【浜松】JFL前期第14節。天皇杯シード2チームが決定に。【栃木】

祝、天皇杯シード。

混戦のJFLですが、ついに前期2位以内が確定しましたよ。猛攻アリ波乱アリの今節となりました。JFL公式より。http://www.jfl-info.net/

JFL前期第14節 6月18日
愛媛FC 2−2 Honda FC
得点 27分:金子豊(愛媛)57分:関根永悟(愛媛)78分:鈴木滋(Honda)89分:鈴木弘大(Honda)
Jリーグ入りを目指す愛媛FCHonda FCと対戦。ホームではHonda戦3連勝と負けを知らない愛媛。この試合も立ち上がりから愛媛のペースで試合は進む。前半27分、右サイドから永富裕也が上げたボールを金子豊が絶妙のトラップから右足で決め、愛媛が先制する。
後半に入っても愛媛がHondaゴールに迫り、57分、守備で頑張っていた関根永悟が八柄堅一のクロスをダイレクトボレーで豪快に決め追加点。
その後も攻めつづける愛媛に対し、2点をリードされたhondaAは61分、吉村和紘、鈴木弘大を投入し反撃する。78分、鈴木滋のヘッドで1点を返すと、Hondaはロスタイムに得たフリーキックを冷静に左サイドへ運び、吉村和紘のクロスを鈴木弘大が頭で押し込み同点にする。試合はそのまま終了。
引き分けながら勝利を得たようなHondaに対し、内容で圧倒しながらも勝ちきれない愛媛は、多くのサポーターの声援が空しく響いた。引き分けたHondaは、第85回天皇杯の出場権を獲得した。

草津の試合をJ's GOALで追っていましたが、こちらもライヴ中継で確認していました。草津も愛媛もロスタイムでかたや逆転、かたや同点とは悔しい限りでしたよ。Honda FCは苦しみながらも勝ち点1を得て前期の2位以内を確定し、天皇杯JFLシードでの出場権を獲得しました。さすが「アマチュアの最高峰」Honda FC。素晴らしい成績ですね。また最後に追いつかれたとはいえ、愛媛FCも勝ち点1を上積みして4位です。こういう経験をチームとして積み重ねてJに辿りついて欲しいですね。草津も昨季は前期終盤の苦戦から一皮むけましたし。

FCホリコシ 0−0 デンソー
82分:伊藤智弘(デンソー

3位のFCホリコシは今季まだ1勝しかあげていないデンソーのカウンターに沈んでまさかの敗戦に。天皇杯出場権はこのチームの実力ならば群馬県代表の座を得ることは難しいことではないでしょうが(決勝のみ戦うスーパーシード)、それ以上に無得点かつ敗戦で順位を下げたことの方がイタイでしょうね。勝ち点3をキチンと稼いでおきたい相手だったと思います。デンソーの健闘勝ちでもあるのでしょうね。

ソニー仙台FC 3−3 流通経済大学
得点 38分:本多進司(ソニー)39分:池田圭流経大)56分:石川雅人(ソニー)61分:大谷哲也ソニー)70分:福田建(流圭大)74分:福田建(流経大
アローズ北陸 1−0 横河武蔵野FC
48分:川崎元気(北陸)
佐川急便東京SC 1−0 三菱水島FC
61分:伊藤琢矢(佐川東京

ソニー仙台は3−1から追いつかれて引き分け、横河武蔵野アローズ北陸に破れて天皇杯シード権争いから脱落。両チームとも2位にまで順位を上げて今季がんばっているだけに、ここ最近のつまづきが残念ですね。三菱水島は佐川東京に敗れて7連敗に。今季一杯勉強のシーズンでしょうが、なんとか結果も欲しいですよね。ああもう、なんかこのツラさが肌に伝わりますよ。>草津サポとして。
ともあれ、土曜日の上位グループのつまづきにより、2位の栃木SCが勝ちさえすれば、そのまま前期2位以内確定、天皇杯シード権を獲得する日曜日となりました。ホーム栃木グリーンスタジアムSC鳥取を迎え撃ちます。

JFL前期第14節 6月19日
栃木SC 5−0 SC鳥取
得点 4分:若林学(栃木)63分:若林学(栃木)69分:若林学(栃木)77分:若林学(栃木)87分:池田光忠(栃木)
2位につける栃木SCは、SC鳥取とホーム栃木グリーンスタジアムで対戦。この試合でも栃木の強力な攻撃陣が力を発揮。前半の立ち上がり4分に若林学の得点で先制すると、後半に入っても63分に再び若林が決め、その後も若林の2得点(計4得点)などで3点を追加し鳥取に快勝。若林学の2試合連続ハットトリックの活躍で勝点3を加えた栃木は、HondaAと共に第85回天皇杯の出場権を獲得した。

栃木の巨漢FW若林学、確変キター! 1試合4ゴールの荒稼ぎ、2試合7得点で連続ハットトリック達成、総得点12でJFL得点王レース単独1位に踊りでました。チームも第7節から8連勝で9勝3分2敗で勝ち点30、得失点差が堂々の+20。開幕から6節までが1勝3分2敗のチームにどんな変化があったのでしょうか。
敷島でのFCホリコシ戦では、3点をリードされても「まだ出来ることあるぞ」とのサポーターコールに応え、強引なドリブル突破で力ずくながらもゲームの主導権を奪って1点を取り返しましたからね。その試合が敗戦でも、次の90分のために、次の次の90分のために走るイレブンだからこそ、出来ることがあるのでしょうね。Honda FC戦での「ロスタイムに同点弾を受けるもふたたび逆転弾」が自信となり、ここまでの成績にも反映されたのだと思います。天皇杯シード権獲得おめでとうございます。

YKK AP FC 3−1 ホンダロック
得点 1分:岸田裕樹YKK)44分:堤健吾(YKK)44分:黄学淳(YKK)77分:大串良秀(ロック)
佐川急便大阪SC 1−2 佐川印刷SC
得点 6分:安部雄二郎(佐川印刷)18分:大坪博和(佐川大阪)67分:大槻紘士(佐川印刷

YKK AP FCホンダロックを倒して3位に浮上。なぜか勝ち切れない試合と勝ち点のとりこぼしが天皇杯シードを遠ざけてしまったようですね。富山県代表の座は今年もアローズ北陸と争うことになるでしょうか。前期最終節はHonda FCと対戦です。佐川大阪と佐川印刷の佐川ダービーは佐川印刷が勝利して9位に。東京と大阪よりも上位につける快挙ですかね。ここ8試合で7勝1敗とチームは栃木SCにも負けず劣らず上昇中。後期もがんばれ、プリントダイナマイト!!