「ゴチになります」はどこまで金額を上げられるのか。

昨夜も2時間スペシャルとして放映していた日本テレビ系の「99のぐるナイゴチになります」。もうツライのではないかな、この企画。
スペシャルごとに「史上最高の設定金額」と銘打っている印象があるが、昨夜はついに1人58000円に。このスペシャルに限らず、設定金額が高騰しすぎている所為もあって、最近は、食材と云えばキャビアにフカヒレ、フォアグラ、トリュフ。アワビとツバメの巣に加えて伊勢エビと、どの料理店であっても同じパターンに陥りがち。本当に高級な食材はそう多くないと云うことだろう。それに金箔でものせねば設定金額に届かず負けてしまいそうで、何のために料理を注文をしているかも不明になってきている。一度くらい「時価」の高級すしか天ぷらの店で対戦してもいいかもしれない。
昨夜は、対戦場所となった料理店のテナント料も相当らしく、ホタテらを使っているとはいえ、1皿1万円のリゾットが出て来た。いくらなんでも値段に見合っているとは思えない。出演陣は好きだからこそ番組を観ているのだが、彼らからは「うまい」と「おいしい」くらいしかコメントもでないこともあるし、*1結果まで観ていたが、肩を叩かれる者さえ判れば料理などどうでも良くなっていたのも確か。
設定金額を上げることが、その他の要素を狭めてゆく。まさか10万円にまでは上げられまい。今後は岡村、有田とゲスト2人で料理店をまわる企画「かぶっちゃや〜よ」の回数を増やしていくのでは、と考える。

*1:今はクビになっている出川の妙なコメントを笑う出演陣だが、五十歩百歩だと思う。