「史上最高のディフェンスエンド」レジー・ホワイト、神の御許へ。

SH772004-12-28

毎日新聞12月27日付より。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/fu/news/20041227k0000e060014000c.html

●訃報:レジー・ホワイトさん43歳=NFLで守備の名手
米メディアの報道によると、プロフットボールNFLで、守備の名手として知られたレジー・ホワイト氏が26日、死去した。43歳だった。死因は明らかにされていない。
ホワイト氏は、85年から15シーズン、イーグルスパッカーズ、パンサーズで活躍。86年から98年まで13年連続でオールスターに選ばれ、87年と98年にはリーグの最優秀守備選手に輝いた。00年に、通算サック(QBへのタックル成功)198の記録を残し引退した。

ニッカン12月27日付でも。
http://www.nikkansports.com/ns/sports/nfl/p-sp-tp6-041228-0010.html

●守備の名手、レジー・ホワイト氏が死去
パッカーズなどでDEとして活躍し、歴代2位の198サックを記録したレジー・ホワイト氏が26日、心不全のため急死した。43歳だった。詳細は明かされていないが、報道によるとノースカロライナ州の自宅から病院に運ばれ、息を引き取った。
ホワイト氏は85年にイーグルスNFLデビューし、97年にはパッカーズスーパーボウル制覇に貢献した。圧倒的な存在感とパワーでサックを積み重ね「防衛大臣」の異名を取った。一方、教会で准牧師を務めるなど、人格者としても知られた。当時歴代1位の198サックの記録を残し、00年にパンサーズで現役を引退。関係者によると、ここ数年は呼吸器疾患に悩まされていた。
パッカーズ時代に監督だったシーホークスのホルムグレン監督は「彼のような選手を持てて本当に良かった」と、故人をしのんだ。

フィラデルフィア・イーグルスグリーンベイ・パッカーズで主力および教導的なベテランとして多大な貢献を果たしたレジー・ホワイト。彼を慕ってグリーンベイと契約する選手もいたほどであった。また13年連続のオールスターゲーム選出という実績は、そのパフォーマンスに加えて、選手互選の投票で選ばれつづける「敵ながら見事」と、その優れた人格も敬意を集めていた証拠でもある。現役を引退した後では社会貢献など、現役時代以上の活動が期待されていた人格者でもあっただけに、あまりにも早過ぎる訃報。記事どおり「ミニスター・オブ・ディフェンス」と称されるほどの卓絶した選手であった。「ミニスター」には「牧師」という意味もあるので、牧師としての彼の熱心な布教活動とチャリティー活動を讃える意味も称号には含まれていた。偉大なる戦士の魂よ、今は安らかに。