「石川から目指せJ」松任FCが「フェルヴォローザFC」に改称。

SH772005-03-13

関連エントリーはこちら。http://d.hatena.ne.jp/SH77/20040928#1096360788に。
現在北信越リーグ1部に所属する松任FC公式より3月12日に発表となりました。
http://www.mattofc.com/

●フェルヴォローザFCの公式サイトへようこそ。
このサイトは、石川県からプロサッカークラブを目指し活動しているフェルヴォローザFCの公式サイトです。2005年3月松任FCからチーム名称を変更いたしました。

チーム名の公募は昨年12月から今年1月にかけて行なわれていました。そして今回の新チーム名発表の運びとなり、由来も紹介されています。
http://www.mattofc.com/club/news/news050312.html

●新チーム名称
このほど、松任フットボールクラブの新チーム名称が決定いたしましたのでご報告いたします。
【正式名称】「フェルヴォローザ フットボールクラブ」
【呼称】「フェルヴォFC」
【ローマ字表記】「FERVOROSA FOOTBALLCULB」 
ご応募いただいたチーム名称案の中から、厳正な審査を行い、「フェルヴォローザ」を採用させていただきました。「フェルヴォローザ」は、ポルトガル語でひたむきさ、熱心さを表すフェルヴォローザメンテをもとにした造語で、「ひたむき」「熱心」「一本槍」など、まっすぐな情熱を表したものとなっています。
●チームカラー
【ファーストカラー】フェルヴォブルー
【セカンドカラー】フェルヴォホワイト
【サードカラー】フェルヴォレッド
チームカラーは、昨年度から引き続き「青」「白」「赤」となります。
「青」:世界へとつながっている石川の海から、無限に広がる未来を表現したもの。
「白」:県内最高峰である白山に代表される石川の大地をイメージし、地域に根ざした活動をすすめていく意志を表現したもの。
「赤」:チーム・サポーター全ての応援してくださる方々の情熱を表現したもの。

ポルトガル語に由来するチーム名が決定しました。チームカラーの変更はナシ。新チームエンブレムも公表されています。(トップ画像参照)

●エンブレム
中央上部には、兼六園の徽軫灯籠(ことじとうろう)を配置しました。徽軫灯籠は、偕楽園、後楽園と並び称される兼六園の象徴的存在であり、石川県からイメージされるものとして用いました。
徽軫灯籠の背後に配置された槍は、加賀百万石の祖前田利家公の異名「槍の又佐」や、チーム名の意味「一本槍」から、アグレッシブなイメージを示すものとして用いました。
エンブレムの下部には、石川の誇りとなるチームを目指すという意志を込めてISHIKAWAと、チームの設立年である1973年を刻んであります。

チームカラー同様、地元石川県にちなんだデザインとなっています。なかなかシブくてカッコイイ仕上がりなのではないでしょうか。「地元石川県」を意識していますが、今回の名称変更では「フェルヴォローザFC」に地域名はつながっていません。これに関しても説明があります。

●地域名について
新チーム名称を募集するにあたり、「地域名」と「愛称」を組み合わせた「チーム名称」を募集してまいりましたが、今回発表したチーム名称には地域名が含まれておりません。これについて説明をさせていただきます。
県内外から寄せられた約300通の応募から、地域名のみを集計しその割合をみると、以下のような応募比率でした。
石川:52% 白山:25% 松任:10% 金沢:6% 加賀:4% なし:3%
旧地域名の松任でも白山でも無く、石川という地域名が過半数を占めているこの集計結果は、大きな意味を持っていると思います。地域に根ざしたクラブチームを目指すフェルヴォローザFCとして、地域名はとても重要なものです。
約1ヶ月という決して長いとは言えない募集期間であったことを鑑み、さらに多くの方々のご意見をお聞きすべきではないか、との結論に達しました。そのため、今年度のチーム名称から地域名をはずしてあります。近いうちに、地域名についての意見を書き込むことのできる掲示板を設置する予定でおりますので、多くの方々のご意見をお待ちしております。

今後の状況推移と意見集約で決めていく、ということですね。今日明日にどうしても決めなくてはいけないものではありませんから、チームを支える人たちが一番納得できる形になってくれれば、と思います。
松任FC改めフェルヴォローザFCがJリーグを目指して本格的に体制を構築しつつあることは、北國新聞1月1日付にてとり上げられています。
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20050101005.htm

●Jリーグ入り目指しプロ化 松任FC、05年内に法人設立 チーム名公募、選手補強へ
石川に初のプロサッカーチーム誕生へ―。サッカー北信越リーグに所属する松任市のアマチュアチーム「松任FC」が、年内にクラブを法人化する。県内企業からスポンサーを募り、一年目は組織運営に必要な約八百万円が確保できる見通しが立った。二〇〇六年以降、選手とプロ契約を交わして強化を進め、五年後のJリーグ入りを目指す。
計画では〇五年にNPO法人か有限会社を設立し、組織を法人に移行する。二月にチーム名を公募した名称に変更して再スタートを切り、ユニホームやクラブのホームページへの企業名掲載などを条件に出資企業を募る。選手は現在、日中働き夜間練習しているが、翌〇六年から給料の支払いも予定している。
併せて県内外から選手を補強してチーム強化を図り、三年以内のJFL昇格を目指す。昇格後には会社を株式化する予定で、グッズ販売やサッカー指導など収益を上げる事業も展開する。選手とは順次プロ契約を交わし、最終的に二十五人のプロ選手を確保したい考え。

ここで触れられている「公募した名称に変更」が今回の「フェルヴォローザ」という訳ですね。また運営体制を強化してプロ契約選手も増やしていく方針が判ります。順調に進んでいっていただきたいところです。今季はセレクションで元アローズ北陸のMF河田友輔選手を獲得しています。

松任FCは既に十数社のスポンサー企業とサポータークラブを持ち、支援を受けて活動している。株式化に向け、個人サポーターにも出資を募る。吉田貴宏代表(31)はJ参戦までの道は険しいとした上で、「少額でも、多くの地元企業から出資を募り、石川出身の選手の受け皿にもなる地域に根差したチームづくりをしたい」と話している。

最初に「松任FC」と聞いて、スグに天皇杯を思い出した方もいらっしゃると思います。ザスパ草津の昨季天皇杯の初戦の相手は、石川県代表の松任FCでした。この戦いと石川県、松任FCについては宇都宮徹壱さんの連載コラム「天皇杯漫遊記第2回・松任FCが学ぶべきもの」で詳しくとり上げられています。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/emp_cup/84th/column/200409/at00002641.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/emp_cup/84th/column/200409/at00002642.html
近い将来に「ザスパVSフェルヴォローザ」が観られそうですね。まあ、数年後の敵を気にするほど、今のザスパには余裕ありませんが(笑)。ガンバレ、フェルヴォローザFC。必ず再戦を!