ヴォルカ鹿児島とニューウェーブ北九州の「目指せJ」直接対決は、NWが3−1の勝利。

まずはホーム側、ヴォルカ鹿児島について南日本新聞5月23日付より。
http://373news.com/sports/volca/cgi-bin/crux.cgi

●九州リーグ第5節 5月22日
ヴォルカ鹿児島 1−3 ニューウェーブ北九州
●九州リーグ第5節 ヴォルカ、地元戦飾れず
ヴォルカ鹿児島は1−3でニューウェーブ北九州に敗れた。勝ち点は7のままで5位に順位を下げた。前半終了間際に得点を許したヴォルカは後半19分、FW西が終盤からのボールを頭で合わせ同点。しかし、中盤で北九州の速いマークに苦しみ主導権を奪われると、後半37、44分と立て続けにゴールを奪われた。
●中盤支配され苦杯
開幕連敗の後、連勝でホーム第2戦に臨んだヴォルカは動きが硬く、精彩を欠いた。若いメンバーの多い北九州は素早い出足で中盤を支配し、ヴォルカのパスの供給源、MF諏訪園らの動きを封じた。前線にパスを送ってもセカンドボールをことごとく拾われ好機を作れなかった。
DF児玉は「いつもは声をかけて拾えるのに、疲れからかワンテンポ遅れた」。チームディレクターのGK恒松も「動きが重く、足が止まっていた。試合間の調整がうまくいかなかったかもしれない」と話す。
後半からシステムを攻撃的布陣に変え1点を返したものの、すぐに失点を許すなど2試合を零封してきた守備陣にもほころびが出た。児玉は「攻めた後のファーストディフェンスが大事。攻守の切り替えを徹底したい」と修正点を挙げる。FW西は「九州リーグは何があるか分からない。来週も試合があるし切り替えていきたい」と先を見据えた。

この試合に勝てば勝ち点10となり、上位3強に近づけたヴォルカですがホームで敗戦に。次節は、ロッソに敗れたとはいえ、未だ3位につけている新日鉄大分です。なんとか頑張ってもらいたいところ。
一方のニューウェーブ北九州については、公式のレポートが一番詳しく。
http://www.kitakyushu-fc.org/index2.html

●試合レポート
早朝6時に北九州を出発するというハードなスケジュールで、鹿児島に乗り込む。第5週はニューウェーブ北九州(以下NW)のキックオフで開始された。試合前のミーティングで千疋監督は「ボールを奪ったらパスでもドリブルでもいいからとにかくボールを前に運べ」と積極的な攻撃の指示で選手を送り出した。それに呼応するかのごとく開始直後から何度となく鹿児島ゴール前に攻めあがり、試合の主導権をつかむ。
前半終了間際大塚が左サイドをドリブルで鋭く攻め上がりセンターリングするとゴール前で受けた井手田がワントラップ後冷静に相手をかわしシュートすると待望の先制点となりそのまま前半が終了した。
後半も積極的に攻撃をしかけ、後半17分にはセットプレーから近藤がヘディングシュートするも、またもやバーをたたき追加点を奪えない。
前にしかける意識を全員が失うことなく攻撃を繰り返し、後半37分勝ち越しゴールが生まれた。細かくつないだボールを受けた近藤が右からセンターリングすると走りこんだ植木が合せた得点であった。また終了間際にもセットプレーから大塚の出したパスを植木がキープすると見せかけてセンターリングするとゴール前で待ち受けた近藤が鹿児島の息の根を止める3点目をゲットし、2勝目をあげた。
この試合、守備面ではチャレンジ&カバー及びディフェンスの中でのアプローチの速さなどボールを中心とした守備が安定していたこと、また攻撃面では大塚を中心とした速いパス回しとボールを奪うと積極的な攻撃のしかけが、勝利に結びついた。

北九州を朝6時発で鹿児島へ、だけで既に人情が沸いてしまいますな。ザスパ草津も昨季はリーグ戦と天皇杯で2週連続で大阪までバス移動なんてしてましたよね。夕方に試合を終わらせてすぐに帰路について深夜1時に草津に着くとか。九州も広いですから、同じような苦労があろと思われます。
ともあれ、ニューウェーブ北九州にとっては連敗は3で止まり勝ち点3をとって中位に踏みとどまれたのは大きいですね。フェロヴォローザもそうでしたが、2勝3敗と1勝4敗の差は大きいですよ。次節は沖縄かりゆしとホームで対戦なので、連勝と行きたいところですね。