「鹿児島から目指せJ」ヴォルカ鹿児島が始動。6日にセレクションも実施。

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南日本新聞公式のヴォルカ鹿児島情報より。まずは3日付から。
http://373news.com/sports/volca/cgi-bin/crux.cgi

●新体制未定のヴォルカ 開幕へ選手早々始動
ヴォルカ鹿児島を2年間率いてきた前田浩二監督、野田知コーチの退団が決まって3週間、新体制はまだ固まっていないが、残った選手たちは不安を振り払うかのように例年より早めに始動している。
「Jを目指すスタンスは何も変わっていない。結果を残すだけ」と、4月9日の開幕を前に選手の表情は早くも引き締まっている。

前田監督の退団からこちら、まだ新体制が決まっていないヴォルカ鹿児島ですが、1月中旬と早々から練習を開始。

チーム始動は1月12日。以来週1、2回の休養日を除きほぼ毎晩、鹿児島市内のナイター設備があるグラウンドで汗を流している。3月に入ってから本格始動した昨年、一昨年に比べると1カ月半も早い。
「球団の状態が微妙だったので、僕らから持ちかけた。(前田、野田)2人がいたときは選手が受け身になっていたが、今は自主性が出ている。雰囲気はいい」とGK恒松伴典。ベテランFW西眞一は「練習に取り組む姿勢など2人が残してくれたものは大きい。周囲の雑音もあり不安がないわけではないが、万全の状態で開幕を迎え、今まで以上の結果を出すだけ」と語った。

漠然とした、今後への不安もあったでしょうが、もやもや感を吹っ切るのは、やはり「みんなでサッカーしよう」だったのですね。逆にこの状況をバネに選手たちが自主性を向上してベテランを中心に結束が固まるとは、さすが九州リーグの雄・ヴォルカ鹿児島。その士気は衰えていないようです。6日に行なわれたセレクションについては。

●ヴォルカ選考会に鹿実OBら18人
ヴォルカ鹿児島は6日、鹿児島市のかごしま健康の森公園で選手選考会を開いた。県内外の18歳から31歳の18人が参加し、11人が候補に残った。今後、ヴォルカの練習参加や面談などを通じ、14日までにさらに絞られるという。
元Jリーガーはいなかったが、南米留学経験者や鹿実卒業生(見込みも含む)らが積極的なプレーでアピール。休憩時間を含め約4時間半、ゲーム形式で行われ、ヴォルカ選手との紅白戦もあった。ピッチ横で選手の動きをチェックしたGK恒松は「何人かいいのがいた。ヴォルカは今16人。20人以上で開幕を迎えたいので5人前後に絞りたい」と話した。

高校選手権を制した鹿児島実業高校からの卒業生など、地元で優秀な選手が輩出されるという「武器」をうまく使って、チームを補強してもらいたいですね。昇格したばかりとはいえ、戦力と錬度の高さを誇るFC琉球、大幅な体制変更でJを目指すロッソ熊本有明SCなど、リーグ戦は例年以上に厳しい戦いが予想されます。かつチーム運営などまだ不透明な部分があるヴォルカ鹿児島ですが、選手の団結と士気は高まっているようですし、逆に「ここが踏ん張りどころ」と、ヴォルカイレブンには地域の支持をさらに集められるようなサッカーを期待したいです。