「長崎から目指せJ」V・ファーレン長崎に行政と地元経済界が協力する後援会が設立される。

長崎新聞5月10日付より。
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/kiji/51.html

●V・ファーレンの後援会設立 今月中に会員募集を開始
「V・ファーレン長崎」の後援会設立総会が9日、長崎市万才町の長崎グランドホテルであり、会長に松藤悟長崎商工会議所会頭、名誉顧問に金子知事が就任。副会長5人、理事17人、監事2人も決まった。

商工会議所会頭が会長、顧問に県知事が座る後援会が設立されましたよ。地元行政と経済界の支援体制は頼もしい限りですね。

経済界やマスコミ関係者らでつくる後援会設立準備委員会メンバー、小嶺忠敏長崎プロサッカークラブ推進委員長、県体協、県サッカー協会関係者ら30人が出席。金子知事は「県民全体で支えないと長続きしない。強力なバックアップ態勢をつくりあげてほしい」とあいさつ。松藤会長は「後援会はチーム運営の要。少しでもいい方向に進むよう全力を注ぎたい」と意気込みを語った。

Jリーグに昇格するまで「サッカー」では収益があげられないも同然ですから、それまではスポンサーの支援が不可欠です。地元の注目度の高まりと観客の集まりが、同時にスポンサーの集まりにもつながり、行政を動かす(&動かしやすくする)力にもなりますから、しばらく地元長崎での開催が続く九州リーグでの観客動員を頑張って欲しいところです。

県北地区の理事は「地域によって温度差がある」と指摘。小嶺委員長は、離島を含む各地域に子どものクラブチームをつくり、V・ファーレンをその頂点とするピラミッド形のシステムを構築する考えを示した。

地域によって温度差があるそうですが(スタジアムの遠方地域は仕方ない部分あり)、離島などにもクラブチームを設けていく構想など、小嶺会長の夢も長崎全域に拡がりそうです。地域温度差も地道な活動によって県全体の気運の盛り上がりにつなげていきたいですね。近い将来にはV・ファーレンユースと国見高校の関係など、考えねばならない課題もありますが、ここは対立軸ではないので互いに良い関係を作れる調整や連繋を作り、地元の子供達にも多くの選択肢を与えられる方向に進んでもらいたいですね。
V・ファーレンのトップと国見高校のトップが同じ小嶺先生である以上、調整は難しくないと思われます。本当に長崎サッカー界の宝のような指導者ですね。