JFL後期第1節、土曜日に3試合。首位の栃木SCは1−1のドロー、FCホリコシは3連敗。

JFL公式より。http://www.jfl-info.net/

JFL後期第1節 7月2日
佐川印刷SC 1−1 栃木SC
得点 31分:安部雄二郎(佐川印刷) 62分:只木章広(栃木)
今季の開幕戦で栃木SCから勝利を収めている佐川印刷は、攻撃力のある栃木SCに対し守備陣が踏ん張り仕事をさせず、前半31分には石田英之からのパスを安部雄二郎が決めて先制。後半に入り栃木SCも反撃、62分に相手のクリアボールを拾った只木章広が決めて試合を振り出しに戻す。その後、両チーム共チャンスを作るが得点を挙げることはできず、引き分けに終わる。

栃木SCは同点に追いついた後に一気に3人交代するも、GKが一発退場で大ピンチ。フィールドプレーヤーがGKを務める10人態勢でのドローは立派な結果。連勝は9でストップしてしまいましたが、無敗記録は11に伸びています。
また、既報どおり07年のJリーグ加盟を検討する会合がスタートしたそうで。下野新聞7月2日付より。
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/050702/news_10.html

●07年参入目指す 栃木SC、研究会発足
栃木SCのJリーグ参入に向けたプロジェクトチーム「栃木SCのJ2昇格を目指す研究会」の初会合が一日、宇都宮市内のホテルで開かれた。研究会では二〇〇七年の参入や、そのための資格要件などが話し合われ、栃木SCの山野井暉代表は「いよいよ、という気持ち。クリアすべき条件は数多くあるが、何とか乗り越えていきたい」と、J参入に向けて動きだした。
会合には栃木SCから山野井代表、石崎忠利統括部長や吉江茢也県サッカー協会専務理事、町田文男宇都宮市サッカー協会理事長、経済界、サポーターら、県内関係者9人が出席。
プロジェクトチームは当初、入会条件などの研究が目的だったが、前期を首位で折り返した栃木SCの好成績でJ参入の期待感が高まっており、さらに踏み込んだ活動が期待されている。

研究会の活動を推進していくためにも、栃木SCには今季の好成績が期待されますよね。勝利と勝ち点を積み重ねることで、より多くの観客を集めていただきたいところです。

流通経済大学 1−5 YKK AP FC
得点 31分:岸田裕樹YKK)44分:高林忠毅(流経大)50分:濱野勇気(YKK)54分:岸田裕樹YKK)64分:堤健吾(YKK)89分:岸田裕樹YKK

ヴィッセル神戸のFWの岸田裕樹ハットトリックの活躍で、流通経済大学を5−1で一蹴。FCホリコシ戦で岸田のプレーを見ましたが、やはりJ1から来た選手はちょっと違いましたね。岸田はこれで9得点、JFL得点王争いに顔を出してきました。YKK AP FCという強豪に、エースFWがますますフィットしていけば後期のYKKはさらに怖ろしいチームとなりそうです。

横河武蔵野FC 1−3 FCホリコシ
得点 3分:高橋厳一(横河武蔵野)50分:熊谷寛(横河武蔵野)60分:池上寿之(横河武蔵野)89分:斉藤紀由(ホリコシ

FCホリコシはなんと3連敗。しかもかなり劣勢のまま90分間が過ぎてしまったようで。詳しくは上毛新聞7月3日付より。

ホリコシ3連敗 
FCホリコシ横河武蔵野FCと対戦。1−3で敗れた。前期14節から3連敗。通算成績は8勝1分け7敗で勝ち点は25のまま。
●「大量3失点」苦渋の表情
悪夢のような90分。イレブンの足どりは最後まで重く、ぎくしゃくした連係は修復できないまま終了のホイッスルが響いた。リーグ最少失点を誇るホリコシが「大量3点」を奪われ3連敗。選手たちは苦渋に満ちた表情でピッチを去った。
「なぜこんなにコンディションが悪かったのか」。小見幸隆監督が首をかしげるほど、選手たちの体は終始重かった。持ち味の「立ち上がりの猛攻」も息をひそめたまま。攻守の切り替えに手間取るうち、あっという間に攻め込まれる場面もたびたびあり、スタンドからは「ホリコシってこんなチームだったっけ」との声も聞こえてきた。

今季開幕戦に0−1で敗れた相手とはいえ、その時はホリコシが攻勢で横河武蔵野がカウンターで迎え撃った試合でした。池田元監督時代の強力な武器だった「攻守の切り替えの早さ」は小見監督指揮下でやや遅くなったと思われますが、DFラインまで含めたパス回しとサイドの切り替えが加わり、決してモタモタしたチームではないと思うのですが。どうもチームとして底の時期のようですね。

「こうなる予兆はあった」と、MF蔵川洋平に代わり主将を務めたMF矢部次郎は冷静に振り返った。下位チームに連敗して失った自信は、予想以上にダメージを与えていた。
矢部は「すべてのプレーに躊躇があった。最近のチーム、個人の悪いところが一気に噴出した」とも分析。精神、肉体両面で苦しい状況にあることを示した。FWアマラオ、MF蔵川、平間智和の中心メンバーを欠き、ある程度の苦戦は想定された今節。しかし、不振の原因は根深く複合的なことは「アマラオが復帰できたから解決することではない」と、選手も認識している。

加えて、前主将でDFリーダーの神田まで出場停止とあって、ピッチで鼓舞するベテランが少なかった模様。下位チームに連敗していることが、MF矢部のいうとおり、プレーを小さくしてしまったのかもしれませんね。

終了直後、指揮官は全員を集めてミーティングを開いた。1カ月半のインターバルまであと4戦。「このまま連敗してしまう恐れ」にいかに打ち勝つか。待ったなしの状況の中、チームは今季最大の試練と正念場に立ち向かう。

人材と潜在能力、俄然強気な攻撃的姿勢といい、JFLで屈指のチームなのはマチガイないと思うので、頑張って欲しいところですよ。