ニューウェーブ北九州も「目指せJ」を前進中。

ニューウェーブ北九州エンブレム。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040716-00000005-mai-l40

●[めざせJ]ニューウェーブ北九州 NPO法人化を申請/北九州
◇市民に密着でJ昇格狙う
サッカー九州リーグのニューウェーブ北九州を運営する北九州フットボールクラブ(林秀美代表)はこのほど、NPO(非営利組織)法人化を県に申請した。今秋までに認証される見込み。

沖縄、鹿児島、熊本の九州リーグ各クラブに「目指せJ」の動きがある中、ニューウェーブ北九州も「目指せJ」の動きが前進している。クラブ情報と現在の順位は記事の続きと公式HPから。http://www.kitakyushu-fc.org/

ニューウェーブは、実業団の三菱化学黒崎を母体に、幅広い市民からの支援を目指して01年4月に市民クラブ化した。Jリーグの下部リーグ、JFL昇格を目指して九州リーグを戦い、昨季は4位と躍進。今季は現在5勝7敗の6位で、後半戦に巻き返しを狙う。

支援の輪も広がっており、会員は現在約1000人。今季からは、ユニホームに企業名を入れるスポンサーに住宅地図大手のゼンリンと百貨店の井筒屋、スポーツ飲料を提供するスポンサーとしてコカ・コーラウエストジャパンと契約した。5月に戸畑区の鞘ケ谷競技場で開かれた今季唯一の地元戦には2日間で計1000人以上が来場した。

九州リーグはH&Aではなく、各県持ち回りの集中開催方式をとっている。この方式だとホームでの試合数が少なく、アウェイゲームばかりとなってしまうところがネックと云えばネック。ただでさえ遠征費がかさむ沖縄のクラブにとっては負担増(アウェイばかりだと)だし、この方式のメリットはどの辺りにあるのだろう。

事務局は、02年4月に廃校になった旧陣山中学校(八幡西区)の一室を同月から使用してきた。市が今月から同校を、不登校生徒や高校中退者を支援する「仰星国際高等学園」に賃貸。これを受け同月、門司区新門司北2の新門司体育施設に移り、球技場など3施設の管理委託を市から受けることを目指す。NPO法人化によって、こうした公的支援が受けやすくなり、経営の透明性を高める狙い。

企業スポーツ部から地域密着へ転換、NPO法人化で公的支援も視野に入れる。スポンサーもついてきており、今季はともかく順調にチームが成長していければ数年後には楽しみなクラブとなっていそう。