出場していた。一方のザスパ草津群馬県1部所属。試合は4−2で群馬FCホリコシが勝利、3年連続の群馬県代表の座を得るとともに、天皇杯1回戦ではJ2モンテディオ山形に2−1で勝利する快挙を成し遂げた。またザスパは県1部リーグ優勝、入れ替え戦にも勝利して翌年から改編された関東リーグの2部に昇格となった。

第2回は、2003年9月7日。前年と同じく第83回天皇杯群馬県予選決勝戦にて。この時はザスパ草津群馬FCホリコシに3−0で勝利、初の天皇杯群馬県代表に。そして1回戦で市立船橋に0−1で敗北、その模様が国営放送で満天下に生中継される。_| ̄|○ この年、ザスパ草津飛び級制度の初の申請が通り、地域リーグ決勝大会への参加資格を得ることができた。また関東リーグ2部も優勝で終える。群馬FCホリコシも看板たる圧倒的な攻撃力で関東リーグ1部を席巻し優勝、地域リーグ決勝大会への切符を手にした。

第3回は、その地域リーグ決勝大会11月24日。全国9地域リーグの優勝チームなどで行われるこの大会では、1位と2位のクラブにJFL下位2チームとの入れ替え戦の権利が得られる。ザスパ草津群馬FCホリコシはともに第1ラウンドを1位通過、決勝ラウンド(ザスパ草津群馬FCホリコシ静岡FC静岡産業大)へ進出。JFLへの夢をつなぐために両チームは譲らず0−0のドロー、決着はPK戦に。ここで草津GKの小島が2本止める値千金の活躍でザスパが4−2で勝利し、優勝を決めた。またこの戦いで敗れた群馬FCホリコシも2位となり、JFLへの夢がつながった。

優勝したザスパ草津は、JFL7位のジャトコの廃部とJFL脱退が決まったことにより入れ替え戦なくJFLへ昇格。群馬FCホリコシもFC京都1993とのH&Aの入れ替え戦に勝利し、JFLへの昇格を決めることが出来た。初めて同じリーグ所属のクラブとしてダービーに臨む第4回。群馬県行政もJクラブの支援に本腰を入れ始めたこの時季でもあり、地元テレビ局も放送が決定している。ぜひサッカーの面白さと激しさを県民にアピールする好ゲームを。