「岩手から目指せJ」グルージャ盛岡、戦力補強や運営・下部組織つくりも着々。

関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040826#1093480315に。
朝日新聞岩手版1月26日付より。http://mytown.asahi.com/iwate/news02.asp?kiji=7160

グルージャ盛岡 主力の大半プロ選手に
グルージャを運営するNPO法人「Jリーグチームを盛岡に作る会」は、今年は六つある選手の移籍枠のすべてをプロ選手の獲得に使う考えだ。すでに元J2ベガルタ仙台のMF西洋祐(21)、元J2モンテディオ山形のDF大滝直也(21)の入団が決まった。そのほかに、プロ契約を前提にJリーグ経験者4人との交渉が進んでいる。実現すれば、プロ選手は武藤真一監督と橋本淳に加え、昨年より3人多い最大8人になる。

既報だったMF西選手の加入に続き、モンテディオ山形のDF大滝選手の加入も決定ですか。さらにJ経験者も複数名と交渉中ですか。まだまだ未定の部分もあるでしょうが、楽しみですね。JFLへの登竜門である「全国地域リーグ決勝大会」への東北リーグからの出場枠は1、優勝あるのみ。東北リーグにはTDK秋田という大会出場常連の強豪クラブが存在します。2年前の大会でザスパ草津が1次ラウンドで破れた相手がこのTDK秋田ですからね。当時のザスパもJ経験者が多数出場してわけでで、TDKの実力は並ではありません。そのTDKを抑えて優勝しなければならないグルージャは今季厳しい戦いが予想されます。一人でも多く優秀な選手が欲しいところだと思います。

ザスパスタイル
昨年12月に21人が参加したセレクションからは、遠野高の千葉裕也選手(18)のほか、時任賢志(20、長野県)吉川良(18、北海道)、伊藤賢治(18、北海道)、落合弘祐(21、秋田県)の4選手の合格が決まった。
県リーグから3年間でJ2へ駆け上がったザスパ草津にならい、クラブハウスがあるつなぎ温泉の旅館やホテルで、掃除や厨房手伝いなどをしながらサッカーを続ける。1日数時間の仕事で、その手当ては作る会から受け取る。つなぎ温泉の宿泊施設10社でつくる旅館組合つなぎ支部の例会でこの方式が賛成を得ている。
つなぎ温泉観光協会の三浦英敏事務長は「話題作りにもなり大歓迎だ。ユニホームを着て接客をしてもらうなどの案も上がっている。我々も一体になってチームを応援したい」と話している。

ザスパスタイルがキター! 地元も歓迎の意向を示していますし、ぜひ頑張って下さい。昨年に岩手県のサッカー協会やグルージャ盛岡が開いたシンポジウムにザスパ草津の賢持社長もパネリストで招かれていたので、いろいろと情報交換などがあったのかもしれませんね。 

●下部チーム
作る会は昨年秋、グルージャの下部チーム「イストーリア」を作り、県サッカー協会に登録した。スペイン語で「歴史」を意味するこのチームには、グルージャ選手の一部と、チームが開いているサッカースクールに参加するユース(高校生年代)が加わる。春から始まる計画がある県リーグ3部に参戦する。
春には、スクールの中に、ジュニアユース(中学生)、ジュニア(小学生)の各年代のチームも作り、グルージャを中心にした選手の育成と強化に力を入れる。定期的なスクールや、県内のサッカーチームを回る「地域巡回クリニック」も充実させ、地域密着型のスポーツクラブの実現を目指す。

下部組織つくりも進行中と、熊本や長崎に劣らぬ精力的な動きを見せるグルージャ盛岡です。選手は温泉で働きながらJリーグを目指す、てことで、ちょっと応援していかねばならない気がしてきました(笑)。 とにかく頑張れ、グルージャ盛岡