東海リーグ2部第3節、FC岐阜はスコアレスドローも森山泰行が初出場を果たす。

FC岐阜公式より。http://www.fc-gifu.com/index.html
http://www.fc-gifu.com/news/050523.html

●東海リーグ2部第3節 5月22日(長良川メドウ)
FC岐阜 0−0 MIND HOUSE T.C
前半、MIND HOUSE T.Cの組織的な攻守を受け、リズムを作れなかったFC岐阜。持ち前のサイドからの攻撃が機能しないまま、苦しい時間を過ごす。しかし、ボランチ栗田が献身的な動きをみせるなど、徐々にリズムを取り戻す。混戦からのルーズボールを森下が、山川の突破から栗田がヘディングでゴールを狙うが、得点ならず。全般的にFC岐阜がボールを支配しつつも、いまいち形とならない攻撃だった。
森下を下げ、今節から復帰となった西脇を投入した後半。チームはリズムを完璧につかむ。前線でのボールキープできるようになり、圧倒的にボールを支配。決定的なチャンスを数多く演出するも、ゴールには結びつかず。70分(後半25分)には、東海リーグ初出場となる森山も出場、オーバーヘッドキックでスタンドを沸かせるプレーを見せた。結局、最後まで両チーム、ゴールを割ることはできなかったが、攻めの形が確立されたこともあり、有意義なゲームとなった。

0−0で終わりながらも元日本代表の森山泰行がリーグ戦に初出場、元ジェフ市原モンテディオ山形の西脇良平も出場停止が明けて戦列に戻るなど好材料が多かったようです。負傷明けの復帰戦でオーバーヘッドを撃つ森山さんもスゴイですな。
また前節・今節と、昨季から引き続きチームを支えるメンバーが負けずに乗りきったことも大きいですね。

●森山選手兼監督補助のコメント [監督補助として]
チームが勝てなかったのは残念だ。0−0、1−1という試合は精神的にきついので、このような状況から打開してコンディションを整え、チームコンセプトで動けるようにしていかなければいけない。勝点1を取ったけれども満足しないで次に挑もう。
●森山選手兼監督補助のコメント [選手として]
ゲームに出場することによって力をつけていくものなので、今後、出場時間を増やして本調子にしていきたい。今日の試合に出場して足の痛みがなかった。
●24西脇選手のコメント
前半、ボールの蹴りあいのようなセーフティな展開。ラインを割ることが多く、うまく攻め切れていない印象があった。後半から出場し、サイドの選手、ボランチの選手がいい形で攻められるよう、前線でのタメができる役割を自分に課した。
その効果もあって、チームの動きは良くなったと思うが、センタリングやフィニッシュには結びつかなかった。
DFラインの練習主体を続けるなかで、今後攻撃練習も増えていくと思う。そう考えても悪くない引き分けだった。しかし、前線の人間として得点が取れず、DFには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
●チームの動力としてフル活躍「19栗田選手」のコメント
去年もヒロ(18高橋)と組んでやっていたので、連携自体は悪くなかった。ヒロはボランチじゃないんだけど、実はボクもボランチじゃないんで(笑)。でも誰かが動かなくてはならないので、率先して動いた。自分に出来ることは、声を出すことと動くことと盛り上げること。今日は立ち上がりから静かだったが、いいわけにはならない。スコアレスドローだったが、まだこれからのチームなので心配してない。
パートナーが誰であっても自分の役割を全うするのが仕事。これからもひたすら頑張る。
●次節からようやく出場可能、25北村隆二選手のコメント
前節視察に行って、相手チームが強敵であることは知っていた。スコアレスドローでも、悪くない結果だったと思う。いい形ができていながら、点を取れないのはもったいないが、今後修正できる部分。練習でも守備が主体なので、現段階では仕方がないかも。
今日のゲームで4人のFWをみたが、森山さんの動き出しとかはさすがなものがあった。誰と組みたいかどうか秘密なんで言えないですけど、誰でも持ち味を引き出す役割を全力でしたい。

次節からは元名古屋グランパスの北村隆二も復帰できるそうなので、チームの上昇を期待したいですね。しかし試合終了後の選手コメントの充実ぶりと濃い内容では、FC岐阜は既にJ並みですよ。選手個々の戦術や戦う姿勢を深く考えていることが判りますし、サポーターにも伝わりますよ。ザスパ草津公式はもう少しガンバレ。