JFL前期第5節。FCホリコシは栃木SCを2−0で破り、3勝2敗で勝ち星先行、順位も6位に浮上。

ザスパ草津ベガルタ仙台戦が行われた敷島サッカーラグビー場で、翌日の午後1時からはJFLFCホリコシ栃木SCの両毛ダービー、JFL北関東ダービーでした。またこの日は前橋市では前橋シティマラソンが行われていた関係で、午前中は敷島公園周辺も交通規制がありました。キックオフ30分前に敷島公園に到着すると、ガラガラの河川敷駐車場に駐車できました。なぜか勝った気分。敷島公園には前日と違い、心地よい微風程度の風が吹いていました。なぜ1日前にこうならないのだ。
スタジアムはおよそ600人くらいの観客が入り、メインスタンドのみ使用。アウェイ側にはなぜかザスパ草津戦でよくお見かけする顔が多かったですね。みんな1週間あの試合を引きづれないんだね。(;´д⊂)まあ「どちらもガンバレ、良いプレーを」な試合は気分を楽に、サッカーを見ていられるので、休日午後のリフレッシュにも良いかもしれませんね。ちなみにFCホリコシ、この日のメンバーとフォーメーションは以下のとおりでした。

FCホリコシ スターティングメンバー(JFL前期第5節vs栃木SC
GK:31鏑木豪
DF:5深田慶太・13山田智也・16樋口昌俊・17照井篤
MF:11奈良安剛・14羽山拓巳・26矢部次郎・29斎藤紀由
FW:7アマラオ・10森陽一
●サブメンバー
GK:1井坂進一 DF:4神田文之
MF:6山田正道・22川股要佑 FW:18浅野大地
FCホリコシ キックオフ(4−1−3−2)
−−森−−アマラオ−:浅野
奈良−−矢部−−斎藤:川股
−−−−羽山−−−−:
深田−−−−−−樋口:神田
−−照井−-山田智-−:山田正
−−−−鏑木−−−−:井坂

ゲームキャプテン蔵川洋平が前節傷んだためかベンチ入りもせず、スタンドにいました。キャプテンマークは矢部次郎ボランチは攻勢では羽山と矢部のいづれかが交代で埋め、守勢ではダブルボランチ体制に。2トップと両SHが自由にポジションチェンジし、矢部が中央でパスを采配。右SB樋口の攻撃参加で攻撃にバリエーションと厚みをもたらす形。基本ベースは昨季と同じですが、対角線、対角線でパスをつなぐ豪快なサイドチェンジで揺さぶりをかけていくところが小見監督バージョン? 試合に関しては、上毛新聞4月25日付より。

JFL ホリコシ快勝
JFLは24日、各地で前期第5節残り5試合を行った。FCホリコシは前橋・県営サッカーラグビー場で栃木SCと対戦。3−1で快勝した。通算成績は3勝2敗。勝ち点を9に伸ばし順位を2つ上げ、6位とした。
評:ホリコシは前半11分、左CKをFWアマラオが頭で合わせて先制。後半6分には斉藤が相手DFをかわし、巧みにゴールへ持ち込んだ。その4分後、FK後のこぼれ球を再び斉藤が決め3点目。ダメを押した。
アマラオ、鮮やか初シュート
毎試合2けたシュートを放ちながら決定力不足に苦しんできたFCホリコシが、3得点を挙げホーム戦を快勝で飾った。
小見幸隆監督に「前半で決めてくれよ」とピッチに送り出されたイレブン。「席捲するには至らなかったが、意気込みは感じた」と指揮官はたたえた。JFL初ゴールで沸かせたのがアマラオ。開始11分、鮮やかなヘディングシュートでJの技を披露。計5本のシュートで見せ場を作ったアマラオは「楽しかった」と、ベテランの余裕を感じさせた。
ベテランの活躍に新人も奮起。東京農大から今季加入した斉藤紀由は、2得点1アシストと勝利の立役者となった。1戦を除きフル出場し今季のチーム初得点も挙げている新人。「きょうは最高だった」とフレッシュな笑顔を見せた。
兜かぶとの緒を締めたのは小見監督。「終わってみれば3−1だけど、きつい試合だった。劣勢でも崩れない相手のベテラン選手に若手DF陣が苦労した」と指摘。上位チームとの対戦もにらみ「30試合の中で成長し続けないと」と、厳しい表情を崩さなかった。
次節から大型連休最終日まで、短い間隔で3試合を戦う。新加盟のホンダロックに、昨季成績は格上の佐川急便東京SC、現在無敗のソニー仙台FC。「分け」を最低条件に、厳しい戦いに臨む。

アマラオが、FCホリコシで初ゴール。フル出場はさすがに残り10分くらいは大変そうでしたが、アマラオのキープ力、判断よいパスワーク、試合の流れを読んだここ一番での頑張りなど、チームにフィットしてきているのが判りました。やっぱり周りと呼吸があってくると高いレベルにある選手は違いますね。記事にはありませんでしたが、初ゴール直後の栃木SCのCKには、危険なエリアを読んで、ゴール正面に上げられたキックをジャンピングボレーでクリアーする、1得点と同価値の守りのファインプレーも見せてくれました。
FCホリコシ自体も小見監督の指揮指導が反映されてきたのか、前節と違い高い位置でのプレスが効果的に機能していましたね。攻撃では大きなサイドチェンジを多用してゴール前に迫り、アマラオと森の積極的に動く2トップが生んだスペースを活かしてMF斉藤が2点目を決めるなど、新たな形が生まれつつあります。
右SBに入った樋口、ボランチとして攻守に貢献したMF矢部など新加入Jリーガーも活躍していました。結果は3−1で快勝。「4−1−3−2」が生き生き動くサッカーは楽しいですなあ。なぜ1日前にこうならないのだ。