サガン鳥栖の新運営会社が経営権を獲得し、J理事会も了承。

SH772005-01-18

関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20050105#1104892471に。
サガン鳥栖が、新たな1歩を踏み出すことになりましたね。良かった良かった。
まずはニッカン九州1月18日付より。http://www.nikkan-kyusyu.com/view/to_1106057161.htm

サガンドリームスへ経営譲渡決定
鳥栖を運営する(株)サガン鳥栖は17日、佐賀・鳥栖市内で臨時株主総会を開き、佐賀県が推薦した人材ネットワーク会社の井川幸広社長が筆頭株主となる(株)サガンドリームスへ、総額2400万円で経営譲渡する議案を賛成多数で可決し、承認した。2月1日付で譲渡し、現在の運営会社は2月末で解散する。
古賀照子社長の説明と質疑応答の後、総数2460株のうち、委任状を含む出席1720株で投票が行われた。賛成多数での譲渡決定に、会場下に駆けつけたサポーターからは万歳三唱も上がった。
(株)サガンドリームス井川社長の話:サガン鳥栖の古賀照子社長をはじめ株主の皆さま方、経営陣やご関係の皆さま方に深く感謝いたします。事業計画ならびに詳細などにつきましては、Jリーグの理事会にて承認された後、予定としては29日事業計画発表会にてご説明させていただきます。

ここ数年、存続問題に揺れたサガン鳥栖でしたが、今季から新会社によって運営されることが正式に決まり、現場もサッカーに専念できる環境が整うことに。29日の事業計画発表も注目ですね。
またJの理事会でも、今回の経営譲渡と新会社による運営が了承されました。同じくニッカン九州より。http://www.nikkan-kyusyu.com/news/to_1106045404.htm

鳥栖の経営譲渡を承認
Jリーグは18日、1部、2部(J1、J2)の合同実行委員会を開き、J2鳥栖の経営権が新会社「サガンドリームス」へ譲渡されることを了承した。25日のJリーグ理事会で正式に承認され、新会社は2月1日から「サガン鳥栖」を運営する。

そして早くも新会社の井川幸広社長が佐賀県庁で記者会見を。
http://www.nikkan-kyusyu.com/news/to_1106021004.htm

鳥栖、井川新社長「3年後にはJ1に」
J2鳥栖の営業権を譲渡された「サガンドリームス」の井川幸広社長は18日、佐賀県庁で記者会見し「3年後にはJ1を狙えるチーム作りをしたい」などと抱負を語った。
井川社長は、低迷する入場者数の増加を営業面の課題に挙げ「鳥栖独自のマーケティングを実施して入場者を増やしたい。入場者数が増えれば、常勝軍団を作れる」と目を輝かせた。さらに、同社長は「大地に根を張るようなチームが必要」として、下部組織の充実を口にした。具体的な事業計画は29日に発表する予定。
井川社長はこの日、古川康知事を表敬訪問し「行政と一緒になって地域に貢献したい」と協力を要請。古川知事も「サッカーを通して県民の人生経験につながれば」などと話した。

ほぼ同じ内容で佐賀新聞1月19日付にも。追加情報部分をアップ。
http://www.saga-s.co.jp/kizi1.asp?ID=20050119&COL=3

会見では昨季約三億円だったクラブの年間運営費を約四億円にし、経営二年目から黒字転換を図るというプランを明かし「ユニホームのスポンサーには県内企業になってほしい」と話した。
クラブ事務所は鳥栖スタジアム内に移し、佐賀市内にも設置する方針。また、井川社長が経営する映像分野の人材ネットワーク会社のノウハウを生かし、ドキュメンタリー番組の制作やホームページでの選手インタビュー配信など、メディアを使った広報戦略を進めていくことを示した。

年間運営費も1億円アップ、新運営会社での新たな試みも。そして行政と連携をとりながらの地域密着、観客動員の増加と営業面の強化、加えて下部組織の充実と、基本的な運営目標だと思いますが、今までは満足に行えてこれなかった各活動を、普通に行えていけるだけでも、大きな前進。当たり前のJクラブの活動を、現場がサッカーに専念できる運営を、サポーターの方々は、まず希望されていたのだと思います。新社長とスタッフの方々は頑張ってください。