東北リーグ第4節。盛岡ダービーはスコアレスドローも観客は2000人超え。

ニッカン東北版6月6日付より。
http://www.nikkansports.com/ns/tohoku/p-th-tp0-050606-0005.html

●東北リーグ第4節 6月5日(盛岡南公園球技場
盛岡ゼブラ 0−0 グルージャ盛岡
●「盛岡ダービー」はドロー/社会人サッカー
リーグ初の「盛岡ダービー」は両者譲らず、0−0の引き分けだった。ここまで2勝1分けと負けなしのグルージャ盛岡は、盛岡ゼブラの堅い守備に苦しみ、シュート13本を放ったがゴールを奪えず。後半30分にはカメルーン出身のMFディディエー・コウアカム(18)を初投入したものの、結局2試合連続ドローに終わった。
通常のリーグ戦では味わえない熱気があった。岩手のサッカー史に刻まれる初のプロアマ決戦に、2000人を超えるサポーターが大声援を送った。「特別な意識はないつもりだったが、これほどの観客だから」というMF武藤真一監督(32)をはじめ、イレブンの気持ちが高ぶるのも無理はなかった。
相手は明らかに引いていた。攻撃の起点となるトップ下の西洋祐(22)が徹底的にマークされ、自由に動けなかった。MF橋本淳(28)や三ケ崎伸穂(23)がサイドから崩しに掛かった。何度もゴール前まで迫ったが、フィニッシュには至らなかった。
「個々の力だけでは得点にならない。最後の部分でもうひと工夫が必要」と西は振り返った。先発にプロ6人をそろえるグルージャに対し、ゼブラは完全なアマ。だが肩書だけで勝てるほど、甘いリーグではない。通算3得点のFW原田太(22)も「積極性が足りなかった」と反省した。
「ゴールが入っていれば、お客さんももっと楽しかったでしょうね」。武藤監督の苦笑いには、得点力不足の悩みが表れていた。

明らかに引いている相手から得点するのは難しいところですが、開幕連勝の後に2引き分け。次節ではスッキリ勝ちたいところですが。九州リーグでも千人単位の観客を動員していますが、盛岡ダービーも2千人を超える観客が集まったとか。グルージャも地域の支持と注目を集めていますね。