2位のFC琉球はV・ファーレン長崎にPK負け。長崎はホーム初勝利を雄敵から挙げる快挙。

長崎新聞7月25日付より。
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/kiji/82.html
http://www.nagasaki-np.co.jp/sports/soccer/2005/kiji/83.html

V・ファーレン、ホーム初勝利
V・ファーレン長崎は諫早市の県立総合運動公園陸上競技場でFC琉球とホーム第3戦を行い、2−2からのPK戦4−2で勝利して8勝4敗(勝ち点22)の5位となった。4位ニューウェーブ北九州とは勝ち点で並び、得失点差が1。
V・ファーレンは前半12分、MF原田のクロスボールをDF堀川が頭で合わせて先制。後半10分、琉球MF比嘉に直接FKを決められ、同点に追いつかれた。後半27分、MF田上渉のゴールで勝ち越したが、ロスタイムに再び失点し、PK戦へ。V・ファーレンは4人全員が決め、FC琉球は3、4人目が連続失敗した。
V・ファーレン、ついに大きな壁崩す
後半10分に1−1に追いつかれてから、サイドを崩されピンチを迎えた。先制しながら終盤崩れ、逆転負けした第6節のロッソ熊本戦をほうふつとさせた。V・ファーレン長崎には、最後まで踏ん張りきれない弱さがあった。しかし、この日は違った。「泥臭く、汗をかいて戦う。勝ちたいんです」。3日前の練習後、岩本文昭監督は熱く語った。選手も同じ思いだった。
後半27分。MF田上渉は、自陣から長い距離を駆け上がった。普段は中盤の底で守備に走り回る田上。「自分が点を入れたいとは思わない。勝ちたいという気持ちが先に来た」。田上が放ったシュートは、ゴールへ吸い込まれた。
ロスタイムに追いつかれ、PK戦にもつれても、勝利への意欲は消えなかった。一蹴り一蹴りに気持ちを込め、成功させた。琉球4人目、DFクリスティアーノのキックがポストを叩くと、まるで優勝したかのように喜んだ。
Jリーグ経験者を多くそろえるFC琉球。1月の九州各県リーグ決勝大会から数えれば3度対戦して全敗だった。大きな壁をついに突き崩した。

昨季の県リーグ決勝大会の決勝戦で初対戦して大敗を喫したFC琉球相手にPK戦にもちこまれてしまったとはいえ、翌シーズンに早くも勝利できたことはV・ファーレン長崎成長の証ですね。一方のFC琉球としてはロスタイムに追いつく執念を見せたものの、PK負けで勝ち点は1上乗せするに留まりました。首位のロッソ熊本との勝ち点差は6に開いてしいましたがまだ2位を堅守。まだまだガンバレ。