オーバーエイジ小野、合流厳しい情勢に。

http://www.asahi.com/sports/update/0702/111.html

●小野の五輪出場、所属のフェイエノールトと合意に至らず
日本サッカー協会田嶋幸三技術委員長は1日、オーバーエージ(24歳以上)枠での小野伸二アテネ五輪出場に向け、所属するフェイエノールト(オランダ)側と当地で会談したが、難色を示すクラブ側と最終的な合意には至らなかった。16日のメンバー登録締め切りまで、今後も交渉を続ける。

田嶋委員長は「五輪に出すこと自体は拒否していない」と明かした上で、その後のワールドカップ(W杯)アジア予選などでの代表招集が絡んでいることを示唆。「(五輪代表の)山本監督だけの問題ではないので(日本代表の)ジーコ監督ともきっちり話し合わないといけない」と話した。

フェイエは新体制でのチームつくりの視野からも小野のOA枠五輪出場を渋っている。W杯アジア予選での召集も絡んでいる、との発言からは「W杯予選での召集ならまだしも、五輪にまで連れていかれてたまるか、ギブアンドテイクの条件を持ってこい(小野の召集回数の制限とか)」とのフェイエの姿勢が読み取れる。専門家の意見よりも「ケガ人でも直接呼んで、本人の口から出られるか出られないかを聴く」なんて代表監督ですから、フェイエ側も慎重かつ念入りにに事を進めたほうが良いですよ、ってなんでオランダのクラブを支持しなければならんのだ。

このため、小野の早期の五輪代表合流はなくなり、クラブ側の了承が得られても、直前の欧州合宿からになるという。

どうやら純粋な戦力補強や、できるだけキレイな色のメダルを目指すがゆえ、というよりは、山本監督の浪花節的なOA枠使用の様相を呈してきているし、OA枠では曽ヶ端の活躍を祈るくらいでいいのかも。