JFLが来季以降2チーム増の18チームでリーグ戦を行うことを発表。

JFLの全日程発表が、本日最大注目ニュースと思われましたが、日程発表後にさらに大きなニュースが発表されました。
JFL公式より。http://www.jfl-info.net/topics/topics_details.php?tcd=67&ycd=2005

●お知らせ「第8回JFL(2006)について」
日本フットボールリーグは、第8回日本フットボールリーグ(2006)より、現在の16チーム(ホーム&アウェー2回戦総当り方式)で行われているリーグ戦を、18チーム(ホーム&アウェー2回戦総当り方式)にて行なうことを、本日行なわれた評議員会にて承認・決定いたしました。

今季開幕前から早くも来季の話なのですが、06年の第8回JFLは2チーム増の18チームのH&A総当り全34節で行うことが発表されました。また現JFL所属チームから今季もJ加盟申請&承認を果たすチームがでることも想定した、来季のリーグ編成方法も発表に。

●チーム数増加に伴うリーグ編成について
2006Jリーグへの昇格チームがない場合→全国地域リーグ決勝大会1・2位チームが自動昇格
2006Jリーグへの昇格が1チームの場合→全国地域リーグ決勝大会1〜3位チームが自動昇格
2006Jリーグへの昇格が2チームの場合→全国地域リーグ決勝大会1〜4位チームが自動昇格
JFLから地域リーグへの降格チームはなし。

まず「今季JFLで最下位やブービーに甘んじようと降格はナシ!」となりました。そして増加チームはJ加盟チーム数によりますが、全国地域リーグ決勝大会の決勝ラウンド進出チームから最大4チーム(決勝ラウンド進出=即JFL昇格)から最低2チーム(決勝ラウンドで1位2位)までが入れ替え戦なしで昇格できることになりました。やはり日本各地で動きがある「目指せJ」の門戸を拡げる意図と、日本サッカー界のカテゴリーをピラミッド型に近づける計画、近年のJFL選手レベルの充実もあり18チーム総当りでも魅力的な試合が行えるという判断があったのだと思われます。
JFL面白いですよ。Jに比べれば小額ですが、さすが入場料をとって観客に見せるレベルにあります。*1
そしてさらに時間を進めて、来季のシーズン終了後の入れ替え戦について。鬼も笑い死にしそうですが、ちゃんと決めておく必要がありますからね。

●第8回JFL終了後の入替戦について
第8回日本フットボールリーグ(2006)終了後の入替戦は、原則として次のように行う。
2007Jリーグへの昇格チームがない場合→JFL17位チームと、全国地域リーグ決勝大会2位チームが対戦 JFL18位チームと、全国地域リーグ決勝大会1位チームが対戦
2007Jリーグへの昇格が1チームの場合→全国地域リーグ決勝大会1位チームが自動昇格 JFL18位チームと、全国地域リーグ決勝大会2位チームが対戦
2007Jリーグへの昇格が2チームの場合→全国地域リーグ決勝大会1・2位チームが自動昇格

注目はすべき点は4つです。第1に今後も18チームでJFLが編成されるということ。第2に来季からは従来どおり入替戦が復活するということ。第3にJ加盟チームが出れば、入替戦が減ったり無くなったりする年もあるということ。ここまではチーム数以外の入替戦ルールは従来と同じです。
そして第4に。入替戦がなく、成績条件をクリアすればJ加盟も近いクラブが存在する今季は、JFL昇格の門戸が大きく開いているチャンスの年であること。
「目指せJ」やJFL昇格を狙う全国各地のチームで行われる今年の全国地域リーグ決勝大会と、そこに到るまでの各地域リーグ戦も目が離せません。

*1:追記。昨日は当たり前の事と認識して書きましたが、実はスゴイことなんじゃないですかね。日本サッカー界は対価を要求できる、(実質)3部リーグを18チームでも構成でき、そこから2部(プロリーグ)昇格も視野に入れられるクラブが存在する、てのは。