J2第4節、徳島ヴォルティスは2点を先行されるも後半追いついて勝ち点1を獲得。次節は敷島でザスパ草津戦。

SH772005-03-28

徳島新聞3月27日付より。http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0327-2.html

●終了間際、2ゴールでドロー 羽地が追撃、片岡で同点
J2第4節、徳島ヴォルティスは、鳴門陸上競技場(観客5325人)で鳥栖に2−2で引き分けた。通算成績は2勝1分け1敗(勝ち点7)で、順位は4位と変わっていない。徳島は前半に2点を奪われたが、試合終了間際に羽地の左足と片岡のロングシュートで追いついた。徳島は次節の4月2日、群馬県敷島公園サッカー場草津と対戦する。
評:徳島は試合終了前の3分間に2点を奪って、辛うじて引き分けた。立ち上がりから相手の速くて強いプレスに押され、持ち味のパス回しは影を潜めた。前半29分、ゴール前のマークが甘くなって先制されると、41分にも追加点を許した。
後半はMF筒井を投入してリズムをつかみ、シュートを放つようになった。42分、途中出場の羽地がゴール左隅に押し込んだ。その1分後、相手のクリアミスを逃さず、片岡がロングシュートを決めて同点に持ち込んだ。
相手DFの厳しいマークに、182センチの高さを生かせなかった。自らの出来が得点力アップの鍵を握るとあって「どんな状況でも決めるのがFWの役目。厚みのある攻撃ができるように、セカンドボールへの対応をしっかりしたい」と課題を挙げた。

続いても同日付の徳島新聞より。http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0327-3.html

●流れを変える値千金の得点 羽地  
残り2分。片岡の右足が勝ち点1をたぐり寄せた。相手GKも飛び出したクリアミスボールを拾った片岡に、チームメートから声が飛んだ。「ダイレクト」。約35メートルのロングシュートは大きな弧を描き、ゴール右隅へ吸い込まれた。「キーパーが出てきていたのは分かっていた。思い切って狙った」。冷静だった。
J初得点が貴重な同点ゴールとなり「ホームでの連敗は避けたかった。次の試合も積極的なプレーをする」と表情を引き締めた。
流れが徳島に傾きかけた試合終盤、反撃の口火を切ったのが後半42分の羽地の1点目だった。同27分に投入されると、満を持していたかのようにピッチを駆け、遠かったゴールをこじ開けた。「早く点を取って流れを変えたかった」
得点源として期待されながら右足の故障で先発から外れ、途中出場した2試合も無得点に終わっていた。今季初ゴールを地元サポーターの前で決めたレフティーは「15分間で点を取れたことは収穫。足の状態はまだ完全でないが、与えられた仕事をきっちりこなしたい」と、手応えをつかんだようだ。

87分でまず1点返し、88分で「左の翼」片岡の35メートルシュートですか。そりゃ盛り上がりますわな。FW羽地とボランチ筒井も試合出場できるくらいにまで復帰と朗報続きですよ。こちとら野戦病院の様相なのですけど。
堅守を誇ってJFL連覇を果たした大塚製薬(昨季は30試合で25勝3分2敗・得点74失点20)のパワーアップ後継チームが、この日はセットプレーからとはいえ2失点を喫し4試合で6失点。ホームで1分1敗ですか。昨季ホーム戦は14勝1分の負けなしだったことも考えると、上位カテゴリーの厳しさが判ります。それでも2勝1分1敗で4位なんだからうらや(ry 4月2日はザスパ草津がんばろー。
●参考リンク:J's GOAL【J2:第4節 徳島 vs 鳥栖 レポート】
http://www.jsgoal.jp/club/2005-03/00017589.html