前橋育英高校からJリーグ入り4選手が卒業式。新主将も高校選抜に選出される。

上毛新聞3月2日付より。

●Jではばたけ
前橋育英では、浦和レッズのMF細貝萌清水エスパルスのDF青山直晃アルビレックス新潟のMF吉沢正悟、ザスパ草津のMF後藤涼の4人がそれぞれ卒業式に出席、仲間たちとの別れを惜しんだ。
「久しぶりにみんなに会ってほっとした。3年間本当に楽しかった」。前橋市の県民会館で行われた卒業式の後、細貝萌青山直晃、吉沢正悟、後藤涼の4人は、仲間たちとの再会に顔をほころばせた。

3月1日といえば、なぜか毎年卒業式ブーム。(byウド鈴木)既に4名とも各Jクラブに合流しており、卒業式のために前橋市に戻ってきた形。

細貝はU−15を皮切りに各世代の日本代表経験を持つ。1月上旬からチームに合流、すでにボランチとしてサテライト戦にも出場している。それでも「もっと判断を早くして、プロのスピードに付いていきたい」と常に向上心を忘れない。
主将を務めた青山は182センチの恵まれた体格を持ち、空中戦で強さを発揮する。1月中旬から静岡で走り込みやパスなどの基礎練習を続けている。「最後に高校選手権に出られなかった悔しさをプロでぶつけて、1年目から試合に出たい」と闘志を燃やす。
突破力のあるドリブルを武器にFWとして活躍した吉沢は、チームではMFとしてレギュラー獲得を目指す。キャンプに合流するため、卒業式後はすぐに静岡へとんぼ帰り。「全員すごい選手ばかり。スピードも早くて、練習が楽しい」と目を輝かせる。
後藤は171センチと体格は小柄だが、豊富な運動量が武器の攻撃的MF。1月中旬に入寮し、現在はサテライトチームの一員として県内で調整を続ける。「もっとパスやトラップの精度を高めて、早くトップチームに入りたい」と今季からの活躍を誓った。

4人とも開幕スタメンてなわけにはいかないだろうが、まだまだ第1歩を踏み出したばかり。まずはトップチーム入りとスタメン出場目指して、みんなガンバレ。前橋育英高校といえば、毎年のようにJリーガーを輩出していますが、新年度の高校3年生にも既に期待の星がおりますよ。前育の新主将であるFW反町一輝くんです。彼については上毛新聞2月24日付より。

●反町(育英高)サッカー日本高校選抜入り
デュッセルドルフ国際ユース大会(3月・ドイツ)に出場する日本高校選抜(18人)に前橋育英高2年のFW反町一輝が入った。
反町一輝(そりまち・かずき)1987年8月11日生まれ。17歳。甘楽新屋小(新屋少年SC)−甘楽一中(フォルトナFC、図南SC)−前橋育英高。図南SC時代に日本クラブユース選手権(U−15)大会で3位。181センチ、75キロ。

先日行なわれた県高校新人大会では、キャプテンマークを巻いてパサー&1.5列目のストライカーとしてプレーしていました。また反町くんは競争激しい前橋育英で1年生からほぼレギュラーで出場しておりますです。出身の甘楽町新屋は、親戚が住んでいる都合でたびたび出かけているので、もしかしたら町内ですれ違っているかも。だからどうした、てな話ですが。(追記。反町くんは既にキーワード登録されているのか。そしてこのダイアリーが「含む日記」の第1号の模様。これから色んなヒトにバンバン書かれるような活躍を期待。)

同選抜は先の全国高校選手権の優秀選手を中心とした構成だが、出場していない高校から唯一の招集となった。反町は「呼ばれてうれしい。どんどんアピールしてチームの勝利に貢献したい」と意気込んでいる。
日本高校選抜は2月8日から3日間、36人を招集して選考合宿を行いメンバーを絞り込んだ。ここで行われた紅白戦で反町は4ゴールを挙げた。自慢の左足で次々とゴールネットを揺らし、自らの得点能力の高さをアピール。今回のメンバー入りにつなげた。
選出されたFW陣は、同選手権で大会得点王となった山下(鹿児島・鹿児島実高)、福士(岩手・盛岡商高)両選手を加えた計4人。実績ある選手に囲まれ、激しいポジション争いもある。それでも「スタメンで出て点を決めたい。どんどん自分のプレーをしてアピールしたい」と言い切る。

紅白戦でも4ゴールはスゴイ。加えて自分も周りも活かせるだけに反町くんだけにMFでの起用も可能。他の選出メンバーともども頑張ってもらいたいところです。

3月の国内合宿を経て、同月下旬から欧州遠征へ出掛け大会に臨む。「けがをしないように大会まで準備したい。いろんなプレーを学んで帰ってくる」と今遠征を成長の足場にしたいと考えている。
これまでにU−16、U−17といった各年代の日本代表を経験してきた。将来的にはJリーグ入りも視野に入れている。「プロに行きたいと思っている。そのためにも今からアピールしたい」。期待のレフティーは与えられた機会を生かそうと気合十分だ。

来年の今頃は、4人の先輩のようにJリーグ入りが決まっていると良いのですね。別にザスパ草津ではなく、J1のクラブに請われていく形でも結構。ただ熱心なザスパ好きでも一向に構いませんが。ともあれ、欧州遠征をケガなくガンバレ。