栃木SCのJ加盟研究会、クラブ運営組織の株式会社化に向けて未だ検討中。

下野新聞7月21日付より。
http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/050721/news_12.html

●株式会社化の結論出ず J2参入目指す栃木SC
JFLに所属する栃木SCのJリーグ参入を検討する「栃木SCのJ2昇格を目指す研究会」の第三回会合が二十日、宇都宮市野高谷町の栃木SC事務局で開かれ、クラブの株式会社化について協議が行われた。この日の会合には栃木SCの山野井暉代表、石崎忠利統括部長ら十人が出席した。
研究会が目指す二〇〇七年のJ2参入には、九月末までにクラブを株式会社化する必要がある。J2クラブの標準出資金額の三−四億円を集めるには日程的に困難なため、まずは数百人単位で市民から小口の出資者を募り、株式会社を設立。その後、増資していく案が提示された。
しかし、出席者からは「リスクの洗い出しや、検証がなされていない」や「後援会への説明が必要では」といった意見が出され、結論には至らなかった。

「研究会が目指す二〇〇七年のJ2参入には、九月末までにクラブを株式会社化する必要がある」というのは今年「運営組織は、J加盟申請の1年以上前に法人化されていること」という主旨の文章がJ規約に加わったからのようです。でないと、昨季Jに加盟した大塚製薬徳島ヴォルティス)はこの「1年以上前に」にひっかかってしまいますからね。
記事の雰囲気ですとまるで計画が頓挫したみたいにも受け取れますが、3度目の会合にて「早急な株式会社化にはまだ検討すべき案件がある」と指摘があっただけのこと。すでに多くの地元を中心としたスポンサーに支えられている栃木SCですから、懸案をひとつひとつクリアーしていくのだと思います。