「長崎から目指せJ」V・ファーレン長崎、岩本新監督インタビュー。

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長崎新聞3月19日付より。
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/kiji/32.html

●インタビュー/V・ファーレン長崎岩本文昭監督
―監督を引き受けた時の心境は。
「こんな大役を本当にできるのかという重圧はあったが、プロチームをどうしても長崎につくりたかったので迷いはなかった。チームの母体となった有明SCに携わってきた全員の代表として夢を達成したい、やるんだという気持ちが強い」
―メンバーの手応えは。
「頼もしい選手がそろった。Jを経験してきたMF原田の加入は大きな財産。アルエット熊本から来たMF田尻、DF大濱らは九州リーグのいい部分、悪い部分を知っている。どの選手を使うべきか、いい意味での悩みがあり、すごくわくわくしている」
―プロ契約は原田選手一人だけだが。
「みんな仕事との両立で大変だが、それを乗り越えることに意義がある。仕事をしていたからできなかったなどの言い訳はしたくない」

他チームに比べると始動がどうしても遅れてしまうV・ファーレン長崎ですが、Jリーグ、九州リーグの経験者を加えられたことは大きなプラスのようです。チームの目的も明確ですし、モチベーションの高さも期待できます。

―目指すサッカーは。
「九州リーグは甘くない。9チーム全部が強敵。まずは守備を強化して点を取られないサッカーが目標。1対1で絶対に負けない強さを身に付けさせたい。その積み重ねが組織につながる。誰をどこに使うかは今から考えるが、原田とMF田上渉が軸になると思う」
―今季の目標を。
「もちろん優勝。JFL昇格が懸かる全国地域リーグ決勝大会に進める2位を最低目標にしたい。高校時代、小嶺先生から『不可能なことに挑戦する勇気を持て』と教えられた。現段階では厳しい部分もあるが、目標に向かって努力することが大事。アドバイザーの高木さんからも『これからが本当のスタート。がむしゃらにやれ』と言われた。2年以内のJFL入りは僕たちがやらないといけない」

今季のV・ファーレンの最悪回避しなければならないのは九州リーグ降格で、最低限のノルマは九州リーグ残留。地元長崎の盛り上がりのためにも出来るだけ上位でリーグ戦を戦いたいところ。岩本監督がおしゃるとおり、今季1年目の目標はリーグ2位以内で全国地域リーグ決勝大会へ出場、過酷な大会を肉体的にも精神的にも経験しておきたいところだと思えます。強敵揃いのうえ、今季でJFLへ上がることを目標にしているチームも複数あり、2位でも大会出場権を得られるとはいえ、過酷さは昨季以上かもしれませんが、V・ファーレン長崎には頑張ってもらいたいところです。