FC岐阜の戸塚哲也監督が解任。後任は元神戸・甲府監督の松永英機ヘッドコーチが内部昇格。
昨日につづいて、J準加盟クラブで監督交代のニュースです。毎日新聞6月21日付より。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/soccer/news/20070622k0000m050089000c.html
●JFL:FC岐阜が監督交代へ 後任は松永HCが就任予定
J2昇格を目指す日本フットボールリーグ(JFL)のFC岐阜は21日、第17節(23日・ガイナーレ鳥取戦)から戸塚哲也監督(46)に代わって松永英機ヘッドコーチ(44)が指揮を執ると発表した。松永コーチは今後監督に就任する予定で戸塚氏は未定。
ただただビックリです。今季JFL昇格1年目ながら、10勝3分3敗の3位につけている上位チームの監督が解任ですか。記事では解任の理由も触れられています。
今西和男ゼネラルマネジャーは「戸塚監督は(Jリーグの監督に必要な)S級ライセンスを持っておらず、最近はチームに進歩が見られない」と語った。戸塚氏は06年から監督を務めていた。
松永コーチはヴ川崎(現東京ヴ)、甲府、神戸で監督を歴任。今季、FC岐阜のコーチに就任した。
今西GMのおっしゃるとおり、戸塚監督はS級資格を保有していないため、Jに加盟すれば来季は指揮をとることはできません。加えて「最近はチームに進歩が見られない」との評。たしかにここ2戦はジェフリザーブスと佐川急便SC相手に連敗していますが、それでも現在3位ですし、4位との勝ち点差は5で、J加盟条件から外れる5位との差は8点あります。もちろん今後も3位以上でいられる保障にはなりませんが、ここで解任とは本当に思い切った手を打たれましたね。松永コーチはJ1、J2、JFLでも監督経験を積まれている方なので、まるっきりのバクチではないと思いますが、もちろん交代すれば必ずJ加盟条件が満たされると云うものでもありません。
続投・交代の双方の可能性を、今西GMが今季でのJ加盟の成功確率を少しでも上げるため、またクラブの諸状況を総合的に見て、ギリギリの判断をされたのでしょうね。とにかく、FC岐阜に関わる全ての方々のためにも、この決断と転換が吉と出ることを願って止みません。