J2第9節、徳島ヴォルティスはホーム札幌戦で劇的なロスタイム同点弾でドローに持ち込む。

徳島新聞5月1日付より。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0501-1.html

●徳島、札幌に辛くもドロー J2、終了間際に劇的同点弾
J2第9節は30日、各地で6試合を行った。徳島ヴォルティスは、鳴門陸上競技場(観客5689人)で札幌と対戦。後半35分に先制点を許したが、試合終了間際に大島が同点ゴールを決めて1−1で引き分けた。ホーム初勝利はまたしても飾れず、7日の福岡戦まで持ち越した。通算成績は2勝5分け2敗(勝ち点11)。順位は2つ下げて7位となった。第10節の徳島は3日午後2時から、西京極陸上競技場で京都と対戦する。
評:徳島は後半44分、谷奥のクロスを受けた大島がゴール右隅に流し込み、1−1で引き分けた。前半は、相手の速いプレスに押されパス回しが不発。引き気味になったDFラインとMF陣の間の空いたスペースからシュートを打たれる場面があったが、GK高橋の好セーブなどで0−0で折り返した。
後半は長短のパスを織り交ぜて好機を築いたが、逆に35分、札幌のFW相川に一瞬のすきを突かれて先制点を許した。その後、FWを3人に増やして攻め込み、終了間際に辛うじて追いついた。

このゲームはスカパーで見ましたが、やはり徳島びいきで見てしまいますね。後半ロスタイムの最後のプレーでのFW大島の同点ゴールは、ホイッスルまであきらめずにファーサイドまで走り抜けた努力の結晶でしたね。その前にオーバーヘッドシュートがクロスバーを直撃した時、万事休すかと思いましたが。このゴールについても徳島新聞同日付より。
http://www.topics.or.jp/t-jleague/2005/0501-2.html

●期待に応えたFW
終了1分前、劇的な同点ゴールを決めた大島。試合後、バックスタンドにあいさつする10番を背負った男の目は真っ赤だった。
開幕戦で歴史的なチーム初ゴールを挙げてから、ここ8試合は無得点。「自分でも焦り始めていた。それでも起用してくれた監督の期待に応えたかった」
谷奥からの長いクロスを胸で足元に落とすと、冷静に右足のアウトでゴール右隅に決めた。「いち早く反応して走り始めたので、余裕で球に追いつけた。相手GKの位置も見えていた」と振り返った。勝ち点1をもぎとったものの、ホーム初勝利を逃したことは重く受け止めている。「もっとどん欲にプレーする。勝ち越しゴールを決めてこそFWだから」。

同記事からは、攻撃が思うようにいっていないことも指摘されていますね。やはり徳島も研究されているのでしょうか。この後の対戦は京都、福岡、湘南とJ1昇格争いの3強です。なんとかここから勝ち点をとれれば、目標である5〜8位は現実のものとなりそうですが。