来季はどうなる沖縄かりゆしFC。組織よりも現選手たちが気掛かりだ。

残念ながら2位で終わり、このメンバーでのチームは無くなってしまう沖縄かりゆしFCの記事も。
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/kl_1096891591.htm

●消滅チームに女神ほほ笑まず
Jリーグ経験者を数多く抱えた最強軍団は、準優勝で全国進出の望みを断たれた。FW松原が前半ロスタイムに退場。数的不利から後半2失点。加藤監督は「消滅するチームに女神はほほ笑まなかった」とうつむいた。

メーンスポンサーの撤退でJ入りが困難となり、監督とトップ、下部組織の全選手が今季限りでの退団を表明した。今後、クラブ運営の見通しは不明で、これがKyuリーグ最終試合になる可能性もある。

ホンダロックの優勝と比較して、単純に「希望と目標の有無の差が出た」なんて安易な捉えかたはいけないのだろうけれど、組織の状態や支援体制が選手たちの心理面に与えた影響は間違いなくあるだろう。こんな騒ぎに巻き込まなければ、JFL入りも実現可能なチームと選手たちであっただけに残念でならない。

前回のゴタゴタの後に集まり、急造チームながら九州リーグを制覇し、今季も動揺の中で最後まで優勝を争った沖縄かりゆしFCの選手たちと彼らをまとめてきた加藤久監督の健闘を称えたい。そして沖縄かりゆしイレブンとしての試合を全て終えた選手たち全員が、今後もサッカー選手として活動を続けていけることを願ってやまない。

監督・選手・ユース選手たちも全員退団することが決まっているが、器の「クラブ」は来季も九州リーグへエントリーすることが可能。だが、新たな監督や選手が集まるのか。とてもそうは思えないが。この辺りは入れ替え戦の都合などもあるので、早めの公表を待ちたいが。