沖縄かりゆしFC、ユースもキッズも集団退団へ。

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●サッカー沖縄かりゆしのユース選手も退団へ
サッカー九州リーグ・沖縄かりゆしFCのユースチーム父母会は13日、18、15、12歳以下の下部組織の選手約100人が今季限りで退団すると発表した。
かりゆしは、メーンスポンサー撤退で経営が大幅縮小するため、加藤監督とトップチームの選手全員が今季限りでの退団を決めたばかり。トップ選手の一斉退団は02年に続いて2度目で、父母会は「騒動が続くチームに子供は預けられない」と理由を挙げた。

5月のスポンサー撤退からこちら、ユースやキッズたちの父母会にもフロントからなんの説明もないそうである。2度目となるトップ選手の集団退団も併せてユース選手たちの親御さんからも決定的に信頼を無くしたのだろう。

ただ、沖縄かりゆしFCのユースチームなどは沖縄県でも有数の強豪らしいので、チームとしてももちろん、100名もの「未来あるサッカー少年少女」にサッカーを続けてほしい。FC琉球など、どこか受け皿になれないかな。このままサッカーから離れてしまうのはもったいない。未来の日本代表がいるかもしれないのに。

JFLレベルのサッカークラブが消滅・解散・移動してしまった地域では、だいたい10年間は新しい動きが起こしづらいようである。やはり地域では失望感があるだろうし、気運がふたたび盛り上がり状況が変わってくるまで、そのくらい時間がかかるようだ。今回の沖縄かりゆしFCの騒動は残念なことだが、まだ沖縄のサッカー熱を集約し、夢をみさせてくれるFC琉球が存在し、今年の天皇杯沖縄県代表となれたことは、素直に良いことだと思える。