サガン鳥栖、12月5日に臨時株主総会へ。

SH772004-11-23

延期状態だったサガン鳥栖株主総会が開かれる運びに。
http://www.nikkan-kyusyu.com/cgi-bin/vi/news.cgi?id=1101132826&jl=to

鳥栖が12月5日に臨時株主総会
経営陣の混乱が続くJ2鳥栖の臨時株主総会が12月5日に開催されることが、22日分かった。一時鳥栖の経営に興味を示していた水産貿易会社の経営者ら4人の取締役選任が議案で、同経営者の代理人らによる株主提案で開かれる。
鳥栖は、古賀照子社長が来年1月の任期満了に伴って退任することを表明。後任候補を募り、今月16日の臨時株主総会に提案する予定だった。しかし、Jリーグの鈴木昌チェアマンが水産貿易会社の財務内容などを理由に経営者の社長就任に反対の姿勢を示したため、臨時株主総会の開催が見送られていた。
鳥栖の支援を検討していた佐賀県は、人材ネットワーク会社「クリーク・アンド・リバー社」の井川幸広社長に経営を打診している。

12月5日に株主総会を開いて新体制を了承するのだろうけど、これは翌6日の月曜日にJリーグ理事会が開かれるので、それに合わせてのことと思われ。この6日の理事会で来季J加盟の2クラブの正式決定が行われる。佐賀県行政が推すサガン鳥栖の新体制も了承される運びか。これでようやく一連のゴタゴタも完全決着かな。
来季から気持ちも新たにスタートを切って群馬にもお越しくださいませ。これでサガン鳥栖ザスパ草津が敷島で凹まされて「嗚呼、存続キャンペーンの時にチケットなんて送るんじゃなかった(涙)」なんて洒落にもならない事態になったりして。
続報。24日付西日本新聞より。
http://www.nishinippon.co.jp/nishispo/kyu_j/news/top_sagantosu.html

鳥栖激震続く フロント改革進まず“徹底抗戦”も
“徹底抗戦”の様相を呈してきた。12月5日のJ2鳥栖の臨時株主総会でJリーグ・鈴木昌チェアマンが新社長候補として拒絶した水産貿易会社社長ら4人を取締役に就任させる議案が明らかになったことに、チーム関係者の怒りが爆発した。
鳥栖の古賀照子社長は20日にJリーグの意を受けた佐賀県が新社長に推す東京都内の人材派遣会社社長らと初めて接触。その一方で、クラブは同じ日の消印で臨時株主総会開催通知を発送した。チーム関係者の一人は「水産会社社長を役員にして、自分も(経営陣に)残るってことでしょう」と吐き捨てた。古賀社長はたびたび辞任の意を明らかにしてきたが、話し合いが決裂したのは間違いなさそうだ。

実は気にはなっていたのですよね、昨日紹介記事の「・・・一時鳥栖の経営に興味を示していた水産貿易会社の経営者ら4人の取締役選任が議案で」という部分が。「Jに難色を示されたけれど、スポンサーになって、さらに一歩踏み込んだ支援かも知れないし」と好意的な見通しであえて触れなかったのですが、どうも現経営陣の影響力確保のための議案のようで。古賀現社長も辞任しないのか?

サポーターとの関係も険悪になる一方だ。13日にあった意見交換会ではクラブの財務諸表の開示について質問が集中し、「株主でもない人が経営に口を出さないで」と古賀社長が激怒。会は予定より30分以上短縮して打ち切られた。
この日の福岡戦に逆転負けしたチームはリーグ戦11試合連続白星なし。来季の契約をするかどうかの期限は30日に迫るが、実質的に査定権限を持つ古賀社長は会場に姿を見せなかった。
“反社長派”とされるスタッフ5人への30日付の解雇通告もされているクラブ内の不協和音に加え、Jリーグとの“仁義なき抗争”。チームを残すという基本路線すら見えない。

加えてニッカン九州版には。
http://www.nikkan-kyusyu.com/view/to_1101307810.htm

●経営陣は迷走、社員5人解雇
J2鳥栖の広報、営業ら社員5人が古賀照子社長から今月30日付での解雇通告を受けていたことが23日、分かった。強化担当を兼ねる運営担当者も含まれているという。選手に来季の契約の有無を告げる期限が今月30日と迫っている時期だけに、松本監督も「誰が選手(の査定)を見るんでしょうね」と困惑顔。
また、古賀社長が開催通知発送に踏み切った来月5日開催予定の臨時株主総会は、水産貿易会社の経営者ら4人の取締役選任が議案。古賀社長が、財務問題などでJリーグから社長就任に反対されている人物を推していることに、チーム関係者は「Jと佐賀県、水産会社と(古賀)社長が対立している」と、チームの方向性に疑問を投げかけていた。

5日の総会でどんな結末が出るか、外部の人間としてはまったく定かでないけれど翌6日のJリーグ理事会の動きも注目になってしまった。サガン鳥栖現経営陣の“徹底抗戦”にはJリーグ側も頭が痛いか。