明日、JFL前期日程が終了。天皇杯シード権1枠を3強が争う展開。

SH772006-07-01

すでに本日JFL第17節、前期最終節が3試合行われ、明日の6試合で前期日程が全て終了します。優勝は1シーズン34節で争われるJFLでは、前期終了などただの折り返しだとも云えますが、前期を首位で終えるチームは今年の天皇杯JFLシード権を獲得できるので、注目に値します。
ザスパ草津JFLに所属していた2年前は、前期第3位のチームまでシード権を得られたのですが、徳島・草津・愛媛と相次ぐJ加盟でJチーム枠が増加、現在のJFLシードは前期首位チームのみの権利となっています。そして前期最終節を前に首位に立てる可能性のあるチームは上位3チームに絞られました。前節までの上位の順位表は以下のとおりです。

●2006JFL順位(前期第16節終了時点)
1位:ホンダFC・・・・・・勝ち点37/12勝1分3敗/得失点差+16  
2位:佐川大阪SC・・・・・勝ち点35/11勝2分3敗/得失点差+17
3位:YKK AP FC・・勝ち点34/10勝4分2敗/得失点差+22
4位:ロッソ熊本・・・・・・勝ち点33/10勝3分3敗/得失点差+14
5位:栃木SC・・・・・・・勝ち点33/10勝3分3敗/得失点差+13

現在は「アマチュアの最高峰」Honda FCが首位に立っていますが、5位まで勝ち点4差の大混戦。すでに5位の栃木SCは、本日12位のジェフクラブと対戦し、10人になりながらも2−1と1点リードしていましたが試合終了間際に同点に追いつかれ、勝ち点1を伸ばすに留まっています。上位3強の明日の試合予定は以下のとおりです。

2006JFL前期第17節 7月2日
(1位)Honda FC VS FC琉球(15位)/18:00都田 
(2位)佐川大阪SC VS SC鳥取(10位)/14:00東山陸 
(3位)YKK AP FC VS アローズ北陸(7位)13:00岩瀬  

3位のYKK APアローズ北陸との「富山ダービー」。現在7位まで順位を落としているアローズ北陸ですが、首位争いをこの富山2チームで演じていたのは最近のこと。とんでもない死闘となりそうです。また天皇杯富山県代表の座は、ここ2年の直接対決でアローズにもっていかれているだけに、YKK APとしてはここでシード権をとっておきたいところ? また順位は3位ですが、得失点差ではもっとも優位な+22だけに、勝利すれば1位返り咲きはかなり現実的です。
第2位の佐川大阪は、SC鳥取とアウェイで対戦。順位だけ見れば優位ですが、SC鳥取はここまで9分と抜群の「中位力」の持ち主。また上記の5強と全て点の取り合いの末に引き分ける実力上昇中の危険な相手です。
首位のHonda FCは、ホームで15位のFC琉球と対戦。3チームの組み合わせではもっとも順位の低い相手との対戦、しかも18:00キックオフと、2位3位の結果を受けて戦えるだけに、実力と状況ともに優位にありそうです。明日のJFLは注目です。まあ、個人的には「佐川大阪、御給ガンバレ」なんですけど。