「鹿児島から目指せJ」ヴォルカ鹿児島が運営組織を再検討。

一方、九州リーグで不本意な足踏み状態が続く「鹿児島から目指せJ」ヴォルカ鹿児島
http://www.sponet-kagoshima.net/volca/index1.html

昨季は九州リーグ2位として地域リーグ決勝大会まで駒を進めたものの、JFL昇格はならなかった。今季こそは、と臨んだシーズンでも優勝争いを演じていたが、終盤13−16節の4連敗が響き、最終節に沖縄かりゆしFCを倒して意地を見せたものの、惜しくも3位でシーズンを終えていた。シーズン終了後に、はやくも来季を見据えた動きが南日本新聞に掲載。
http://373news.com/sports/volca/cgi-bin/crux.cgi

●2004年10月21日(木) 本紙掲載 運営組織を再構築へ/官民関係者が意見交換
Jリーグ入りを目指すサッカーチーム、ヴォルカ鹿児島の運営・支援について、県内の官民のスポーツ関係者が20日、意見交換を行った。

鹿児島市のホテルであった会合には、県協会の関係者、前田浩二監督らヴォルカスタッフをはじめ、県体育協会から福元紘副会長(県教育長)ら6人、県議会スポーツ議員連盟の有志4人ら計23人が出席。それぞれ個人の立場で意見を交わした。

山崎理事長は「ヴォルカ支援が大きな県民運動に発展していない。見通しの甘さを反省している」とあいさつ。これまでの運営・支援態勢が不十分だったことを認め、「行政、経済界、市民が一体となって地域に根ざすスポーツクラブを目指したい」と運営・支援の再構築へ協力を求めた。

やはり、激戦区の九州リーグ所属がハードルにもなっている。「夢を前進させる」ってことが本当に大変なリーグだし。毎年「あと一歩」まで来てるのだけれど。

参加者からは「組織や財政が分かりにくい」「県民に愛されるための取り組みが不十分」などの意見が続出。前田監督は「はっきりとした責任者がいないのが問題。財政も自転車操業で8月から給料ももらっていない。夢はあるが厳しい」と苦悩を吐露した。

ヴォルカには前田監督ら常勤スタッフ6人と選手約20人がいる。選手の大半はアマチュアだが、遠征費や常勤者の人件費などには、県協会の補助や広告・グッズ販売収入、後援会費などを充ててきた。

常勤スタッフの先頭にたつ前田監督が8月から給料未払い、ってのは流石に厳しい。かと云ってボランティアスタッフではまかないきれない業務もあるだろうから、常勤スタッフは必要だし。

実は、ず〜っと前から気になってはいたんです。ヴォルカ鹿児島の公式HPに、スポンサー広告もリンクもないことが。このあたりはどうなんでしょ。過去ニュースを辿るとスポンサー締結のニュースもあるので、公式HPの目立つところにもう少しスポンサー情報を載せてもいいかも。確かに「地元に愛される取り組みの強化が必要」とか云われても仕方ないか。

とにかく、地元行政や議員さんなどの肝いりもある。さらに鹿児島県は高校サッカーの名門高校があり、Jリーガーはもちろん日本代表も多く輩出しているのだから、サッカー熱が低いわけがない。ぜひ反省を活かして、来季以降の運営につなげて欲しい。