東北リーグ第6節、グルージャ盛岡は5−0の完勝。前期を負けナシの4勝2分で折り返す。

グルージャ盛岡公式より。
http://www.grulla.jp/cgi-bin/dispgame/disp_game.cgi?diyy=2005&gameno=6

●東北リーグ1部第6節 6月26日(13:00/宮城県サッカー場
NECトーキン 0−5 グルージャ盛岡
得点 2分:原田太(G盛岡)32分:原田太(G盛岡)34分:桜井鐘吾(G盛岡)78分:原田太(G盛岡)90分1:ディディエ・コウアカム(G盛岡)

この試合はベガルタ仙台ザスパ草津のサテライト戦の前に同じ場所で行われたのですね。行くべきだったかなあ。武藤監督と元ベガルタで中心選手の西くんを欠きながらも5−0の圧勝に。ハットトリックかました原田選手はDFとして入団紹介されているのに、この試合はFW出場。どんな才能ですか。カメルーン世代別代表でもあったコウアカムくんも初ゴール、オメ。
これで東北リーグの前期は終了、ここまで負けなしの4勝2分は素晴らしい成績ですね。後期初戦のTDK秋田との試合が天王山となりそうです。
また土曜日にスカパーの朝日ニュススターでこちらのドキュメントを見ましたよ。
http://www.iat.co.jp/P6/05/

●「新しい風になれ〜グルージャ盛岡の1年」
2004年4月10日、Jリーグ入りを目指してスタートしたグルージャ盛岡
去年グルージャに所属したプロ選手は元・Jリーガー武藤をはじめ5人だけ・・・。あとは30代を目前にした社会人達が中心、つまりアマチュアである。
2004年10月31日、グルージャ盛岡は東北社会人リーグ2部を優勝し、1部昇格を決めた。新しい風を起こすため、夢と現実の両方を追い、苦しみながらも勝利を手にした無名の男たち・・・。夢と現実を揺れ動いた彼らの1年を追った。

グルージャ盛岡の母体となったチームの選手たちにスポットライトを当てた話でしたが、ザスパ草津の過去も含めて、深く考えさせられましたね。発足当初から、プロ志望&元プロの再チャレンジのチームであったザスパ草津とは別のテーマを持ったチームだと改めて知りました。
おそらくグルージャ盛岡がいつか念願かなってJリーグに加盟した時には、現在所属している何人もの社会人選手がチームから姿を消しているでしょう。チームが強くなるために夢を実現するためには、自分達が作ったチームから身を引かねばならない男たち。「盛岡に、岩手にJを」という高い志と、自らの生活とサッカーライフを考えた迷いが語られていましたね。「目指せJ」や美談ばかりをとり上げられるより「サッカーとは、人生の幸せとは」というもっと深いテーマで凝縮された素晴らしいドキュメンタリーであったと思います。
おかげさまで、前チームの監督で今はグルージャでアマチュア選手とプロ選手のつなぎ役という難しい仕事をこなされている吉田忍選手も知ることができました。今節もしっかり出場されていますね。母体となったチームの選手のみなさんを大切にしながら、グルージャ盛岡は成長していっていただきたいです。