群馬県のスタジアム問題、その7。行政プロジェクトの途中経過。

県のマスコットゆうまちゃん。

Jリーグ発新ぐんま活性化プロジェクト、具体的には群馬県でJリーグクラブが出来る際の行政面でのバックアップ(スタジアム問題)などを検討する会の途中経過が報告された。まだ同時の県公式HPでのサッカーに関する意見募集の掲示板の6月いっぱいの閉鎖も報告されている。
http://www.sugoizo.net/pref/thread.php?th=1087966260&ret=t

●Jリーグ発新ぐんま活性化プロジェクトの経過について
投稿者:管理人 [2004/06/23 13:51]
群馬テレビや新聞報道等で皆さんご存じかと思いますが、ご要望にお答えしてJリーグ発新ぐんま活性化プロジェクトの経過等について、ご報告します。
6月10日(木)午後5時30分から県庁29階第1特別会議室において、第1回全体会議が開催されました。

プロジェクトは、全体会議と分科会で構成されます。
分科会は
1.ホームスタジアム分科会
2.交通等対策分科会
3.にぎわい空間創出分科会
4.自治体等支援対策分科会
5.集客力確保分科会
6.経営安定化分科会
の6つで、各分野毎に個別具体的な検討を行い、全体会議に結果を報告します。

おそらく1はJ規格へのスタジアム改修の具体案の提出を、2はスタジアムへのアクセス&駐車場整備と、交通整理など諸問題の各方面への調整を検討すると思われる。3は群馬県が目指す、Jクラブ誕生における産業振興についてだろう。新潟などの成功例を、是非参考にして欲しい。

4は関係市町村への県からの支援や、県・市町村からのクラブ支援の検討だろうか。プロジェクトは県の関係各課からの人員が多数を占め、関係市町村からは前橋市草津町の2名のみ。このことから、群馬県行政は前橋市敷島公園陸上競技場のJ規格への改修が具体案では、また高崎競馬場経営問題とJクラブスタジアム問題は切り離された、と思える。

5は、1〜4のすべてに関わる要素だと思えるが、ザスパ草津群馬FCホリコシの両クラブとも連絡をとりあって、がんばって欲しい。6はクラブではなく、スタジアムを改修するなどした後の運営などの検討だろう。

第1回全体会議では、県が意思決定をする際の判断材料を提供するというプロジェクトの位置づけ、各分科会へのメンバーの割り振り、今後のスケジュールを確認しました。

今後は、7月下旬に第2回全体会議を開催し、ホームスタジアム分科会の中間報告を受け、9月に第3回全体会議で全分科会からの報告を受け、プロジェクトとしての最終報告をまとめる予定です。
各分科会の開催は分科会座長に任されており、必要に応じ随時開催され、検討を行っています。

まず、ホームスタジアム分科会が「J規格スタジアム」の具体案を7月下旬に報告、そのスタジアム(候補)を前提とした各分科会の具体案が9月にまとめられる流れ。実際に7月下旬まで他の分科会に「スタジアム計画は秘密」なわけもないだろうから、公表は7月でも、ある程度「想定される候補(敷島陸上競技場)」を前提に各分科会も検討と調整が行われるのであろうと考える。

Jリーグの、J2加盟申請前の事前調査は8月末までに行われる予定。その時には、Jリーグ側にキチンと回答できる報告書を期待。各分科会と関係各方面は過密スケジュールですが、頑張ってください。

行政が動き出した今、ザスパ草津群馬FCホリコシも、それぞれのサポーターも、それぞれの持ち場で頑張らないと。Jリーグへの道は大変だなあ、とつくづく。