【運営保険】Jリーグが公式戦の安定運営基金を設立。【緊急避難】

ニッカン7月19日付より。
http://www.nikkansports.com/ns/soccer/f-sc-tp0-050719-0024.html

●Jが基金設立、公式戦安定開催目的に
Jリーグは19日の理事会で、財政難のクラブがシーズン途中でリーグ参加が困難になり公式戦全体の運営に支障が出る事態を防ぐため、基金設立を正式に決めた。本年度は3億800万円を基金へ組み入れる。今後は全クラブの経営規模合算額の5%にあたる約27億円の基金設立を予定している。
これまでも一時的に資金繰りが悪化したクラブに、Jリーグが分配金の前払いなどの形で融資し、急場をしのぐ例が相次いでいた。
鈴木昌チェアマンは「何も起こらないのが1番だが、30クラブに増えて、いろいろな問題が起こる可能性もある」と基金設立の意図を説明した。

つまりシーズン途中で存続できなくなるクラブが出てしまう非常事態で、リーグ戦が出来なくなるのを避けるための積立ですね。とりあえず予定されている1年間の試合はこなせるように。
昨季の存続問題を乗り切ったサガン鳥栖は再生の道を順調に邁進しておりますが(というか躍進)、今までも数クラブで運営、存続問題がありました。チェアマンコメントどおり「何も起こらないのが一番」ですが、今季2クラブ加盟して30クラブに増え、全国各地で「目指せJ」が活動している昨今の拡大傾向を考えると、今のうちから安定運営の保険を準備をしておくのは立派なリスクマネージメントだと思います。