ザスパ草津がサテライトチームセレクション実施。

関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20041126#1101429452に。
12月20、21日でザスパ草津サテライトチーム(チャレンジチーム)のセレクションを実施。第2回が1月11、12日に予定されている。
まずはニッカン12月21日付より。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-041221-0002.html

草津の選手選考会にドッと40人
天皇杯敗退から1夜明けた20日草津前橋市内に受験者40人を集めて選手選考会を行った。実技試験に加え、グループ討論というJクラブでは珍しい選考方法。賢持社長は「グループ討論はサッカーと一緒で、お互いの意見をうまく引き出しあわないと、良い結論は望めない」と話し、コミュニケーション能力や人間性を測る狙いがあることを明かした。
この選考会に合格した選手はアマチュア契約をしてサテライトチームに入る。そして働きながらプレーし、トップ昇格を狙うことになる。植木監督は「最低半年は働きながらプレーし、社会人としての常識とハングリーさを身に付けてほしい」と話した。

19日に長崎で天皇準々決勝を戦い、とんぼ帰りでセレクションへ。植木監督ご苦労さまです。つづいて同じく21日付のサンスポ。
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200412/st2004122106.html

草津流セレクション−J初のグループ討論で「地域密着型」
来季からJ2に昇格するJFLザスパ草津20日、群馬・前橋市内でアマ契約を対象にしたチャレンジチーム(サテライト)のセレクションを実施した。書類選考に合格した36人が参加。
午後7時、ジャージー姿の選手がホテルの1室で3つのテーブルに分かれて座る。「地域に根付いたチームとは」のテーマに合わせて自分たちの意見を発表。選考基準の1つはグループ討論だった。賢持社長は「うちのテーマはコミュニケーションとコーチングですから」と説明した。
チームは人口約7000人の草津町から発足。選手は駿河屋商店や草津温泉病院など、地元の支援を受けて働き、その給料を運営費の一部に充てている。「草津というチームを理解し、厳しい環境でも頑張れる人じゃないとダメ」と今季限りで退任する植木監督。草津の選手にとって、地域密着はサッカーと同じくらい重要な仕事だ。
合格者はあす21日の解散後に連絡が入り、個人面談へと進む。合格者は1年のアマ契約。無給で寮費も自分持ち。どんな環境でもサッカーへの情熱を持ち続ける者だけにチャンスが訪れる。

両記事が指摘するとおり、サテライトの選手は「アマ契約(原則)1年限りの契約で、草津町で働きながらサテライトリーグに参戦」である。トップチーム昇格の可能性はあるが、中途半端な気持ちでは到底つとまらないだろうし、本人の意識というか「覚悟」がどの程度あるのかは、やはり知っておきたいところ。ゆえにあまり例をみない「ディスカッション」を行なったのだろう。
このセレクションに絡めて、地元紙上毛新聞も21日付で、集中連載記事「温泉街に夢が沸く・ザスパ草津Jへの挑戦」の第5部4回目「ビジョン」でもう少し掘り下げて。
http://www.raijin.com/news/kikaku/yume/index.htm
http://www.raijin.com/news/kikaku/yume/yume504.htm

●4.ビジョン「将来を見据え補強」
「地域とかかわり、働きながらサッカーをするコンセプトは変えたくない」。ゼネラルマネジャー大西忠生は強調する。年間44試合をこなすトップチームのメンバーはサッカーに専念。サッカー教室などを通して地域とかかわり、下部に位置するサテライトのメンバーが働く計画だ。
今月20日。前日の天皇杯の戦いを終え、長崎から急ぎ足で戻ってきた植木は、セレクションが行われる前橋市荒口町の市総合運動公園に立っていた。トップチームの下部にあたるサテライトに挑む38人が、薄日の差すピッチで激しく動き回り、自らのプレーをアピール。ザスパの明日を担う若い芽が躍動していた。
若手とベテランが融合したチームに新戦力が加わり、サテライトで底上げを図る。中長期的なビジョンを掲げ、発展途上にある「雑草軍団」がしっかりと根を張るか。戦いの春へ徐々に激しさを増すイレブンの鼓動が伝わってくる。

ザスパ草津サテライトチームには「クラブの底上げ+草津町との地域密着促進」という中長期の意図があるし、ありがたいことに草津町側でも「就業機会を提供してサッカー選手と才能をサポートしよう」という意思を継続してくれている。
天皇杯セレッソ大阪FW西澤をマークしていたDF籾谷は、世代別代表に選考されながらも、セレッソでは一度もトップチームに上がることなく、ザスパ草津(当時県リーグ)に移籍した選手。そこから3年間の経験で「かつては雲の上の存在で、手も足も出なかった西澤さん相手に、今なら『やれる』と手ごたえを感じた」そうだ。
やはり経験を積めば、芽が出る選手がいる。草津に一度つくられたこういう機会と場所は、やはり大事にしていきたいところ。兼業サッカーはけっして楽ではないが、サテライトの若い選手たちは、頑張ってほしい。
・・・それにしてもセレクション参加選手が記事によって40、36、38人とバラバラなのが気になるけど。
ホントハ何人ナノ??( ;´Д)(Д`;)サァ??