徳島ヴォルティスのホームスタジアム「鳴門陸上競技場」がJ規格の改修完了。周辺環境も着々と整備中。

徳島新聞2月23日付より。http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0223-2.html

●鳴門陸上競技場の改修終わる 公式戦開催に対応  
Jリーグの公式戦開催に対応するため、徳島県が進めていた鳴門陸上競技場の改修工事が終わった。
J2に参戦する徳島ヴォルティスのホームスタジアムとなる鳴門陸上競技場は、ピッチ(約7200平方メートル)の芝を夏芝から耐寒性の強い常緑芝に張り替えるなど、Jリーグの規格に合うよう整備した。このほか、照明の明るさを650ルックスから1500ルックスにアップ。メーンスタンド中央部にいす席・596席(記者席81を含む)を設置した。収容人数は706人減り、20522人となった。選手更衣室の拡充やドーピングテスト室も新設した。改修費用は5億4000万円。

徳島のスタジアム改修は終了。群馬より準備期間が長いから当たり前といえば当たり前ですが。改修が終わったスタジアムでは、SC鳥取を相手に練習試合が行なわれたそうで。しかしSC鳥取は今季の集合写真(http://www.jfl-info.net/0046785/index.html)を見た後では、「妖気を発する選手」が気になって仕方ありません。試合前のアップ・円陣・試合中のプレー全般・審判への抗議・手を挙げてCKを蹴る・・・光景を想像するだけで幸せな気分に(笑)。
話は妖しい方面に行ってしまいましたが、試合の模様は27日付の徳島新聞に。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0227-1.html

SC鳥取と練習試合 動き鈍く0−0でドロー
徳島ヴォルティスは26日、鳴門陸上競技場でSC鳥取と練習試合を行い、0−0で引き分けた。25日に2次合宿を終えたばかりでやや動きが鈍く、持ち味のサイド攻撃に切れを欠いた。

やはり妖気にやられた合宿終わりの疲労のピークで、珍しく無得点で試合を終えてしまっています。急にちぐはぐになるようなチームではないので、コンディションが上向けば問題ないのではないでしょうか。

フォーメーションは3月5日のベガルタ仙台との開幕戦を想定した3−5−2で、FWには林と小林を起用。前半は相手に速いプレスを掛けられ、パスの精度に課題を残した。
後半はMF秋葉忠宏を起点にチャンスをつくったが、FW陣がゴールを割れなかった。守りは中盤のパスミスなどでピンチを招く場面が見られたものの、GK山口篤史の好セーブなどで無失点にしのいだ。
試合後、田中真二監督は「パスが回らずいい形がつくれなかった。開幕までに攻撃パターンを再確認し、イージーミスをなくすことを徹底する」と話した。
改修を終えた鳴門陸上競技場のピッチは芝生が青々と茂り、約30個のスポンサー看板が並んだ。ホームグラウンドの感触を確かめた谷池洋平主将は「芝生がやや長めだがよく整っている。Jチームとしてここで戦うんだと実感した」。

監督・選手ともに課題が見つかったことを前向きに捉えているようで、心配なさそうです。またコンディションが悪いとはいえ、JFL連覇の大塚製薬の後継チームと引き分けたSC鳥取も期待がもてそうです。昨季は14位に甘んじましたが、今季はまた上位を狙ってくれそうです。
スタジアムも立派にJリーグ仕様となりましたが、その他の周辺環境も着々と整備されていますよ。同じく徳島新聞の2月の記事からまとめて。まずはユニークな試みが4日付に。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0204-2.html

●試合入場券を景品に 北島町商工会、空き缶回収機に登場
北島町商工会の空き缶回収機の景品に、七日から徳島ヴォルティスのホームゲームの入場引換券(二千五百円)などが登場する。回収機は空き缶を投入すると、町内商店街でさまざまな特典が受けられるクーポン券が、その場で抽選で当たる仕組み。
入場引換券は、今季の試合が開催される十二月まで毎月三十枚を予定。今季のホームゲーム全二十二試合を対象に、一枚で一度だけ有効。ほかに、旗などの応援グッズとの引換券も毎月五本当たる。
回収機は同町の商店街の活性化と町の美観向上を目指し、商店の割引券や食事券を発行していた。今回は、クーポン券の目玉を探していた商工会が、PR方法を模索していた徳島ヴォルティスに入場券提供を持ち掛けた。
徳島ヴォルティスは「引換券が当たることで、あまりサッカーに興味のない人にも足を運んでもらえる。仲間や家族とともに観戦してもらいたい」と期待を寄せている。

この企画はかなり面白いですよね。「街がキレイになる+観客が増える」の一挙両得で、まさに地域密着&貢献。寡聞にして知りませんが、この企画は他クラブも参考に出来ると思います。なかなかチケットが入手できない人気クラブの地域では、街の空き缶がゼロになり、景観がひたすら美化されていったりして(笑)。そして、公募されていたチアグループに関しては15日付より。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0215-1.html

ヴォルティス応援にチアリーディング 鳴教大クなどチーム結成
徳島ヴォルティスの地元開催試合で、ハーフタイムショーを繰り広げる専属のチアリーディングチームが結成されることになった。鳴門教育大学のチアリーディングクラブと徳島市内のダンス教室「スタジオK」が中心となる予定で、一般からも募集している。三月十二日のホーム初戦から、華やかな応援が見られそうだ。
鳴教大のクラブ「CITRUS(シトラス)」は昨年九月に創部。サッカーを通して徳島を盛り上げようとするヴォルティスの理念に共感し、ハーフタイムでの応援参加を球団に申し出た。
スタジオKは昨年、大塚FCの試合でチアリーディングを務めたことから、ヴォルティスでも引き続き担当できるよう打診。双方の申し出を受けた球団は、統一した専属チームを設けることに。シトラスの十四人とスタジオKの二十人に加え、一般からも希望者を募っている。

チアリーディング&ボランティアスタッフの募集は既に行なわれていましたが、大塚製薬時代からチアを務められていたダンス教室のグループと、大学のチアクラブを中心にチームが組まれることになりそうです。

専属チームは三月から十二月までのシーズン中、県立鳴門陸上競技場である二十二試合で、ハーフタイムに登場する。シトラスとスタジオKは、今月中旬から合同練習を始める。公募メンバーも順次参加し、本格的な練習は毎週二回取り組むことにしている。
シトラスの部員は、専属チーム参加が決まってからヴォルティスの練習を見学したり、選手のデータを集めたりとチームの理解を深める努力も続けている。

ザスパ草津も対抗して、ボランティアチアグループ「湯もみ娘」の常時結成が必要ですかな。そしてスタジアムアクセスにも進展が。これは25日付より。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0225-3.html

●ホーム戦開催日、タクシー定額運賃導入 660円割安も
ヴォルティスの試合には定額でお安く運びます−。徳島市タクシー協会に加盟する十七社が、徳島ヴォルティスのホームゲーム開催日に、主要駅と会場の県営鳴門陸上競技場を定額で結ぶ特別運賃を四国運輸局に相次いで申請した。ホーム初戦となる三月十二日から実施できる見通しだという。
定額運賃は、イベント開催期間中の特定区間や観光地の主要施設間などのタクシー運賃を、あらかじめ固定する制度。規制緩和の一環で、二〇〇二年二月に導入された。イベント時の制度適用は、四国では初めてとなる。
県営鳴門陸上競技場は、徳島市中心部から路線バスの直行便がないなど、公共交通アクセスの不便さが指摘されている。協会の加盟社からヴォルティス支援として定額運賃を設定する意見が上がり、加盟全社で踏み切ることにした。

群馬でもバス・タクシー会社が統一運賃料金での運行を決めてくれていますが、徳島でも同じ動きがありました。この「定額運賃」が規制緩和で3年前から導入が可能になったのは、この記事で知りました。そして26日にヴォルティスの高本社長の講演があったそうで。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0227-2.html

●試合ごとにイベント 高本社長が徳島市内で講演会、意向示す  
「スポーツビジネスを通した地域経済再生」をテーマに、徳島ヴォルティスの高本浩司社長の講演会とパネルディスカッション(AWAおんなあきんど塾など主催)が二十六日、徳島市内のふれあい健康館で開かれた。
企業経営者ら約六十人が参加。高本社長は「徳島ヴォルティスが目指すもの」と題して講演。スタンド内に居酒屋やプールなどがある米の球場などを例にあげ「サッカーの面白さだけでなく、試合後食事ができるなど、楽しい空間づくりが大切」と話し、毎試合スペシャルイベントを開催したいとの意向を示した。経済波及効果については「ヴォルティスが効果を出すのではなく、みなさんがヴォルティスを活用するという意識を持ってほしい」と訴えた。

ヴォルティスの関連グッズをテーマにパネルディスカッションも行なわれたそうで。試合ごとにスペシャルイベント、てのも良いですね。アメリカでも試合開始前やハーフタイムは、地元の各種団体(音楽やダンスなど多し)の公開発表の場として提供したりしてますからね。などと書いているうちに、3月1日付でヴォルティスグッズの販売開始の記事が。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0301.html

ヴォルティス・グッズ発売 5日には徳島市内でイベント
開幕戦でベガルタ仙台と対戦する五日の開幕戦を控えた徳島ヴォルティスは二十八日、応援に重宝しそうなオフィシャルグッズを発売した。五日には午後一時から徳島市内で応援イベントを開く。

オフィシャルグッズは計十種類。レプリカユニホーム(一万二百九十円、フリーサイズ)は青色のホームゲーム用ユニホームの複製。応援用フラッグ(Lサイズ二千九百四十円、Mサイズ千五十円、Sサイズ六百三十円)はチームロゴを大きくあしらっている。Tシャツは大人用(千九百円、六サイズ)と子供用(千五百円、四サイズ)を準備している。ホームページなどの通信販売か徳島市川内町平石住吉の同クラブ事務所で購入できる。

オフィシャルグッズの価格は相場どおりでしょうか。ザスパ草津のJ仕様ユニは、ユニサプライヤーユニクロ様のお陰で、今年1000円アップながらそれでも4990円と、破格で買えることをありがたく思ってしまいますよ。