群馬県のスタジアム問題その11。ザスパ草津ホームゲームの交通アクセスに具体的解消策。

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地元紙上毛新聞1月29日付より。この日の1面トップ記事でした。まずシャトルバス運行の部分から。

ザスパ試合日にシャトルバス運行
ザスパ草津のJリーグ昇格を受け、前橋市内に路線を持つバス事業四社は二十八日までに、県内JR主要駅などとホームゲームが行われる県営陸上競技場と県営サッカー・ラグビー場(前橋市)を結ぶシャトルバスを運行することを決め、群馬運輸支局に申請した。
運行を申請したのは、関越交通群馬中央バス、群馬バス、日本中央バス。高崎、前橋、新前橋、群馬総社、渋川のJR五駅のほか、「パーク・アンド・ライド」用として県と前橋市が確保する県総合スポーツセンター、グリーンドーム利根西駐車場の計七カ所と、同競技場間を往復する。
運行はホームゲーム開催日。試合開始の二―三時間前からで、料金は前橋駅からが片道二百四十円、高崎駅からは五百円。

群馬の主要バス会社4社が足並み揃えてホームゲーム当日にシャトルバスを運行してくれることになりましたよ。敷島公園の最寄り駅や県内の大きな駅など5駅からの運行と、前橋市各地の駐車場からも。遠方より電車でお越しのサポーターの方々は、高崎駅に一度着かれると思いますので「高崎駅からシャトルバスで敷島へ」が一番ややこしくないと思われます。料金は往復で200円くらい高くなってしまいますが。高崎駅到着時のシャトルバスと電車の時刻表との兼ね合いですかね。加えてタクシー運行は。

一方、前橋、高崎両市のタクシー二十三業者も同競技場までの運賃を定額制とし、輸送時間に影響されないよう配慮することで足並みをそろえる。タクシーの定額輸送は、一般客輸送を主な事業とする前橋、高崎両市の全社が取り組む見通し。高崎、前橋、新前橋、群馬総社の四駅と、県総合スポーツセンター、利根西駐車場のほか、前橋中心街も定額拠点の対象とする。運賃は、各拠点からの最短経路をベースに、百円未満を切り捨てるなど割安に設定する。各業者が順次、運輸支局に申請する見通し。
三月五日のJ開幕を前に、課題となっていた輸送態勢の確保が大きく前進する。

前橋・高崎の合わせて23の全タクシー会社が「各駅・駐車場・前橋市街地など各拠点からの運賃を定額制に」で一致してくれました。ありがたいことです。JRなどの臨時増発などもお願いしたいところですが。

運輸支局は、Jリーグ開催に伴うシャトルバス運行や定額輸送を「公共交通機関の利用を高める好機になる」ととらえており、警察など関係機関の意見を聞いた上で、申請に沿って運行を認める方針だ。ザスパ草津は、JFLで、ホームゲーム一試合あたり四千九百人の観客を動員。J昇格でこれを上回る入り込みも予想され、観客の足の確保が課題となっていた。

また、ご多分に漏れず群馬県の景気もそんなに良いわけではないので、バス・タクシー業とも集客・乗客が見込める定期イベントは、収益増加の一手段として期待してくれている部分もあるようです。地元の経済活性化のためにも、ザスパ草津はがっつり観客を集める試合をしてもらいたいところですよ。